2021年12月時点のPS5/XSXを含めた我が家のゲームプレイ環境をご紹介いたします。
全体構成
我が家の映像&サラウンド環境は下記仕様で整えています。
映像:4K HDR対応有機ELテレビ(60hz or 120hz)
サラウンド:12チャンネルドルビーアトモス
照明:Hue Play HDMI Sync Box +hue Light
使用機器
テレビ | LG 65C9P |
AVアンプ | Marantz SR8015 |
コントロールアンプ | LUXMAN C-800f |
パワーアンプ | ROTEL RB-1592SE×2台 |
フロントスピーカー | infinity IRS-EPSILON |
サラウンドスピーカー | infinity Kappa Rear |
サラウンドバックスピーカー | infinity Kappa Rear |
フロントハイトスピーカー | DALI Alteco C1 |
リアハイトスピーカー | DALI Alteco C1 |
トップミドルスピーカー | ONKYO D-22XM |
照明 | Hue Play HDMI Sync Box +hue Light |
それでは各機器、構成について一つずつ触れていきたいと思います。
ディスプレイ:LG 65C9P
まずテレビは65インチ4K120hz対応有機EL「LG 65C9P」を採用しています。
以前からLGの有機ELテレビを使っていましたが現在のC9Pを採用理由はHDMI2.1(4K120hz)に対応した事。特にPS5やXSXは4K120hz対応がフォーカスポイントの一つでしたから映像機器もここに合わせる必要があります。もちろんHDRもDolbyVisionまで対応。
C9PはHDMI4端子全てがHDMI2.1(フルバンド48Gbps)に対応しています。
PS5はAVアンプ経由で最大4K120hz出力、XSXは直接テレビに接続して4K120hz出力を実現。また有機EL&HDRによる美しい映像、ゲームモード含めた遅延の少なさ、XSXではVRRやALLMまで対応していますのでゲームをプレイする環境としては一定の条件をクリアできていると思います。
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AVアンプ:Marantz SR8015
AVアンプにはMarantzの11チャンネルAVアンプ「SR8015」を使用。
選定としては4K120hz信号を通せる事、そしてプリアウトも含めて13チャンネルサラウンドを実現できる事が条件となりました。現在はセンタースピーカーをなくし、地上はフロント、サラウンド、サラウンドバックの6チャンネル。天井はフロントハイト、トップミドル、リアハイトの6チャンネルの12チャンネルサラウンド環境を整えています。
次の写真は13チャンネル設定時のもの
実はPS5とXSX購入時はDENONの「AVR-X4700H」を使用していました。こちらも4K120hz対応で十分な能力があったんですが、音楽鑑賞と強さと11チャンネルアンプにグレードアップしたいという点で早々にSR8015に乗り換えた経緯があります。と言ってもAVR-X4700Hもとても良いAVアンプでしたしコスパでは絶対こっちの方が上だと思います。
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コントロールアンプ:LUXMAN C-800f
ピュアオーディオも楽しむ為、AVアンプラインとは別にコントロールアンプを使用しているのですが、ゲーム環境としてはAVアンプのプリアウトからコントロールアンプに接続する構成を組んでいます。C-800fは非常に素直で厚みもしっかり持った音を鳴らしてくれますのでメインとなるフロントサウンドの調整役と言った位置づけになります。
ピュア環境では音の全体像を司る司令塔として全幅の信頼を寄せているアンプです。
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パワーアンプ:ROTEL RB-1592SE ×2台
C-800fとフロントスピーカーを繋ぐパワーアンプにはROTELのRB-1592SEを2台使っています。
元々、前フロントスピーカーだったIRS-SIGMAを鳴らすために力量のあるパワーアンプが必要となりモノラルアンプ2台を一つの箱に収めたRB-1592SEを購入したんですが、更にスピーカーの能力を引き出すために2台目を購入してバイアンプ構成としていました。そして現フロントスピーカーのIRS-EPSILONは「バイアンプ駆動を必須」としている為、2台のパワーアンプで駆動させています。
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1つ目を入手した時はエッジがボロボロになっていましたので張り替えを行いました。
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PS5/XSXでの環境確認
以上の構成で現在の環境が作られていますが特にPS5とXSXでは色々出力確認なども行いました。特に4K120hz出力についてはPS5は問題ないもののXSXではAVアンプを通して出力できないという問題があり、AVアンプ経由ではなく直接テレビと繋いでサラウンドはeARCで戻して対応しています。
PS5 4K120hz出力情報
XSX 4K設定オールクリア情報
PS5、XSX、Switchにはスキンシールを貼って木目調な雰囲気を楽しんでいます。ちょっとした遊び心。
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出来る事は、出ている映像に合わせて部屋の照明がシンクロして演出を盛り上げてくれる事。
例えばピンク色のシーンでは照明がピンクに染まります。ご覧のシーンでは画面上はピンクに、画面下はドライアイスの白色になっている事がお分かりいただけると思います。
動き回るとリニアに照明が変化し、上下左右細やかに色が追随します。
この光の演出を一度体験してしまうと、もう光なしだと味気なく感じてしまいますし、正直60hzか120hzかという違いすら誤差に感じてきます。百聞は一見に如かずですので是非実際の映像をご覧ください。
他にもこちらの記事で多くの動画例を紹介していますのでご覧下さい。
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まとめ
サラウンド環境としては以前は13チャンネルでしたが、現在はセンターを廃した12チャンネル構成となっています。フロントが十分にパフォーマンスがあるためセンター無しの方が全体のバランスが高いと判断しました。サブウーファーも使っておりません。
スピーカーレイアウトは非常に合理的になっており、地上6チャンネル&天井6チャンネルが全てペアになる格好で配置されています。またリスニングポイントからはフロントとリアがほぼ同じ距離になるようにセットされており部屋のど真ん中でサラウンド体験できるようにしています。
フロントスピーカーの間隔は狭いんですがリスニングポイントとの正三角形を考えればバランスは悪くないと思います。
主な記事についてピックアップしましたが他にも関連記事が色々ありますので、もし興味あるテーマがあれば是非ご覧頂ければと思います。現在PS5、XSX以外にもNintendoSwitchなどもAVアンプ経由で出力しており、またピュアオーディオ環境はカクテルオーディオのX45をサーバー&プレイヤーとして楽しんでいます。
全体構成図
【1】4K120hz構成
【2】4K60hz&hue Sync Box構成