映像機器

LG 4K 有機ELテレビ 65C9P ~基本設定~

我が家に導入したLG OLED65C9P について今回は基本設定を見ていきたいと思います。

これまで使っていたOLED55B6Pは、結構購入時に細かな調整が必要でしたがC9Pではそこまで調整が要らない印象です。

まずSDRの映像モードは下記10種類あります。標準を多少調整しつつ、地デジなんかはシネマ1(明るい部屋向けの落ち着いた映像)あたりが悪くありません。シネマライクなのでやや暖色に振られますが気になるようだったら色合いだけ調整すると良い感じになります。

B6Pでは「フォト」というモードがあったんですが、C9Pではなくなっていて代わりに「テクニカラーエキスパート」が加わっています。シネマ2より更に落ち着いたモードですね。ちょっと癖が強い気もします。

HDR表示の際のモードはこちらの6種類。B6Pではたしか4種類しかなかったと思いますのでこちらも幅広くなっていますね。

基本的な画質調整はB6Pとあまり変わっていないので自分としては調整しやすいです。輝度、コントラスト、明るさで画面全体の引き締めを行い、色関係で微調整といった感じですね。今回は「AI映像」というものが加わっていてオンにすると全体的な調整をしてくれるので当面オンで試してみたいと思っています。

その他映像調整系もB6Pの頃と大体同じ感じで調整できますね。ノイズリダクション系は地デジこそ入れておけば良いと思いますが、それ以外ではあまり必要ないと思います。

今回「おっ」と思ったのはTrueMotionです。映像を滑らかにしてくれる機能ですがとにかくB6Pでは役に立たなかったんです。カクついたオリジナルのコマをヌルヌルにしてくれるモードですがB6Pでは逆に破綻したりしちゃってました。ところがC9Pではちょっと使い物になるレベルに進化してました。

例えば4K Blu-ray のガンダムサンダーボルト

冒頭の喫煙室の前をパイロットが横切るシーンで、このパイロットの動きがオリジナルはカクカク。TrueMotion弱だとチョイカク。強だとスーっと動く感じに補正されます。

基本は「切」か「弱」でしょうけど、アニメでは「強」にしておいてもいい出来です。B6Pの時はホントにガッカリでほぼオフにしてましたので、この辺は嬉しい進化ですね。それでも「ヌルッヌル」にしたい人から見ればまだまだ貧弱だと思います。

またゲームをプレイする時には「インスタントゲームレスポンス」をオンにしておくことで遅延を最小限に抑える事が出来るようです。デフォルトオンで良さげですね。HDMI Ultra HD ディープカラーも勿論オンで。

音声の設定では「ドルビーアトモス」「AIサウンド」などが加わっています。

特に「AIサウンド」はやばいです。いきなり包囲感が増します。スピーカーの位置が上下左右に1m広がった感じ。常時オンでいいと思います。オートサウンドチューニングを「低音ブースト」にするとかなり満足感のある迫力ある音になります。とはいえ、低音ブーストは裏目に出る事もあるので基本は標準でいいかな。という感じ。

音声認識サービスも加わっていて「Amazon Alexa」「Googleアシスタント」に対応しています。

Alexaはリモコンの「プライムボタン」を長押しすると画面右下にAlexaアイコンが出てきて音声を聞き取ってくれます。私の場合同じ部屋にAmazon Echoもありますのでそっちでいいじゃん。という感じですが、最初に「アレクサ!」と呼びかけなくてもいいのと、音声のほかに画面にも結果を表示してくれるので使いどころはあるかもしれません。

最近加わったモードで「ギャラリー」という面白いモードがあります。

これは絵画などを額縁に入れた状態で閲覧できるデモモードみたいなものですが、ここまでの画質だと文字通り「絵」になります。

普通に絵が飾られてる感じ・・・ですよね。テレビを壁掛けにしてる人にはちょっと面白いんじゃないでしょうか。

またリモコンのチャネルボタン「1~9」にショートカットを割り当てられるようになってます。例えば「2」長押しでAVアンプ。とか「3」長押しでYoutubeなどをセットしてくことが出来る機能です。これが意外と便利。

他は今までとあまり変わってない感じですね。

デバイスコネクターで外部機器との接続設定をする。なんてのはずっと変わってないインターフェイスですね。

アプリのインストールなども変わり映えなしです。

新しいところと言えばホームダッシュボードというものが加わっていて、接続状況などが確認できる画面が用意されました。あんまり使いませんけど。

B6Pでは、重い、テレビの画面も音声も消える、文字が大きすぎて情報量が少ない、と全く使い物にならなかった番組表ですが、ちょびっとだけマシになってます。起動が少し早くなり、テレビの音声だけは聴こえ続け、情報量も増えています。まぁ、ぎりぎり番組表としては使えるかなという印象。

4K放送と切り替えたり、USB接続のHDDに録画したりという機能はありますので、使い手はあるでしょう。

以上、ざっと基本機能周りを見てみました。

B6Pと比べれば大きな変化はないものの、大事なところがちゃんと進化してるのが好感持てます。TrueMotion、番組表といった不満点の改善、広がりのあるAIサウンド、発色、コントラストといった画質の良さなど着実に進歩している気がしました!

2021年モデルはこちら

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