AVアンプでのサラウンドアップミックス使い分け

サラウンド
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我が家のAVアンプ DENONのAVR-X4700Hでは幾つかアップミックスでサラウンド効果を楽しむことが出来ます。

主なアップミックス

アップミックスというのは例えば2チャンネルステレオのコンテンツを11チャンネルなどのスピーカーに振り分けてサラウンド効果を発揮してくれる機能で、単純に同じ音を分散する訳ではなくあたかも元々サラウンド収録だったかのようにセンターにはセンター要素を、ハイトにはハイト要素を解析して振り分けてくれる優れものの機能。

とは言っても元々ディスクリートで収録されている本来のサラウンドコンテンツと比べればその分離効果はあくまで疑似的です。

AVR-X4700Hで用意されている主なアップミックスサラウンドは下記3つ

・Auro-3D(Auro-Matic)
・DTS Neural:X
・Dolby Surround

もちろん他にもロックアリーナ、ジャズクラブなどのサラウンド効果もあるんですが脚色が強くなるので私はほとんど利用していません。それ以外には、ほぼ均等に音を割り振るマルチチャンネルステレオがあり、これはこれでサラウンド感ではなくて音を部屋中から出したい時に面白いですね。

事前セッティング

実は私が主に利用しているのはAuro-3DとNeural:Xの2択です。それもただオンにすればいいという訳ではなくてアンプ側で多少セッティングをしてやるのがベター。部屋によっても聴こえ方が変わりますからね。

Auro-Maticの効果についてはアンプ側の設定で決めておくことが出来るので効果度合いや傾向を変える事が出来ます。

また専用マイクで自動測定したAuddysseyでも細かくサラウンド感を設定する事が出来ます。一応マニュアルに「どういうコンテンツに最適」というガイドはあるんですが、実際に聴きながら好みのセットを選ぶ方が良いと思いました。

それぞれの特徴

さて、では2チャンネルステレオのライブ映像なんかを見ながら違いを比較してみます。

Auro-3D

Auro-3Dではボーカルがセンターに寄りすぎずフロントスピーカーにも一定量振り分けらる事により、センターからしか声が聞こえないといった極端なデザインにならずバランスよく聴こえます。もちろんセンターの割合は大きいんですが、この辺りはセンターの音量調整や細かなセッティングで傾向を変える事も出来ます。

センターの音量を絞りすぎるとボーカルが籠った音になります。センターの音質が気に入らない、バランスがどうしても悪い。という事であればセンタースピーカーを「オフ」にしてフロントに振り分けてしまう(=ファントム)方がバランスが取れます。

ただ、ファントムだと音の分離感はあまり楽しめないので私はセンター有り派です。

音の傾向としては音数が多くなくシンプルな輪郭になり、メリハリの利いた音ですね。

入出力状況を確認すると2チャンネル入力を11チャンネルに拡張して出力している事が分かります。

次にNeural:Xで聴いてみます。

Neural:X

Neural:Xに変えるとボーカルのセンタースピーカーの比重が高まり、センターとフロントスピーカーの分離感が高まります。音数も増え、華やかな音作りになる一方、ちょっとざわついたゴチャ感も出ます。

こちらも同じく11チャンネルに拡張して出力となります。

3つ目のDolbySurroundは上記2つに比べると特徴がやや薄く、上記2つでしっくりこなかった時に試すという感覚が良いと思いました。

Auro-Matic
ボーカルがフロントスピーカーにも分散してバランスの良い音になる
音数が少なくメリハリの利いたシンプルな音

Neural:X
ボーカルがセンターに寄り、フロントとの分離感が高まる
音数が多く華やかな音


DolbySurround
上記2つでしっくりこなかった時に試してみる

これらの音の傾向は好みというよりは、コンテンツに応じて使い分けるのが良いと思いました。

ドルビーデジタルコンテンツ

4K放送や動画配信サービスなどでは「ドルビーデジタル」で収録されているコンテンツもあります。

ちょうど先日4K放送でやっていたジャズ番組がドルビーデジタルでしたので聴いてみました。

ドルビーデジタルコンテンツの場合はサラウンドで「DD」が選べるようになります。

収録されている音源通りの5.1チャンネルで、さすがにサラウンド感が高いですね。

そして、この5.1チャンネルをAuro-3DやNeural:Xで更にアップミックスを掛ける事も出来ます。こんな感じでDD+Neural:Xといった表示になります。

元の入力がDDであることが分かると思います。このような場合はアップミックスするとDD+Neural:Xというような複合型になるという事ですね。

アップミックスする事でサラウンドバック、ハイトスピーカーにも音が分散され、例えば拍手がハイトスピーカーからも鳴る事でライブハウスの包囲感の雰囲気が高まります。

ただ、サラウンドスピーカーに配置されていた音がやや薄まってしまいアップミックスで散ってしまっているような感じもしました。リスニングポイントで聴くのであればオリジナルのドルビーデジタルで聴いた方が収録されている音源の正しい聴き方ができて、サラウンドスピーカーもしっかり効く印象です。

もちろんアップミックスで包囲感を高めるか好みで使い分けで良いと思います。

まとめ

私の場合は2チャンネルステレオコンテンツは基本的に全てアップミックスで聴いています。

昔のAVアンプのサラウンド効果は単にエフェクトを掛けるだけだったので、音にリバーブが付いたり、スピーカーが分かれるだけで音の純度は明らかに下がっていました。

でも今のAVアンプのアップミックスは全く異なります。とても自然に各スピーカーに役割を振り、音自体の粒立ちも良くなり、立体感、分離感も高まります。逆にステレオコンテンツをステレオのまま聴くと何とも味気ない平坦な音になりますので、この手のAVアンプはアップミックスありきで考えた方がいいでしょうね。

Auro-3DもNeural:Xもそれぞれ個性が合って甲乙つけがたく、事前セッティングだけおよそ万能型にしておいてあとはコンテンツごとに切り替えて使うのが最適だと思います。

またDD収録など最初からサラウンド収録されているコンテンツはまずはそのオリジナルサラウンド設定で聴いてみる事がお勧めです。その上でアップミックスに切り替えてみて良くなるかどうか?試してみると良いと思います。私の感覚では音像がやや曖昧になり、包囲感は増す。という印象でした。

ドルビーアトモスやAuro-3D収録コンテンツはもちろんそのままのイマーシブサウンドで聴くのが最高ですね!

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