AVアンプ/サラウンド

DENON AVR-X4700H 購入レビュー

DENONのAVアンプ「AVR-X4700H」を購入しました。目的は4K120p対応(ずばり、PS5に対応させるため)です。導入まで結構悩みましたのでポイントと開封・設置までを紹介したいと思います。

検討条件

私が今使用しているAVアンプはパイオニアのSC-LX59です。

昔はAVアンプもフラグシップ系を利用していたんですが、フロント2チャンネルを外部アンプに逃がすようになってから、サラウンド目的としてはミドルレンジでいいかな?とSC-LX59に落ち着いた状態です。

2015年発売モデルで結構年数は経ちますが、4K60p/ドルビーアトモス&DTS:X/ARC/DSD5.6MHz対応DAC搭載と、今でも超一線級に戦えるスペックです。というか、今発売されているゲーム機、UHD BDなどを楽しむのに十分な性能を持っていますので、買い替える理由もなかったんですよね。

今回買い替え検討が始まった大きな理由は「HDMI2.1対応」です。PS5やXBOX SXが4K120p及びHDMI2.1の機能であるALLMやVRRに対応してくるという情報がありましたので、先行してテレビも対応モデル(LG 65C9P)に買い替えていました。

テレビ側が対応できたのでXBOX One XではHDMI2.1の一部機能であるVRRやALLMをオンにして利用しています。しかし、AVアンプ側は対応していないのでXBOX One Xをテレビに直接接続し、ARCでアンプに音声を戻す運用となっており、音が若干遅延します。更に今後PS5やXbox SXの導入を検討するならAVアンプ側もHDMI2.1フル対応じゃないと運用出来ないなと思ったわけです。

選択肢

HDMI2.1&4K120pへの対応を謳ったAVアンプは2020年モデルでようやく出てきました。我が家で必要な要件は9チャンネルアンプ+フロントプリアウトが付いた11チャンネル対応アンプです。10万円以下の入門モデルではフロントプリアウトも出来ませんし11チャンネルまで対応できないので、ミドルレンジのモデルとしてDENONのAVR-X4700HとMarantzのSR6015を選択しとして注目しました。

基本的な機能はほぼ一緒。
・9chアンプ搭載/11.2chプリアウト(スピーカーアサイン可能)
・HDMI2.1機能網羅(8K60p/4K120p/ALLM/VRR/QMS/QFT/eARC)
・ドルビーアトモス/DTS:X
・IMAX Enhanced
・どちらも8K60p/4K120p入力はあるが「1端子しかない」
 →PS5/Xbox SXの2台接続を考えると入力は2端子欲しいんですが上位モデル含めて全て現状1端子モデルしか出ていません。

違いとしてはこんな感じ

●DENON AVR-X4700H

・出力125W/最大出力235W (SR6015よりやや大きい)
・Auro-3D対応
・低域が強くサラウンド重視
・フロントに大きなディスプレイがあり情報量も多い
・利便性重視のデザインでそんなに魅力は感じない
・定価18万円(SR6015よりやや高い)

●Marantz SR6015

・出力110W/最大出力220W(X4700Hよりやや小さい)
・Auro-3D非対応
・フロントには小さな円形のディスプレイがあるだけで情報は必要最低限(スマホアプリで確認出来るからいいよね?感)
・個人的にデザインが好き。円形ディスプレイもおしゃれ。ごちゃごちゃしてない。
・定価148,000円(X4700Hより安い)

正直、出力やAuro-3D対応などは自分の要件としては誤差といってよく、デザインもMarantzの方がおしゃれでカッコイイし、値段もMarantzの方が安い。という事で、Marantzで十分!と思いました。更に、実は調べ始めた時は、AVR-X4700Hは価格.comで13.8万円で売ってたんです。ところが、いざ買おうと思ったら15.5万円まで値上がりしちゃってて、この心理的抵抗感も大きかったです。一方Marantzは変わらず12.5万円くらいなのでいつでもサクっと判断できます。何より3万円の差は大きいですよね、

では音自体の評価はどうか?というと、ネット情報では、映画やゲームのサラウンド利用としてはDENONは肉厚で低域の響きもある。Marantzは2chの音楽再生が優れているが、音が細くて物足りない。という評価が多かったんですよね。我が家は2chの音楽再生にAVアンプを通さないので、映画・ゲームのサラウンド重視と考えるとマッチするのはDENONになります。

悩みに悩んで「買って音に不満があったら取り返しがつかない」ので、ここは多少割高になってしまったけどAVR-X4700Hで決まり!にしました。仮にMarantzの音が良かったとしても「DENONはもっと良かったんだろうか?」と思い続けるのは嫌だったんです。

到着~開封

悩みに悩んでMarantzに後ろ髪を引かれながらも選んだDENONですが、到着してみるともうそんな事はすっかり忘れてワクワクしかありません。


箱の上部に記載されたロゴの嵐。まさに現時点の全部入り!

いざ開封。毎回購入記事を書く度に言ってます。ワクワクの頂点はここです。

スピーカーのオート設定用のマイクと紙でできたスタンドが入っていました。普通の三脚で立てられるので紙のスタンドを使う事はないかな。

サラウンドで沢山のスピーカーケーブルを挿すことになるので、間違わないように巻き付けるシールが付いてました。これは親切ですね!既にうちは自前でテープを巻いちゃってるのでこれまた使わないんですが。

その次のワクワクはここですかねー。本体の保護シートを外す瞬間(笑)

どーん!AVアンプとしてはやっぱり普通な感じですね。悪く言えばつまらないデザイン。良く言えば安心の王道デザイン。

フロントパネルを開けた状態。そんなにボタン数は多くないですね。パイオニアの方が色々あった気が。

背面デザイン。プリアウトが豊富なので端子の数が多いですね。下位モデルはこのあたりがごそっとありません。

SC-LX59との外観比較

パイオニアとDENONは正面のデザインがとても似てるんですよね。ちょっとDENONの方がスマートかな?

横から見ると大きさの違いがはっきり分かります。パイオニア・・・デカイ。

SC-LX59の奥行き44.1cm。AVR-X4700Hは38.9cmです。ちなみにMarantz SR6015は39.8cmなのでDENONはとてもコンパクトですね。

高さもDENONの方が低いんですよね。SC-LX59は18.5cm。AVR-X4700Hは16.7cm

箱が小さい分内容物(基盤類)も少ないのかな?と思いましたが、パイオニアが割と空間の余裕があるのに対して、DENONは天板ギリギリまでもりもりに基盤類が積まれてましたので、そんなに違いはない気がします。


DENONの天板から覗く基板類

背面です。入出力端子の数は意外にもDENON(上段)の方が多いですね。スピーカー端子が完全横並びなのもパイオニアデザインよりも使いやすいと思います。まぁ、うちは基本バナナプラグなのでどっちでもそんなに変わりませんが。


リモコンです。左がパイオニア。右がDENON。どっちもそんなにカッコイイものではないですね。普通。

設置&音出し

そして、AVアンプをラックにセッティング!AVアンプはとにかく挿すケーブルが多くて大変なんですが何とか設置完了して電源オン!これが最後の感動の瞬間ですかね~。

接続されたスピーカーを自動で認識するので、それぞれ役割を確認していきます。問題なくフロントプリアウトで11チャンネル使用が出来ました。

各計測も終わり、あとは手作業で微調整。マイクの位置によってこの辺り多少ズレるので自分の納得のいく数値にアレンジします。

クロスオーバー周波数なんかも自動計測でセットしてくれるのでこの辺りは一旦自動に任せちゃえば楽ですね。

まずはUHD BDのラ・ラ・ランドでドルビーアトモスのチェック。うん。ちゃんと自動判定して切り替わってくれました。これでようやく一安心。ですかね~。アトモス再生が出来てればあとは大体大丈夫なので。

今後の為に、8K/4K120p入力のソース名を「PlayStation 5」に替えました。まだ発売していないので実際にはPS4 Proを接続しています(笑)PS4でAuro-3Dを試してみるといった贅沢なような意味がないような設定もOK。でもちゃんとサラウンド感は変わるので、あとは好みで選べば良さそうですね。

アトモスやDTS:Xはソース次第で固定で使う事になりますが、それ以外のソースについて色々切り替えてみましたところ、ほとんどのソースでDTS Neural:Xにアップミックスして11チャンネルで楽しむのが一番良さそうという結論に至りました。GameをするときもGameモードではなく、Neural:Xの方がしっくりきます。これまで使っていたSC-LX59に比べて確かに低音の響きが大きいですね。これがDENON流といった感じでしょうか。さすがです。

またXbox One X を接続してAVアンプ経由でVRR、ALLMが動作することも確認しました。それも8K/4K120p専用端子でなく、普通のHDMI入力端子で挙動してくれました。これで遅延なくVRR/ALLM機能を楽しめます!

もちろんXbox One Xでも ドルビーアトモスを自動判別してくれます。

ちなみに、DENONのスマホコントロールアプリでも各種操作が出来るんですが、入力ソースの状況と出力状況の両方が同時に表示されるのはとても便利だと思います!

ソースの切り替えもスマホで楽々。こんな感じで各入力ソースの名称を変更してみました。

Amazon Primeの5.1ch作品なんかもARCでAVアンプに戻してサラウンドを楽しむのがいいですね。Prime VideoからはDolby Audio-DD+で戻ってきています。それをNeural:Xでアップミックスして11チャンネルで楽しむ。みたいな設定が良いと思います。

ハイトスピーカーの設置、サラウンド設定など色々検証した記事も是非ご覧ください。

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