AVアンプ/サラウンド

【解説】AVR-X4700H 自動測定(Audyssey)の実施方法

DENON AVR-X4700Hには、付属のマイクでスピーカーの設定を自動で行うAudesseyという自動測定機能が付いています。購入時に一度セットしているんですがその後イネーブルドスピーカーをハイトスピーカーに変えたりと機器の入れ替えも行いましたので、久々に測定をやり直してみました。

Audyssey測定の流れ

まずAVアンプのメニューから「Audysseyセットアップ」を選択します。

ここでアンプの割り当て(どのアサインでスピーカーをセットアップするか)を確認

次にチャンネルセレクトで測定対象となるスピーカーを判断します。サブウーハーは使用しませんのでスキップ。その他は全て測定対象としました。

次に付属の測定マイクを三脚にセットします。なければ厚紙で出来たスタンドで対応できます。

耳の高さにくるように調整してリスニングポイントにセットします。

こんな感じですね。マイクは天井を向きますがこれで正解です。

マイクのケーブルはAVアンプのSETUP MIC端子へ。この端子本当にこの自動測定の時にしか使いません(笑)

準備が出来たら測定を開始していきます。11個のスピーカーから一つずつ音が出て1分30秒くらいで測定が終わるんですが、これを8か所で行う必要があります。

最初の測定位置はここ。ソファの中心です。三脚の移動とか高さを変えたりとかでなんだかんだ20分くらい掛かる作業ですね。

Audyssey測定結果

8か所全ての測定が完了すると結果が表示されます。ここでもうマイクは取り外して片づけてしまって問題ありません。

これでAudyssey測定をした時にしか利用できない「MultEQ XT32」「Dynamic EQ」「Dynamic Volume」がオンになります。映画などで細かい調整をしたい場合はAudyssey測定必須ですね。

測定されたスピーカー距離です。左右で若干違いが出てますがこれはマイクの設置ズレもあると思います。逆にそこそこ正確な場所で設置できた感じですね。フロントとセンターはフラットに並べているのでリスニングポイントからは近いはずのセンターの方が遠いのが気になります。いずれにせよ実際の測定マイクの誤差があるのでここは実際に計った距離も踏まえて微調整しても良いと思います。

次は各スピーカーの音量調整。フロントだけ別のアンプにプリ出力しているので大きくギャップが出ていますがあとは距離の遠いハイトスピーカーを強めにセットしてくれています。ハイトスピーカーだけDALIなのでスピーカーの違いもありそうですね。これも先ほどの距離のズレも影響していますので、改めてマニュアルでテストトーンを使ったり、実際のコンテンツを使って好みに微調整しても良いところです。

そしてクロスオーバー。意外なのはセンターとフロントハイトが60hzになっています。そんな周波数帯出ないんですけど・・・。60hzのところを引き上げるのと、サラウンドは自分の耳にも近いところなので120hzからフロントに振られるのは心許ないので少し下げるなど調整を行いました。

Audysseyによって利用できる設定

Audysseyメニューが開けるようになり、様々なイコライザー設定が可能です。といっても周波数帯をいじるのではなくプリセットされた様々なモードを選んでいく形。まずはオススメとなる標準設定で様子を見るのが良いと思います。

他にもAudysseyとは関係ないですがAuro-Matic 3Dの設定などもメニューから出来ますのでAuro-3Dモードを選ぶ方はこの辺りも触ってみると良いと思います。ドルビーやDTSの専用メニューはないのでAuro-3Dだけこういう調整が出来るのは面白いですね。

まとめ

Audysseyの設定を久々にやってみました。測定時は結構大きい音が鳴るのでやるなら昼間がいいと思います。夜中は厳禁です。

ざっとAudysseyで設定して気になるところだけマニュアルで微調整すればちょうど良いバランスのサラウンドが楽しめるようになると思います。でもフロント以外のサラウンド用スピーカーってサラウンド感を高めるためについついボリュームを高めに振りたくなりますよね。

AVR-X4700Hは映画やゲームなどを楽しむには非常にコスパに優れた良いAVアンプだと思います。

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購入時の紹介記事

マニュアルスピーカー設定について

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