【解説】AVアンプ AVR-X4700Hの各スピーカー設定について

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これまで使っていたイネーブルドスピーカーを止めてフロント&リアのハイトスピーカーに変えましたので改めてスピーカーのマニュアル設定を見直しました。

どんな設定が出来るのか他の方にも参考になるかもしれませんのでご紹介したいと思います!

1.まずはレイアウト構成

まずは幾つのスピーカーを何の役割で使うのか?を決めるところからです。

以前まで我が家の構成はこちらの状態でした。

・フロントスピーカー2台
・センタースピーカー1台
・サラウンドスピーカー2台
・サラウンドバックスピーカー2台
・フロントドルビー(イネーブルド)スピーカー2台
・バックドルビー(イネーブルド)スピーカー2台

サブウーファーは使わない構成です。

そして今回イネーブルドスピーカーを取り外して、ハイトスピーカーを導入しましたので次の構成になりました。

・フロントスピーカー2台
・センタースピーカー1台
・サラウンドスピーカー2台
・サラウンドバックスピーカー2台
・フロントハイトスピーカー2台
・リアハイトスピーカー2台

同じくサブウーファーは使用しません。

次に各スピーカーのサイズを指定します。

各スピーカーで「大」か「小」かを決めるんですが、これは単純に相対的な大きさで決めても良いと思いますが、後々低音の受け持ち方が変わってきますので性能も意識して決めておきたいところ。ここでサブウーファー「無し」を選ぶ事でウーファーのないレイアウト絵になります。

2.次にスピーカーの距離と音量レベル

さぁ、スピーカーの配置と大きさがセット出来たら、次は視聴位置から各スピーカーまでの距離をセットします。単位やステップを自分で設定しやすいように決めて実際に計りながらセットしていきましょう。正直視聴位置なんて厳密には毎回ズレるので理想的な位置に座ったとしたら?で明らかに左右の距離が違わない限りは左右で揃えておくのが無難です。

フロントスピーカーは視聴位置から左右均等に配置していて三角形を作り、その垂線にセンタースピーカーが来ますので若干短くなります。我が家の場合は設置環境上サラウンドスピーカーの距離が短くなり、また残念ながら左右の距離が少し違います。視聴位置のほぼ真横(若干だけ後ろで角度を付けて)で設置しています。

そして2ページ目はサラウンドバックとハイトスピーカー

サラウンドバックは出来る限り同じ距離になるようにセットしましたが若干設置環境が違う為苦労しました。気持ち左の方が遠いんですが視聴位置のズレ範囲ないかな?と同距離でセットしています。

フロントハイトは天井付近の設置なので一番遠くフロントスピーカーより約1m離れています。リアハイトも同様にサラウンドバックより50cm離れているという構成ですね。

距離が決まればそこからどう聴こえるか音量の微調整を行います。

我が家ではフロントスピーカーだけ外部アンプにプリ出力していますのでそちらのアンプとの音量調整を行います。まずは実際にテストトーンを聴きながら同レベルの音量になるように調整します。

フロントだけ極端に音量を上げているのは外部アンプを経由している事と能率などの兼ね合いでこのくらい差をつけてようやく帳尻が合う感じです。もちろん外部アンプの音量レベルをもっと上げてやればいいんですがここは視聴しながらベストなところを探っています。

テストトーンでざっと調整が終わったら試しに、映画などの作品を実際に観て確認します。やっぱりテストトーンと実際のコンテンツでは印象が大きく変わってきます。特にハイトは音が遠い(他のスピーカーにマスクされる)のと、サラウンドバックは完全に後方なので結構強調してやってようやく存在感が出てきます。

とはいえ、効果音がそのスピーカーに振られた場合に極端な音の出方になる事もありますし、作品ごとにここをいじるのは大変なのである程度妥協できるバランスでセットするのが良いですね。上記写真も完成形ではなくてここから色んな作品を体験しつつ、モアベターなレベルに追い込んでいきます。

さぁ、スピーカーを配置し、距離を測り、音量も調整したら最後はクロスオーバーの微調整です。

3.最後にクロスオーバー設定

クロスオーバーとはどの程度の低音(周波数帯)になったらウーファーに任せるか?という事ですが、AVアンプの設定では先ほど「大」に設定したスピーカーはフルレンジ出力(十分な低域再生能力があると判断)になり、「小」に設定したスピーカーは「一定の周波数帯より低くなる場合サブウーファーに振る」という調整になります。

このサブウーファーに振る。という時にフロントスピーカーが「大」の場合はフロントスピーカーにも振られるようです。私の場合は、サブウーファーを置いていませんので該当する場合は全部フロントスピーカーに振られるという事になりますね。

そんな事したら同じ音なのに後ろの音が前から鳴ったりするのでは?と思われると思いますが、確かにそれは当たっていて本当であればそんな分離はすべきじゃないと思います。

でも小型のスピーカーは低音の再生能力が弱く対応しきれない低音はウーファー能力の高いスピーカーに逃がすしかありません。そして都合のいいことに本当に低い音は指向性が弱く、響くタイプの音なので場所が多少違っても気にならない(むしろサラウンド感全体を支える音になる)という事です。

とはいえ、逆説的になりますが理想で言えば全てのスピーカーで低域再生能力が高く、全部個々のスピーカーで鳴らすに越したことはないと思います。

我が家の場合はフロントスピーカーはフルレンジ再生、それ以外のスピーカーは全て80hzで低域を手放す設定にしました。

というのも我が家のスピーカーはセンターは「70hz~」それ以外は「74hz~」となっているので70hzより低い音を任せる事はできません。クロスオーバー周波数の設定では80hzくらいで逃がすので丁度いいかなと思います。(いずれにせよ80hzの一つ下の設定は60hzだったので80hzしか選択肢はないんですが)

我が家の場合、全ての低域を受け持つメインのフロントスピーカー infinity IRS-SIGMAの出力周波数は「30hz~」となっていますので十分対応可能です。

実は大型スピーカーとしては「30hz~」というのはスペック上は大したことなくて、以前使っていたスピーカーには「20hz~」というものもありました。

ただ、この領域はもう可聴領域の限界でほとんどの作品でここまでの低域は収録されていません。それよりもクロスオーバー範囲である80hz前後の音をどれだけ量感を持って響かせられるか?の方が重要です。

IRS-SIGMAは30cmのウーファーを積んでおり低域の沈み方、響かせ方がとても上手いスピーカーですので低域を十分任せられると思っています。

ちなみに、サブウーファー専用機として売られているものでも「30hz~」やもっと高い周波数帯しか出せないものも多くあります。そういった意味でもサブウーファーの請け負う仕事は「周波数帯」だけで見るのではなく、どんな音を出せるか?で判断した方が良いですね。

ちなみに我が家のフロントスピーカーは高域と低域で別のパワーアンプを使っており、それなりに分離して駆動させられると考えて中途半端なサブウーファーは採用していないんですが箱自体が分かれていた方が高域への影響が少なくなるというのも事実でしょうから、この辺りは各環境好みも含めて判断されると良いと思います。

さてAVアンプ側の設定に戻りますとLFE用ローパスフィルターという設定もあります。

こちらは先ほどの「どの周波数帯以下をウーファーに振るか」という設定の逆で、ウーファーで「上限どの周波数帯まで賄うか?」です。つまり「90hz」にしていると「90hzより下の音はウーファーで受けますよ」という意味になります。

クロスオーバー設定を80hzにしたので、ローパスフィルターも80hzにしておくのが綺麗だと思いますがこんな形で一部重複させることも出来るようです。設定どおりなら80~90hzの音は両方から出るという事になりますが、ここは実際に聴きながら違和感がないか判断した方が良さそうですね。

先述の通り、我が家はサブウーファーを使っておらず、低域はフロントスピーカーで受け持たせる事にしていますがフロントスピーカーにはこのローパスフィルターは関係しないのでは?と想像しています(未検証です)。もし関係していたら?という仮定で念のため10hzだけ被せてセットしている次第です。

まとめ

実はここまでマニュアル設定しなくてもDENONの場合は、付属マイクを視聴位置にセットして自動測定&セットアップしてくれる「Audyssey」という機能が搭載されています。

この機能を使う事で、ここまで設定してきたことを全て自動でやってくれる他、Audyssey MultEQ XT32、Audyssey Dynamic EQ、Audyssey Dynamic Volume、Audyssey LFCといったサラウンド調整機能が有効になりますのでまず最初の1回はAudysseyを使った自動測定を行う事をお勧めします。

Audyssey測定方法についてはこちら

ただ自動設定だと明らかに距離が違ったり音量バランスも自分の理想とは違う形になる事も多いので、後で実際の音を聴きながらマニュアルで調整していくのが良いと思います。

今回は基本的なスピーカー設定だけをご紹介しましたが、これ以外に先ほど記載したようなイコライザー系の設定、レンジ調整などを行う事でより楽しみたいコンテンツに最適化されたセットアップが可能です。

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