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【レビュー】打鍵感が異次元の軽さ! VARMILO デイジー軸 電卓付きキーボード購入

1年ぶりにキーボードを買い替えました。打鍵感が異次元の軽さのVarmilo デイジー軸のキーボードです。

これまで使ってきたキーボード

これまで使っていた中で最も軽い打鍵感だったのはRealforce R2の静音30gモデル「R2SA-JP3-BK」でした。

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30gの押下圧がとにかく軽い。しかも静電容量無接点ならではの「コスコスコス・・・」というソフトな打ち心地が堪らなくて打鍵感は最高でした。ちょっと考え事しながら指をキーボードに置いてるだけで入力されてしまう軽さに始めはびっくり。さすがに30gは軽すぎたかな?とも思いましたがこれが慣れるとめちゃくちゃ心地いい。楽すぎる!気持ちよすぎる!最高だ!と感じて約2年ちょっと使う事になりました。

でも弱点がありました。濃いグレーのキーキャップに黒の文字印刷のモデルを選んでしまったが為に「少し暗いところでは全く文字が読めない」という事。ただの黒いキーキャップです。もちろん普段文字を打つのはブラインドなのでいいんですが、ちょっとダラっとして触りたい時とか子供たちも触る事を考えたらちょっと厳しい。

そこで気分を変えようと次に購入したのが「CORSAIR K55 RGB」です。お値段なんと5分の1。

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とにかくRealforceの静音は気に入っていたので次もなるべく静かなのがいいと探して行き当たりました。RGB対応でライトアップもキレイ。さすがコルセア。ゲーミングの入門機としてコスパの良いキーボードで、キーはメカニカルではなくメンブレンですが、それが静音に一役買っていた感じです。

ただ良くも悪くも普通のメンブレンなので長い文章を打っているとやや手が疲れてきます。4000字とかを超えてくると少し重くなってきて10000字を超えるとグッと疲れが増してくる。

やっぱり押下圧30gのRealforceに慣れた手には「普通のメンブレン」はもう重く感じるようになってしまっていたんですよね。まぁ繋ぎで買った安価なキーボードでもありましたのでここでK55 RGBを卒業する事にして、今度は「とにかく軽いキーボードを探して疲れ知らずな環境を手に入れるぞ!」とキーボード探しを始める事にしたのです。

新しいキーボードに求める条件

・打鍵感が軽い事(押下圧30gクラスの体感が欲しい)
・アクチュエーションポイント(作動点)は浅めがいい。ストロークはこだわらない
・静音に越した事はない
・サイズはTKL(80%)かフルサイズ。それよりコンパクトなものは我が家では選択外
・日本語配列(よほど良いものがあれば英語配列も可)

キーボード検討

まずはやっぱり基準となるのは「Realforce」です。

Realforce R3 静音&押下圧30g

忘れられない押下圧30gの心地よさ。店頭では for MACでしたが静音30gモデルの打鍵感を試してみます。

うーん。これこれ、このコスコス感!やっぱRealforceいいなぁ・・・。単に軽いだけじゃなくて何とも言えないソフトタッチなのが優しさを感じます。メンブレンのようにムニュっとしてない。

以前のR2では静音30gの黒は「文字が見えづらいモデル」しかなかったのに対し、最新のR3では黒も白も今風のカジュアルなデザインになって使い勝手が良さそう。しかもワイヤレスにも対応といい事尽くし。ただ静音30gは3.5万円級になっちゃったんですよね。値段上がりすぎ・・・。他で良いものがなければ買っちゃうか。とまずは候補のスタートにしました。

ちなみにRGBという選択肢もありますが、RGBは打鍵感が静音30gとは全然違ってやや重くてうるさいんですよね。ほどよい妥協点という気もしなくもないですが、この打鍵感ならもっと安いキーボードでも良い気がします。でもRealforce×RGBに魅力を感じる方もいるでしょうし高品質ゲーミングキーボードとしては抜群の安心感だと思います。

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NIZ 黒系配色 静電容量キーボード T-series 35g

そこでRealforceの対抗馬として狙いを付けたのは同じ「静電容量方式」でRealforceより安価で人気があるnizです。Realforceより安いだけでなく打鍵感はRealforceを超えると言う人もいるモデルです。押下圧は35gと僅かにRealforceより重いですが十分心地いいと想像できます。しかもワイヤレスでRGB付、独特の黒系配色もカッコイイ。

でも実機がどこにもなくて触り心地が試せない。正直、ネットでの評判を信じて買っちゃおうかな!と思ったんですが、唯一気になったのは「英語配列しかない」という事です。我が家では長らく日本語配列キーボードを使ってきたので英語配列は慣れが必要。デスクトップでこのキーボードしか使わないならすぐ慣れると思うんですけど、私、仕事では日本語配列のキーボードを使ってますし、家族にも英語配列への変更を強要する事になります。

何となく決断しきれずにいたので、他にもっと良いキーボードがなければNIZ行ってみようかな・・・と一旦保留にしました。

英語配列全然おっけー。むしろWelcomeと言う人にはnizはかなりオススメできるんじゃないでしょうか。テンキーレスサイズも魅力的。

HHKB 日本語配列

静電容量方式の代表格と言えば、他にはやっぱりHHKB。Realforceと双璧をなす静電容量方式のキーボードですが一部日本語配列があるもののコンパクトデザインなのでカーソルキーの位置など家族には馴染めないだろうなぁと躊躇。普通のテンキーレス(80%モデル)があれば断然候補に入ったんですが、60%レベルは我が家ではちょっと使いづらい。

そして更にHHKBもRealforce並みに高い。触れないまま決めつけるのも良くないですが、我が家の場合はこの値段ならRealforceを選ぶかなと思いました。でも、人によっては「HHKBこそ至高」と評価されているキーボードで品質の高さは折り紙付きです。

HHKB
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サンワサプライ 静電容量無接点キーボード 400-SKB060

ここまで静電容量無接点キーボードを探してきましたがそのハイコスパモデルとして見つけたのがこちら。サンワサプライの400-SKB060です。

なんとお値段約1.5万円という安さ。それでいて静電容量無接点方式なんですから文句ないですよね。ネットでも打鍵感が最高という評価があり、そして完璧な日本語配列フルサイズ。デザインは安っぽいという人もいるようですが、十分おしゃれだと思います。RGBもいい感じ。ワイヤレスじゃないという違いはありますがほぼ完璧なキーボードじゃないかと思いました。

ネットでは「耐久性に難あり」という評価も見かけましたが、最近のモデルは改善版との事で耐久性もそこまで不安視しなくても良いのでは?と感じました。

もうこれで決まりだ!と思ってWebストアでカートに入れるところまで行きましたが、店頭に実機がなく実際に触っていない事だけが気になる。でも他に気になるものがなければこれ行っちゃおうかなと思いました。

静電容量無接点方式×静音軽快×リーズナブルの3つが揃ったキーボードです。

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メカニカルキーボードもチェック

ここまで「静音」「軽いキータッチ」という事でRealforceを基準に静電容量方式を調べてきましたが、メカニカル系も最近は色々出てきているので店頭で色々見てみる事にしました。

まずはオーソドックスな黒軸、赤軸、茶軸、青軸での打鍵感比較です。古くからこの辺りは触った事もありますので今更という感じではありますが、改めて真剣に購入を意識しながら触り比べてみると私の今回の要件には間違いなく「赤軸」が適しています。青軸のザ・メカニカルといったクリック感は堪らないものがありますが、この4つのうち最も軽快な「赤軸」が現実的な選択肢だろうなと思います。

ただ「赤軸」といえどメカニカルなのでRealforceの静音と比べれば断然音が大きい。

そこで出てくるのが「静音赤軸(ピンク軸)」。これは本当に静か。今のキーボードを買う時にも「静音赤軸は侮れない!」と候補に入れていたメカニカル軸です。

改めてリーズナブルなFILCOの静音赤軸を触ってみましたが、音の静かさも打鍵感も静音Realforceにとても近くて好感触。

ああ、いいな静音赤軸、しかもFILCOなら1万円そこそこで買えてしまう。デザインは面白みのない普通のキーボードですが、得られるメリットと価格のバランスで言えばピカイチです。

黒のデザインがやや安っぽいので、FILCOなら白もありかなと思いました。これは買ってもいいキーボードとして最有力にしておきました。

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ただ「赤軸」と比べると「静音赤軸」は僅かに重い。赤軸のカチっという打鍵感覚に対して静音赤軸はソフトな重みがあります。軽いキーボードが欲しいと探し始めた目的から考えると押下圧30gのRealforceよりやや劣っているチョイスをどう見るか。というところで決断を保留。

他にもARCHISSなんかも人気ありますよね。Maestroシリーズは良い感触でしたが突出した良さを感じるものでもありませんでした。

アーキス(Archiss)
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その後も手当たり次第に色々メカニカルキーボードは触ってみました。ゲーミング目的であれば「銀軸」もいいなと思いましたが、結局軽さの「赤軸」かほぼ軽さが変わらず静かな「静音赤軸」がいいなとメカニカルであればこの2択に絞られてくる感じです。

そして次にたまたま見つけたのが「APEX PRO」いわゆるメカニカル軸とは少し打鍵感が違っていて、比較的静かで軽い。オムニポイントと呼ばれるアクチュエーションポイントを自由に切り替えて設定できるため、非常に浅い位置でも作動させる事ができます。非常にバランスが良くて打鍵感もいい。自分がゲーマーなら間違いなくこれを選んじゃうな!と思いました。

そしてこれを買うならテンキーがない「APEX PRO TKL」がバランスが良さそうでいいなと思いました。うちの奥さんは「テンキー必須!」って言ってるんですが、テンキーレスモデルで別のテンキー置いた方がマウスとの距離が離れすぎずで良いですよね。

他にもsteelseriesのキーボードはどれも打鍵感が軽めで面白いなと感じました。APEX PROに初めて触った驚きはもうなくなっていましたがどれも打鍵感は心地良いと思います。

またゲーミングという観点ではLogicoolで評判の良いG913も触ってみましたが、ちょっと薄いストロークのキーボードは今回の私のニーズには合いませんでした。薄型メカニカルというのは新しい打鍵感ですし、ゲーミングにも最適だと思います。

メカニカル×静電容量というハイブリッドキーボード VARMILO

そして結果購入する事になったのがVARMILOです。

まずVARMILOにも普通のメカニカルが用意されていてここでも「静音赤軸」はやっぱり静か。「赤軸」よりやや重めとは言っても、Realforce 30gと比べてそこまで重さは感じません。これだけ静かなら十分候補に入ります。

そして、VARMILOの個性と言えば「静電容量の無接点スイッチにメカニカルの構造」を持った「メカニカル静電容量スイッチ」です。

メカニカル特有の打鍵感を持ちつつ静電容量による無限の耐久性を誇るいいとこどりのキーボード。悪く言えば「実態はメカニカルのなんちゃって静電容量」なんて言われる事もありますがこの唯一無二性は結構凄い。

VARMILOの「メカニカル静電容量スイッチ」では、いわゆる一般的なメカニカル軸の「黒」「赤」「茶」「青」「銀」などとは違って、「ローズ」「さくら」「デイジー」と独特な軸名が付いています。比較してみるとローズはやや重く、さくらは軽快。

特に軽くてバランスがいいと感じたのは「さくら軸」。メカニカルの「赤軸」と同じ45gの押下圧ですが「赤軸」より更に軽い。Realforceのスコスコ感とは違ってサクサクサクサク・・・といった打鍵感が気持ちいい。もう打鍵感ではメカニカル「赤軸」より断然メカニカル静電容量「さくら」だなー!と感じました。個人的な評価としては「赤軸」の完全上位互換が「さくら」です。

そして、そんな「赤軸」上位互換の「さくら」の印象すら完全に吹き飛ばすくらい異常な打鍵感なのが「デイジー軸」です。

「デイジー軸」は押下圧は35gとされているのでRealforceの30gより重いはずなんですが、体感上は明らかにデイジーの方が軽いんです!いや軽いなんてもんじゃない。こんな軽い打鍵感は味わったことがないレベル。

重さの順位を付けるなら

静音赤軸>赤軸>さくら軸=Realforce静音30g>>>>>>>デイジー軸

といったイメージです。デイジーだけが別格。

もう触れた時の重さというストレスが皆無。一度デイジーを触ってしまうと「さくら」ですら重く感じますし、Realforce30gすらモッサリとした重さを感じてしまうレベルです。

普通のメカニカルは「カチャカチャカチャ」、Realforceは「スコスコスコ」、さくらは「サクサクサク」、デイジーは「カラカラカラ」といったイメージ。もう中身が何もないプラスチックを空打ちしてるんじゃないかと思う軽快さです。

使いやすいかどうか?で言えばこれはもう「さくら」だと思います。軽さ、心地よさ、のバランスが秀逸。人に勧めるなら「さくら」を一押しします。でも心奪われるのは「デイジー」です。これは機能性云々ではなく、惚れるか惚れないか。そして惚れたら他の何も見えなくなる軸。

そしてVARMILOは色味もかわいいのが多いですよね。先ほどのブルーと白のデザインもいい。見た目の個性もあり、RGBのようにギラギラしたゲーミング感もなく、そして打鍵感が異次元の軽さ。と購入意欲をそそられたんですが、我が家のブラウンと黒を基調とした落ち着いたデスク周りとはちょっと合わないかも・・・と思いました。

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そこで軸は「デイジー」と一旦決めつつ、VARMILOの中で別の意味で個性抜群のキーボードに目を付けました。

何と「電卓機能付き」です。

キーボードと電卓が一体化しており、黒の木目と炭色のキーキャップ。そしてそのキーキャップの文字がドット感のあるデザインになっているんです。これは面白い。特に電卓機能はめちゃくちゃ捗ると思います。私普段も計算したくなったらスマホの電卓を使うか、PC上でExcelを立ち上げて使う事が多かったんですが、キーボードが独立した電卓になるならかなり捗ります。

展示機は「ローズ軸」でやや重かったんですが、これの「デイジー軸」版なら全ての要素が揃います。店頭では「ローズ軸」「さくら軸」「デイジー軸」の3つ全てがあり、現実的に選ぶなら「さくら軸一択」だったんですが、どうしても「デイジー」の異次元の軽さに心を奪われてしまい、もう使い勝手のバランスよりもこの突き抜けた軽さで実運用してみたい!と衝動を抑えきれなくなりました。

いや、実はギリギリまで迷ったんです。「デイジー」は一瞬の気の迷いで惹かれてるけど、長い期間使う事を考えたら「さくら」だろう・・・。と。でも覚悟を決めました。どうせ買うなら「Realforce 30g」を超えるものじゃないと。と。

かくして、Realforceを基準としつつ、NIZ、HHKB、サンワ、FILCO、APEX PROなど順番に目移りしていきましたが、唯一「Realforceと比べても明らかに軽い!!」と断言出来てしまうVARMILOのデイジー軸に行ってみる事にしたのです。

VARMILO 静電容量デイジー軸 電卓キーボード を購入

VARMILOはパッケージもおしゃれですね。あ、ちなみにVARMILOは「アミロ」と読みます。初見じゃ読めないですね(笑)

製品の正式名称は「Varmilo 109 Calculator JIS keyboard」です。

全体外観はこんな感じ。おお。落ち着いてる。大人な感じ。

黒の木目、炭色のキーキャップに、なぜかドットフォントなキー文字、となかなかの個性を発揮しています。また価格の割にはガッチリしてて高級感を感じます。

そしてテンキー部分の「電卓」ここだけで独立した機能として使える訳です。

背面も同じく黒の木目で統一されています。四隅にゴムが付いていて滑らないようになってますね。

脚部分も先端がゴムになっていてしっかり固定されそうです。

背面にはUSBケーブルの接続端子が。形状は驚きの「mini USB Type-B」この端子久しぶりに見ましたよ。まだあったのか!でも着脱式なのでケーブル交換も出来ますし便利ですね。

他の付属品は「USBケーブル」と「キー引き抜き器具」だけ。シンプル。

そしてこれがデイジー軸です。普通のメカニカルと違って十字部分の周りにボックスのような囲いがありますね。これがあるおかげでキーのブレも少なく安定するようです。そして繰り返しになりますがとにかく軽い!軽すぎる!!

パソコンデスクに設置。フルサイズですが無駄な余白がないので比較的コンパクトに収まります。

右上のディスプレイは電卓含めて様々な情報が表示されます。

まずはNumLock状態。

この状態でキーをクリックするとそのキーの文字が表示されます。例えばBackSpaceキーだとこんな感じ。

普通のアルファベットキーだと次々こんな感じで入力している文字が表示されます。何の役に立つのかは不明ですが面白いですね(笑)

次に1度NumLockキーをクリックすると青く点灯。これ1分間に何回タイピングしたか?を記録してくれる面白ツールです。下段の「7」が今叩いているタイピング数。左上の「35」がひとつ前の1分間、「13」が2分前の1分間です。これが1分経つごとにスライドして記録されていくという事ですね。

そしてもう一度NumLockキーをクリックすると赤く点灯します。これが「電卓」モード。テンキー部分で数字、足し算、引き算、掛け算、割り算などが可能。PgDnキーが「AC」つまりリセット。PgUpキーが「数字削除」で1文字ずつ削除できます。

そして計算結果は「Fn」+「Enter」キーでPC上のアプリケーション(文字入力部)に貼り付ける事が出来ます。これめっちゃ便利!Enterキーにも小さく「Results(Fn+Enter)」と記載されています。

そして、このキーボードは白色LEDでバックライト点灯も可能です。「Fn」+「X」でオンオフ。「Fn」+カーソルの上下で明るさ変更。「Fn」+カーソル右で点滅表示に切り替えることが出来ます。RGBのようにカラフルな表現は出来ませんがこれはこれでオシャレだと思うんですよね。

慣れると神キーボード

さて、肝心なキーボードとしての使い心地ですが、さすがに設置した日は改めて「軽すぎる!!」という感想でした。ちょっとピーキーすぎる打鍵感に一瞬「これはやりすぎたかも・・・」と思いましたが、ちょっと使ってるうちに慣れてきました。

これは・・・気持ちいい・・・いくら叩いても疲れない。流れるように文字入力が進んでいくとはまさにこのことです。

この記事も1万文字くらい書いてますが全く手が疲れないんです。前のキーボードだと5000字を超えてくるとやや疲れが出ていたのでこの落差は凄い。人を選ぶキーボードだとは思いますが、これに慣れてしまうと今度は別のキーボードが重く感じちゃうと思います。ある意味最大の弱点かもしれません(笑)

また、音はカラカラカラカラとやや高めの音が鳴ります。うるさいと言えばうるさい。でも何となく心地よいカラカラ音でもあります。静音がいい!という人にはあまり向かないキーボードかもしれませんね。今回私も本当は「静音」も条件としていたんですが、むしろ今はこのカラカラ鳴る軽い音を楽しんでます。

改めて評価をまとめてみます。

とにかく打鍵感が軽快なものがいい!という人にはVARMILOの「デイジー軸」一択ですね。でも万人にはお勧めしません。絶対試し打ちしてから買った方が良いと思います。

そしてVARMILO「さくら軸」は試し打ちしなくても想像がつくレベルの軽さ。「赤軸」が分かる方であれば、あれよりもう少し軽快な感じ。と考えて頂ければと思います。

これ以外であれば私ならRealforce 30gに行っちゃう方が幸せかなぁと思います。特にスコスコスコというソフトな柔らかさが好きな方はいいですよね。HHKBやNIZも同タイプなので細かな違いで選んでも良いと思います。ゲーミングであればAPEX Proのオムニスイッチや普通のメカニカルなら銀軸系、あるいはLogicoolのG913のようなタイプを比較してもいいでしょうね。

他に、TTCのゴールデンピンク軸、Kailhのサイレントピンク軸が、音も静かでかなり軽快な軸のようです。想像の範囲ですが軽さを極めるなら「デイジー軸」ですが、同等の軽さで静かさも求めるならTTCやKailhは魅力的ですね。日本語配列では対応が見つかりませんでしたが英語配列で選ぶなら有力な選択肢になると思います。

いや、それにしてもデイジー軸は別格でした。ちょっと驚きの軽さです。そして今回選んだ「電卓付きキーボード」これまた実用性抜群の機能性でした。この組み合わせはなかなかの個性だと思います。


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