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マウスを新調してみた2016

モニターを4Kに変えたところ、マウスポインタの動きがモッサリになったのでマウスを買い換えました。

従来使っていたマウスは Microsoftの「Wireless Mobile Mouse 6000」です。
※使っていたカラーはブルー。

昔は割と大き目のマウスを使っていましたが、最近は専らモバイルサイズのマウスをデスクトップでも使用していました。ワイヤレスなので取り回しもよく、ほとんど不満を感じていなかったのですが、モニターを4Kにした途端モッサリ。元々ポインタ速度は最大で使っていたのでこれ以上上げる事が出来ません。

これは単純に解像度が縦横とも2倍になったので、逆にマウスのスピードが半分になった。という事ですね。このマウスは分解能が1000dpiなので4K解像度のモニターだと少し物足りない事が分かりました。分解能の高いマウスを使えば、少しポインタを動かしただけでカーソルを遠くまで動かすことが出来ます。

●新しいマウスの条件
ここは一つ、本格的なマウスにして素早い操作を取り戻そう!と思ったんですが、これが思いのほか見つけるのに苦労しました。

1.分解能は2000dpi以上
分解能で言えば2K→4K解像度になった訳ですから、単純に2倍の2000dpiクラス以上のものを探そうと思いました。分解能が低いとそれ以上の速度には出来ませんが、逆に高い分には設定で下げれば良いので出来るだけdpi数値が高い物を探します。

2.ボタンは5つ
次にゲームはやりませんからボタンは5つで十分。10個も20個も付いているゲーミングマウスは逆に使いづらい。

3.大きすぎないサイズ
大きさはこれまでモバイルサイズを使っていましたので、スモール~ミドルサイズで十分でした。逆に妻や子供も使いますから大型のマウスは不似合いです。

4.接続方式はワイヤレス
今もワイヤレスで使用していて、結構離れた場所から操作するようなこともありますからワイヤレスは必須です。

5.センサーはBuleLED以上
センサーは従来がBlueLEDでしたので、今回もBlueLEDか更に上位のLaserであれば良いと思いました。マウスパッドを使わず、テーブル以外でも使う事があるので少なくとも今更赤外線には戻れません。

●条件に合うマウスがほとんどない!
正直、1万円クラスのマウスとかに手を出せば容易にクリアできる条件だろう。と高を括っていたのですが、これが驚いたことにほとんど当てはまるマウスがないのです!!

例えばロジクールのトップモデルMX Masterなんかは1.3万円くらいするマウスです。でも、このクラスのマウスでも「1000dpi」の分解能しか持っていませんでした。

ゲーミング系でワイヤレス&2000dpi超えしているものもありますが、ボタンの数が多いまさしくゲーミングといった感じで我が家には合わず。

マイクロソフトに至っては高級機も含めて1000dpiばかりで、1200dpiのものが一つ見つかる程度。ロジクールとマイクロソフトは早々に脱落です。

ちなみに、高いdpiに対応しているマウスの多くはゲーミングマウスで、且つゲーミングマウスはその要求のシビアさ??からか、有線マウスの方が多いのです。ボタンの数が少なくて、シンプルなデザインで、ワイヤレスの高dpiマウス。これがあるようでないんですね・・・。

ゲーミングマウスの中でもシンプルなデザインのものとして、SteelSeriesのSenseiがありましたが、これは1.6万円とちょっと高い!ゲームをしない私がこの値段を出してまで買う価値があるか微妙なところです。プレートに置けば充電できる。という仕様は魅力なんですけどね。

一方で、意外にもエレコムには安い価格帯で条件に合うものがいくつかあったのですが、これはこれで今一つピンと来るものがありません。

●やっと見つけた条件に合うモデル
そんな中、さっきのエレコムのマウスと激似でありながら、デザイン的にちょっと持ちやすそうなマウスを見つけました。

Microsoftでもロジクールでもエレコムでもサンワサプライでも、あるいは数多あるゲーミング系でもなく「ナカバヤシ製」です(笑)

ベストではないまでも、今まで探した中でのモアベターだと感じたのがこのマウス。ボタン、デザイン、大きさ、センサー、ワイヤレス方式、全て条件に合っていて、且つ面白いのが分解能。

1600dpi固定か800~2400dpiの自動可変か選ぶことが出来ます。「自動可変」というのは手の動きに合わせてカーソルスピードを自動調整してくれて、ゆっくり動かせば少し動き、速く動かせば瞬時に遠くまでカーソルが移動する。というものです。

キャッチフレーズは「最適速度」「思い通りに動く」という事ですから興味が湧いてきます(笑)また、ボタンが静音化されていて静かだ。というのにも惹かれました。

分解能的には2000dpiでも少し心配だったので、この2400dpiまで自動で引き上げてくれるという機能には期待できます。ただ、この可変dpiが本当に思い通りに動いてくれるかが肝です。思った挙動にならなければ結局1600dpi固定にせざるを得なくなる可能性もありますが、そんなに高い物でもないので「よし、賭けてみよう!」とコレにしてみました。色は赤の雰囲気が良かったのでレッドをチョイス。

●使い心地は意外といい
とてもオーソドックスなデザインで、左側に「戻る」「進む」ボタンがあり、ホイールもカリカリせずサーっと回るタイプ。ホイール下にあるスイッチで分解能を「固定」か「自動」か切り替える事が出来ます。

実際に触ってみると、これがなかなか悪くありません。マットな質感といい、重さ加減といい、そして売りの一つである静音性。クリックボタンも左の戻る・進むボタンも、カチッカチッと鳴らずにポッと小さく鳴るだけ。これはソフトでいい感じです。何とも言えない心地よさ。

スピードも固定だと「遠くへの移動は快適だが細かい操作は速くなりすぎる」とか「細かい動きはいいが、瞬時に遠くまでカーソルを移動できない」というジレンマが生まれますが「自動可変」であれば何とも心地よいスピード感を味わえます。サッと動かすとあっという間に画面端までカーソルが移動しますし、ゆっくり動かすと速すぎず狙ったところをポイント出来る印象。なるほど、この可変分解能はなかなかやりおる。

更に電池の持ちも良いみたいで公称で電池交換目安が495日。1年半近くも交換せずにすむ楽さ!

正直1万円くらいの出費を覚悟してましたが、3,000円台で十分要求に合うマウスが見つかって良かったです。

だけど「ナカバヤシ」か・・・。事務グッズならまだしも、普通に調べてたら絶対買わないメーカーでしたね(笑)

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