3DSの立体で見えますよ!ってデモ動画でみせづらいですけど
NGPは説明しやすくってお得ですね。
前回、スペックだけ確認しましたが
もう少し踏み込んでNGPを見てみましょう。
●背面タッチパネルで何ができる?
4:20あたりから。
表ももちろんタッチパネルです。
iPhoneやDSでゲームした人はわかると思いますが
表のタッチパネルは自分の指が邪魔になる事が多いんですよね。
「俺の指、透明にならんかな」って思った事が何度もあります。
背面に操作だけの為のタッチセンサーを設定するってのは
ある種、地味で画期的だと思います。
表面のタッチとは真逆で、自分でどこを指してるか見えないのがデメリットですが
半透明のカーソルでも置いとけばおよそ解決できそうです。
とにかく操作で画面を邪魔しないので、色んなアイデアが出せると思います。
●ジャイロ機能で何ができる?
2:00あたりから。
モバイルでのジャイロの使い方はこれが正しいと思います。
ヘッドマウントとまではいきませんが、それに近い疑似表現ができますね。
あんまりこの機能を使うとウザイので、派手にドヤ顔で機能を盛り込むんじゃなくて
使いどころを見極めて「そっと」使ってほしいところ。
iPhoneユーザだって、加速度センサー使いまくったゲームは外では
恥ずかしくてできません。そこは察してくれると信じてます。
今はデモレベルなので「だからなに?」って感じですけど
これから、どうこの機能を有効に活用するか。が大事ですね。
さて、NGPの機能はさておき、もう一つ注目すべきは
3Gネットワークの料金です。
・「WiFiモデル」と「3G+WiFiモデル」の2種類提供する。
・3G使用は無料ではないと関係者が述べている。
ということから、当然回線料金がかかると思われますが
普通にこの値段が月額数千円とかだと誰も払わんと思うわけです。
iPadなんかも「WiFiのみ」と「3G+WiFi」の2種類出てましたが
「WiFiのみ」を買う人も結構多かった訳です。
iPadのように、情報端末として最新の情報を取得したり
メールやネットすることがコアな利用方法である端末ですらそうです。
まして、ただゲームをするだけの機械に、しかもその1台の為だけに
回線利用料を払うというのはかなりハードルが高いですよね。
例えば、兄弟で2台NGP買ったら、2回線契約が必要なのか?
普通の人は、家でネット回線持ってて、携帯料金も払ってる。
加えて、モバイルゲーム機毎に回線料金??
払う人がそんなにいるとは思えません。
WiFiモデルばかりが売れるようになる。
↓
「常時接続していることを活かした遊び方」ができる人が少なくなる。
↓
そんな機能を盛り込んでも売れないし、不公平感も生まれるので
メーカーとしては機能を有効に使えない。
↓
3G回線契約しててもメリットがないので、更に3G回線の人気がなくなる。
↓
NGPの「売り」が一つ死亡
って流れになりそうですね。
これを回避し、せっかくの機能やアイデアを活かすためには
ユーザにどうやって3G回線を保ってもらうか。です。
一つは価格ですね。例えば月額300円。
一つは契約体系ですね。例えば一度も利用しなかった月は0円。
あとは既存契約との連携ですね。例えば今の携帯契約と紐づけたオプション支払いになる。
など、より容易に、より安くしてあげることで
「仮に使わない月が続いても、ずっと契約したままでいいや」
とユーザに思わせられる可能性が高まります。
そして、使いたくなったときに、いつでも使える状態を保っていられれば
躊躇なく、自然に機能を使ってもらえることになります。
そういう意味では利用しなかった月に0円にしちゃうと
「このくらいの機能なら、使わないでおこう」ってネガティブな判断も
出ちゃうので、もう少し強制力働かせてもいいかもしれませんね。
但し、モンハンのような廃人クラスのゲームがある事を考えれば
キャリアからすると月額300円という低価格は難しいでしょう。
少なくとも、3G回線が高ければ
コアユーザは、WiFiモデルにしてWiMAXかポケットWiFiにすると思いますし
一般ユーザは、フリースポットくらいでしかWiFiを利用しません。
結局3G回線は契約されない。って事になりますのでそれは最悪です。
じゃ、どうすればいいのかって事ですが
このジレンマをクリアできないのであれば
最初から3Gを積むべきではありません。
いずれにしても、ここは慎重且つアグレッシブに考えて欲しいところです。