ピュアオーディオ

【レビュー】Cocktail Audio CA-X40&X45 (検討編)

Cocktail Audioのオールマイティネットワークプレイヤーを購入しましたのでレビューしたいと思います。

これまでの上流機器

本機導入まで使用していた上流機器について、ミュージックサーバーとしてDELA「HA-N1AH20/2」→USB DACとしてNorth Star Designの「Supremo」を使用していました。ここからコントロールアンプ LUXMAN C-800fにアナログで送り込んでいます。

DELA
純粋な音源ファイル格納場所として使用。私が使用していたのは内部構造が進化した第2世代機。音質はモニター調でややスッキリ目の音ですが癖がなくまさにサーバーとしてストイックに役割を果たしてくれました。

<導入時の記事はこちら

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Supremo
North Star DesignのフラグシップDACです。

とにかく「艶やかな音」を出してくれるので、ボーカルや弦楽器の甘さ、何もない空間に音を満たしてくれるタイプの表現力。まさに「美音」という表現が相応しいDACで、他のDACでは中々味わえない滑らかな音を奏でてくれました。

<導入時の記事はこちら>

North Star Design Supremo 導入

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基本的に音に不満はなく、我が家の音質はこの上流から作られていました。

なぜ買い替えを検討する事になったか?

音には不満はなかったんですが、AVアンプSR8015を購入した事をきっかけにHEOSを使ったDLNA再生が思ったより良かった事に驚いた。というのが一つあります。

DELA→Supremo→C-800f クリアで艶っぽい上質な音
DELA→SR8015→C-800f 肉厚で豊かに広がる音

なんと、USB DAC専門機能で50万円程するSupremoと、AVサラウンド機能、アンプ11チャンネル盛り盛りでDAC機能なんてごく一部に過ぎない38万円のSR8015で、傾向の違いはあれどその音質に圧倒的格差を感じられなかったのです。

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いや、もちろん結局Supremoの方が音は良いんですが、SR8015はやや輪郭は甘くなるものの、音作りが上手くて楽しく音楽を聴けるレベルでした。

理由1

Supremoの圧倒的優位性が揺らいだ

でも、それだけであれば「結局Supremoで聴けばいいじゃない」っていう事になりますよね。でもSupremoで聴くの面倒だなぁと感じる理由がありました。

それが起動時間です。DELAはサーバーなので起動に多少時間が掛かるのはいいんです。電源押してリスニングポイントに座って待てばよいので。厄介なのはSupremoの方でして、まず電源を入れると必ず「USB」ではなく初期設定の「CD」が選ばれているんです。初期設定の変更はできません。そして電源を入れてこの操作を受け付けるのに10秒くらいあって、これが地味にもどかしい。Supremoはリモコンもないので電源を入れて10秒待ち「USB」に切り替えてからリスニングポイントへ移動する手間が掛かります。

この面倒さで音楽鑑賞を躊躇する事があるのです。

次にDELAです。起動に時間が掛かるのは先述の通り許容範囲なんですが、それだけじゃなく音源を全て選べるようになるまで途方もない時間が掛かるんです。これは私の設定の問題なのかもしれませんが正直不便でした。スマホから音源を選ぼうにも、いつもお決まりの1割くらいの音源しか表示されず、時間と共に選べる音源が増えていく(読み込み続けてる?)という感じで、ひどいときは1時間くらい選べない音源も出てきます。これはSR8015で聴こうとも同じ事です。音源が格納されているのがDELAなので。

サーバーなんだから24時間電源入れておけよ!せめて音楽聴く数時間前に電源入れておけよ!みたいな感覚の方もいると思いますが、我が家はそれをしていないので毎回聴く時に電源投入なのです。

かくして、自由に色んな音楽を聴くという楽しみが出来なくなっていました。

理由2

音楽を聴くまでの動作と音源を自由に選べるようになる時間が掛かりすぎる

3つ目は対応音源です。

DELAもSupremoもDSD11.2Mhzの音源ファイルまで対応しているのですが、この2機種を組み合わせると何とDSD5.6Mhzまでしか聴くことが出来ません。

どっちに問題があるかというとSupremoでして、DELAからの11.2Mhz音源を受け取れない仕様なのです。私は以前PCからSupremoにファイルを送り込んでいましたがその場合は11.2Mhzも問題なく再生できます。ですから幾つか11.2Mhzのアルバムも持ってるんですよね。

でもこの構成になってから11.2MhzのDSDファイルは再生できなくなった為、該当音源は5.6Mhzにエンコードして聴いていました。でもなんか気持ち悪い。決して音の違いが明確に分かる訳ではないんですけど、それでも気持ち悪い。何か劣化させて聴いてるような気分になります。

理由3

DSD11.2Mhz再生が出来ない

最後に音楽を聴く習慣です。

上記のような理由もあり、純粋な音楽を楽しむ機会がやや減っていたんですが、更に輪をかけて助長したのがYoutubeの音楽再生の楽しさです。最近流行りのピアノを「弾いてみた」系の動画や、JAZZ演奏、ヒーリング系チャンネル、更にはオーディオクラスタな皆さんやオーディオ業界の皆さんがUPされる再生動画の中にめちゃくちゃ音質の良いものもある訳です。またBS4K放送のJAZZライブなんかも凄く心地良かったりします。

むしろYoutubeやテレビ放送の音を良い音で聴ける方が楽しいかも!と思うようになり、もっぱらテレビ(Youtube)→eARCでSR8015→C-800fというルートで音楽を聴くことが増えました。

テレビの?!Youtubeの?!eARCでAVアンプ経由で?!と言うと、もうオーディオファンの皆様からは叱られると思うんですが、本当に良音の音源ファイルを聴くのでなければ正直十分です。下手な録音の日本のポップス系なんかをハイレゾで聴くより断然心地良かったりします。

理由4

Youtubeや4K放送等で音楽を楽しむことが増えてしまった

という事で、ざっとまとめると「ピュアラインの音質が圧倒的と感じなくなり」「非常に面倒な待ち時間があり」「DSD11.2Mhzにも対応していない」状況から「Youtubeや4K放送が楽しい」と意識がシフトしてきてしまったという事になります。

とは言いつつこれまでコレクションしてきた好きな音源達を楽しみたいという思いは当然あります。ですから「待ち時間なく、全ての音源が再生でき」「ピュアラインとして十分な音質を保持する」環境を作りたいと思うようになりました。

Cocktail Audio のネットワークプレイヤーを選んだ理由

Cocktail Audioは以前から知っていましたが機会なく手を出していませんでした。ところが調べれば調べる程これはオールインワンとして手っ取り早いな!と感じるに至りました。

Cocktail AudioのX45とはシンプルに言えば「ミュージックサーバー」兼「ネットワークプレイヤー」兼「CDプレイヤー(リッピングも可能)」兼「USB DAC」です。

求める基本機能が充実

  • ミュージックサーバ機能からUSB DAC機能までを1台で賄える(挙動の安心感)
  • DSD11.2Mhz、384KHz/32bitまでしっかりサポート
  • ストレージを後から内蔵できる。(USBでの外付けではなくHDD/SSDをスロット挿入出来て運用が容易)
  • もちろんPCからネットワーク経由で音源をコピーする事も出来る
  • スマホから再生、各種操作ができる

更に好感触の付加価値

  • CDの再生、リッピングが出来る(PCやスマホ操作不要)
  • MQA-CDにも対応(X45)
  • リモコンが付いていて遠隔から操作できる
  • 本体に大型液晶が付いている事に加えHDMIでディスプレイに出力も出来る
  • Amazon Musicの再生もOK

もう見るからに便利そう。PCからストレージにファイルを放り込んで、電源を入れればコントロールアンプに音楽を送り込んでくれる。という事で、DELA+Supremoの機能を1台に盛り込み、更に色々な機能が付いているまさに万能型プレイヤー。メインでCDプレイヤーもなくなっていましたので地味にCDが聴けるのもありがたい。正直ここまで機能をぶち込んだ一体型プレイヤーはそう多くはないですよね。

このサーバー+プレイヤーというジャンルで言うとSONYのHAP-Z1ESなんかが人気がありましたが、機能面もストレージ量も対応音源も全てで上位互換って感じです。

但し、価格面ではDELA+Supremo(約63万円)と比べれば圧倒的に安価。積んでいるDACチップもESSのES9018K2Mとやや非力さを感じますし「音質」という側面では一抹の不安はあります。とはいえ、電源にはトロイダルトランスを採用していたり、それなりに追い込まれていると予想。このシリーズは音質的に悪い情報も見ないので期待してみる事にしました。

SR8015にも驚かされました事ですし、音は値段だけじゃないはず!(言い聞かせるタイプ)

そして実は紆余曲折が・・・

いざ・・・というところですがビックリの紆余曲折がありました。

なんと前モデルのCA-X40と後継現行モデルのX45を両方入手してしまったのです。こちらが先に入手したCA-X40

そして、その後 X45も入手

何という事でしょう。かくして我が家に新旧2台が並んでしまう事になりました。

でもこんな機会はまずないので先に入手したCA-X40をまず試しつつ、X45とも比較してみる事にしたのです。

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