ピュアオーディオ

DELA HA-N1AH20/2 導入 ~設置編~

前回は DELA HA-N1AH20/2 の導入検討をご紹介しましたが

DELA HA-N1AH20/2 導入 ~検討編~

我が家ではオーディオは基本的にPCオーディオとして楽しんできました。かつてはCDプレイヤーなども使っていましたが、ポータブル目的で大量に取り込んだ音源、利便性の高さ、ハイレゾ移行もありすっかりPC→U ...

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今回は実際に設置して聴いてみたレビューを行いたいと思います。

外観

DELAの外観は結構好きです。オーディオ機器としては華やかさはありませんが質感、重量感が良く、電源スイッチもオーディオ機器としてのクオリティを感じます。

やや上から見てみるとフロントパネルから天板のデザインもシンプルでいいですね。

背面は必要最低限のポート類が揃っています。左端にあるのがUSB-DAC専用ポート。3Pインレットで電源も安心感がありますね。

チェックのために天板を取り外してみました。

事前に確認していたとおりの基盤構成。2TB版なのでHDDは1台だけになっています。もう1台取り付ける事も出来ますがマウンターが付属していません。

電源ノイズフィルタとリレー部分

電源ユニット コンデンサーが10個乗っています。N1Zと比べて基盤1つに盛り盛りですね。

第2世代コンデンサバンク

電源ユニット周りの配線

USB-DAC専用端子の内側。USBケーブルで基盤と繋がっています。DACに対して高価なUSBケーブルを使ったところで内部は普通のケーブルですから理解しておく必要がありますね。

標準の電源ケーブル

付属のLANケーブル

操作と再生

DELAはスマホやタブレットから音源検索や再生をするのが基本ですが、フロントの情報パネルと右側についたボタンで操作する事も可能です。本体だけでファームアップや各種設定ができるのは安心感があって私はありがたいです。ストレージを初期化してもこのメニューから操作が可能です。

曲の選択や再生も本体だけで行う事が可能。

人によってはLANケーブルを抜いてしまって本体操作で再生する方が音質的に良いという方もいるようです。こんな事が出来るのもDELAならではですね。もはやネットワーク機器じゃありません(笑)

アルファベット、数字、漢字、カタカナ、ひらがな全て表示可能です。ファイル情報をそのまま確認できるのも良いですね。

電源を切る場合は、いきなり左端の電源ボタンを押すだけ。自動的に終了処理が始まり10秒ほどで電源が落ちます。

NASでありながら、使う時だけ電源を入れる感覚は普通のオーディオ機器と一緒です。もちろん電源入れっぱなしで別のデバイスで再生するというNASとしての役割も果たします。

アプリによる操作

アプリはLINN、LUMINなど適当に試してみましたがこれは「好みのものを使えば良いかな」と感じました。個人的にはBubbleUPnPが使いやすいんじゃないかなと思います。どのアプリでもアプリをまたいで操作できますし、iOSでもAndroidでもデバイスをまたいでの操作も可能です。アプリによって多少表示更新が重かったり挙動が変になるケースもありますが、これはアプリ側に頑張ってもらうしかないですね。

アプリから再生した場合もDELA側に再生情報が表示されます。

一つ面倒なのはDELAから再生すると、コントロールアプリ側で音量調節が出来ない事。もちろんアンプまでは100%で送り込んでコントロールアンプ側で音量調節するのが正しい運用なんですが、C-8fにはリモコンがないため、ついついPCで聴いていた時はプレイヤーアプリの音量も使っていたんですよね。DELAになるとアプリから音量調節出来ないようなのでちょっと不便になりました。

アルバム聴きする分には1曲目で調整しておけば良いんですが、割とザッピング聴きする事もあるので音量の揃っていない曲を渡り歩く場合は結構面倒だったりします。はい、じっくりアルバム聴きをするようにします(笑)

ちなみに購入前の予想通りmp3ファイルも問題なくUSB接続で再生できました。公式ではサポート対象外でしたが無事再生出来て良かったです。

音質

これまでPCで聴いていた時と比べてそれなりに音は違っていました。

・S/N感、解像感が増した(情報量やメリハリの向上にも繋がります)

・ボーカルや高域に張りが出た

という特徴で、それ故にややモニター調に振れた気がしています。

音質が上がったか?という点では上がったと言えると思います。ただPCの時よりもボーカルや高域がキツく感じます。もちろんストレートに聴くのが良い曲もありますが、曲によってはコントロールアンプ側のトーンコントロールで高域をやや落とす方と良い感じになります。

私が使っているコントロールアンプLUXMAN の C-8f は トンコンを作動させなくする「ストレートモード」があり、これが最も純度の高い音になるのですが「DELA&トーンコントロール」でも「PC&ストレート」と同じくらいの純度を感じますので、結果的にPCを上回った音質を得られている気がします。PC起動の煩わしさ、PC動作音なども気にせずによくなるのでトータルとしては間違いなく良い環境に変化しましたね。

これで現在の構成は下記のようになりました。

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