【解説】ドラム式洗濯機 設置の注意点

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東芝のドラム式洗濯機「TW-127X9」を購入して無事設置完了しました。

何と言っても洗濯機購入最初のハードルは「無事に設置できるか?」です。何とドラム式洗濯機を購入して寸法の関係で設置できなかったという事例はザラにあるそうです。ですから、ある意味洗濯機選びの最重要条件とも言えます。

今回は「設置編」としてどのような点に気を付ける必要があるか実体験をもとにご紹介します。

設置場所の寸法を確認する

まず洗濯機を選ぶ前にやる事は「設置場所」の寸法を測る事です。その際、玄関からの動線全ての幅、ドアの取っ手が邪魔にならないか?防水パンや水栓の大きさ、高さなども重要です。

これまでは普通の「縦型洗濯機」を置いていましたので、洗面所に入るとこんなレイアウトになっています。入ってすぐ左に洗面台、奥に洗濯機、正面はトイレ、右にお風呂という感じでそれほど広くはありません。

洗濯機正面はこんな感じ。さほど大きくない縦型ですらこんなにギリギリなのにドラム式が本当に入るの?!と心配になりますね。

侮れないのが扉に付いた「取っ手」ここに干渉して上手く洗濯機を移動させられないなんて事がないようにチェックしておきたいところ。もちろん一時的に取っ手を外して対応するケースもあるでしょう。

防水パンの外の長さ(幅)も要注意。ホースが通るスペースの確保が必要です。

順番に長さを測っていきますが、一番大事なのは洗濯機を設置する防水パンと周囲の寸法です。このパン内に洗濯機の足が収まらなければ話になりません。

防水パン自体の高さも測っておきましょう

防水パンの周囲の壁の厚みも見落とせませんので要チェック。大事なのはパンの内寸ですからね。

水栓部の出っ張りや高さも測っておかないといけません

という事で、ひとしきりチェック&測定をして図面に起こします。この際、ちゃんと図の縮尺を合わせて「数字」だけではなく実際のサイズ感を再現しておく方が頭が混乱しなくてよいと思います。

我が家の洗面室はこんな感じでした。右上が防水パン部分です。ミリ単位のズレはあると思いますので、設置予測がシビアになった時には再測定しましょう。

床から水栓までの高さも確認。

出っ張りが何かと干渉しないとも限りませんので厚みもチェック

洗濯機の寸法を確認する

そして次は洗濯機の寸法です。購入予定の東芝「TW-127X9」の寸法図を確認します。

各寸法大事なんですが、まずは防水パンに4本の足が収まるか?ですね。我が家の防水パンの内寸は幅、奥行きともに59cmでしたので、奥行きは余裕ですが幅がギリギリ。

まず、洗濯機の足は幅が57.8cmないと収まりません。そして防水パンの外にはみ出る部分として64.5cm確保していないとホースが入らない。という事になります。

次に奥行きは防水パン内に必要な長さは51.2cmですが、洗濯機全体では75cmでこれがなかなか長い。実際にこれも縮尺を合わせて足の位置も特定し、洗面所の図面に重ねてみました。茶色が洗濯機の大きさ、黒い●が足の位置です。

おおおおお。ギリギリすぎる。というか本当に防水パンの中に足が収まるのか?

まず重要なのは横幅。59cmの内寸に57.8cmの足を入れなければいけません。猶予は1.2cm。左右それぞれ6mmしかありません。これは危険。でも寸法が合っているならピッタリハマるはず。と予想。

次に奥行きです。前足の位置よりかなり前に出っ張る構造なのでこれが出すぎるとトイレの扉が開かなくなります。そこで可能な限り防水パンの後ろに置く必要があります。ただ後ろに行き過ぎると今度は水栓の出っ張りに干渉します。

幸いなことに我が家の防水パンは後ろに12cmの空間があるため水栓とは干渉しない事が分かりました。壁にピッタリ防水パンが付いている場合は、水栓との干渉を慎重に確認した方がいいですね。

つまり「防水パンの高さ+洗濯機の高さ」と「水栓のホースの最低位置」がぶつからないかどうか?です。我が家の場合はそもそも奥行きに余裕があった為、高さが干渉しても問題ない結果となりました。これによりトイレの扉までの距離が4cmほど確保できることが分かりましたのでトイレの扉の開閉は可能です。

なかなか幅、奥行きともにキワドイ結果でしたが正確に測定したのでこれで設置できるはず!という判断をしました。

洗面所内の動線も要チェック

ちなみにもう1点確認が必要なのは洗面所に入る扉の幅です。TW-127X9の場合は幅が60cmですから洗面所に入れる事は可能です。ただ洗濯機を正面向きに搬入するので設置するには90度回転させる必要があります。

この回転幅が採れるか?も重要です。洗濯機を90度回転させるためには、洗濯機の幅と奥行きの長さではなく「対角線」の長さが入るスペースが必要です。

対角線の長さと言えば三平方の定理ですね。本モデルの場合は幅(60cm)の2乗+奥行き(75cm)の2乗=対角線の2乗となるので計算すると96cmくらい。つまり1m四方の正方形の空間が取れれば90度回転させることは出来るという事です。

我が家の洗面所は中央部で1m取れそうでしたので何とか回転可能です!

もちろん最初から90度回転した状態で洗面所に入れる事が出来れば、そのままスライドさせるだけですので対角線問題は発生しません。

ホースが下を通れるかどうか?もチェック

洗濯機を設置したはいいけどホースが下を通せない。という事になると最悪です。

先ほど確認した右側の空間ですが、縦型ですら防水パンと洗濯機の間ギリギリをホースが通っています。今回買う洗濯機は防水パンの内寸ギリギリまで占有するので間をホースが通れないのでは?と予想しました。

スペースがないならスペースを作るしかありません。つまり洗濯機の高さを上げて下に空間を作る方法ですね。

かさ上げ台の購入と思わぬ落とし穴

そこで念のため、洗濯機の高さを上げる「ふんばるまん」という台を事前に購入しておきました。

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プラスチックの台で四隅に置いて洗濯機の足を置く構造です。これにより6cmほど洗濯機を持ち上げることが出来るのでその下にホースを通せるようになります。

床部分はゴムになっているので、騒音・振動防止にも役立ちそうですね。

これで万端!と思ったんですが、ちょっと待てよ?よく見るとこれ、ゴム床部分が本体より少し長くて、更に落下防止の壁が作られているのでその分洗濯機を置ける位置が内側にズレるんじゃないか?

測ってみたところこの出っ張り2つ分合計で5mmある事が分かりました。

これはヤバい!内寸59cmのところにこれを左右置くと左右5mmずつで1cm内寸が小さくなる。つまり洗濯機を置ける幅の猶予が58cm。

今回買う洗濯機の足の幅いくつだっけ・・・

57.8cm!!!

左右1mmずつしか余裕がない!これはちょっとした測定ミスでアウトだ・・・。

ここでかなりビビッて、めちゃくちゃ細かく測定を繰り返しました。もはやこれで搬入するのは賭けの領域。

でもここまで来て引き返せない。なぜならもう洗濯機買っちゃったから(笑)

いけるはず。と信じて納品を待つことになりました。ホントに心臓に悪い。

いざ搬入

業者の方が来て設置できるか測り始めてくれました。

私も「ギリギリですが入るはずです」と説明しつつ、でしたが業者さんも「うん。いけるでしょ」という事で一安心。「かさ上げ台」についてもお伝えしましたが「多分かさ上げ台なくても入りますよ」との事。

おお。これは急に安心感出てきました。

まず業者の方が旧洗濯機を搬出。久々に防水パンの全体が見えました。あまりに汚かったので写真は割愛(笑)

排水口部分も全部取り出して一旦洗浄

元通り設置して無事準備完了

水栓の高さ的に、洗濯機の高さと同じくらいになるので多少心配もありましたが、そこも問題なしとの事。うん。ここは大丈夫と判断していたので同じ見解で良かったです。

無事設置完了&防振シートセット

業者さんがとてもスムーズに設置して頂き、綺麗に収まりました。寸法を測った時はかなりギリギリ化と思いましたが思ったよりすんなりいきましたね。奥行きも問題ありません。

心配していた足の部分も「かさ上げ台」なしで上手くホースを通して頂きました。なるほどーこういう構造で洗濯機の下を這わせられるのか。ここは確認不足でした!

かさ上げ台がなくなったので代わりにゴム足を敷きました。

洗濯機の防振用のゴム

最大12db騒音を抑えてくれるそうです。我が家御用達の「東京防音株式会社」製

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足の下に敷くことで防振性を高めます。

実測寸法が違った

設置後「あれ?」って思いました。ゴム脚を置いてもまだ防水パンの内寸に余裕があります。

確か本体は57.8cm。防水パンの内寸は59cmなのでこんなに余裕があるはずがありません。

不思議に思って洗濯機の幅を測ってみました。

55cmしかないやん!!!!!!!

57.8cmっていう公式寸法はなんだったのか・・・

そしてギリギリまで悩んで、何度もミリ単位で測りなおした苦労はなんだったんだ・・・

これこそ店頭で実測しとくべきとこでした。

本体幅はあっているのか?と測ってみるとこっちは59.5cmでほぼ公式値どおり。なんなんでしょ。

水栓部分も思ったより余裕が出ました。かさ上げ台を使わなかったことで高さも余裕ができた感じです。ちょうど水栓から水が出る高さと、洗濯機に注入される給水口の高さが同じくらいです。

背面にも十分な余裕があります。

こうなると「かさ上げ台」を使用しても内寸は全く問題なかった事になりますので、メンテナンス性を考えて「かさ上げ台」をかませても良いですね。奥さんはこれ以上高くなると使いづらいと言っていたので様子を見ながら判断したいと思います。

まとめ

以上、設置の注意点と実際の搬入結果についてご紹介しました。環境によっては設置できないという事が発生しますので事前準備をしっかりしておくことが大事ですね。

事前チェックすべき項目

1.「防水パンの内寸」と「洗濯機の4つの足の幅、奥行き」を確認して収まるかチェック
2.「排水ホースの通り道」が問題ないか確認。場合によっては「かさ上げ」を検討
3.「水栓との干渉」を起こさないかチェック(高さ、厚みともに)
  ※物理的に干渉しなければ、水栓より洗濯機の給水口が高い位置になっても問題なし
4.洗面所内の動線が問題ないかチェック
  ※扉の幅、洗面所内で90度回転、扉の取っ手の干渉などに注意

私が経験した失敗

1.かさ上げ台を置く場合はそのデザインにより内寸が更に減る可能性がある!
2.洗濯機の寸法が公式値と実寸で違っている事があるので店頭で測るべし!
  今回は実測の方が小さかったので良いですが、大きかったらと思うと怖いですね

洗濯機が「設置できなかった」というのはショックが計り知れないですし、購入店にも納品業者にも迷惑をかけてしまいます。是非万全のチェックをして購入するようにしましょう。

お店によっては事前訪問確認をして頂けるところもあるようですので心配であれば先に確認に来てもらうという手もありますね。

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