白物家電

【2023年調査】幅60cmの冷蔵庫~我が家が選んだのはパナソニック「NR-E419EX」

急遽冷蔵庫を購入することになり、パナソニックの「NR-E419EX」を迎え入れることになりました。

突然の故障

冷蔵庫を急遽購入した理由はこれまでの冷蔵庫が2023年12月18日に突然壊れたからです。今まではパナソニックの「NR-E437T」というモデルを何と10年も使っていました。今年で10年を迎えた直後に故障。やっぱり10年というのは一つの目安なんでしょうかね。

他の家電と違って「冷蔵庫」の故障は非常に緊急度が高く、すぐにでも新しい冷蔵庫を購入しなければいけません。ちょうど奥さんが休日だったので奥さんが家電量販店で急いで購入することに。

冷蔵庫を選ぶポイント

正直、私が時間をかけて検討するなら「最新機能」も含めてじっくり比較するところですが、今回ばかりはそうは言ってられません。そこでそれほど家電に詳しいわけでも、調べまくるわけでもないタイプの奥さんに最終判断を委ねるしかありませんでした。

奥さんが譲れないとした要件は下記6点です。

奥さんの条件

  • 幅が60cmであること
  • シングルドアであること
  • 冷凍庫が真ん中である事(野菜室が下)
  • ドアにマグネットがくっつくこと
  • 本体は白色
  • 即納出来る事(1~2日で配達可能なもの)

結構意外なものも多くて驚きました。というか一気に選択肢が削られる条件です。

1.幅が60cmである事
確かに我が家が使ってきた冷蔵庫は幅60cmでしたが今は無理をすれば80cm近い冷蔵庫だって置けます。でも今隙間にゴミ箱を置いたりしているのを変えたくない!との事。私が選ぶなら65cm以上のものを選んだかなと思います。

2.シングルドアである事
最近のトレンドはもっぱら「フレンチドア」ですよね。2枚の扉を観音開きのように開くタイプです。見た目にもオシャレですし全開にしなくてもそっと飲み物を取り出したり出来ます。また何より1枚の扉の横幅が短くなるので、ドアを開いた時に手前に大きく回転させなくて済むんです。でも奥さん曰くは「実際に開いてみたけど、これ出し入れするときにほぼ2枚とも開くことになると思う。だとすればそれは面倒だから1枚ドアの方が良い」との事。なるほど確かに一理あります。私が選ぶなら問答無用でフレンチドアを選んでいたところです。

3.冷凍庫が真ん中である事
我が家は「冷凍食品をよく使う」「お米を野菜室で保存する」という環境ですので、確かに冷凍庫が真ん中の方が使い勝手が良いです。でもここも最近は「野菜室が真ん中」が流行りなので選択肢は狭まります。

4.ドアにマグネットがくっつく事
これが厄介でした。実は最近のトレンドは「ガラスドア」です。一見ゴールド、シルバー、ホワイトなどですがガラスコーティングがされていてちょっとオシャレになっているものが増えているんですよね。これはマグネットがくっつきません。主婦ならではの要件としてとてもよく分かるんですが、何と公式サイトやカタログを見ても「ドアにマグネットがくっつくかどうか」ほとんど判別出来ないのです!要するに「スチールドア」「鋼板ドア」となっていれば鉄なのでマグネットが付きます。一方「ガラスドア」となっていれば付きません。でもここがメーカーによっては一切情報が掲載されていないんです。東芝とAQUAは情報ゼロで全く分かりません。シャープや三菱も一部モデルしか記載がなく判断に困りました。

5.本体が白色
これも私が選ぶならブラウン、ゴールド、シルバーです。ホワイトは安っぽいので私なら避けます。でも奥さんはホワイト以外イヤとの事。これでまた少し選択肢が減ってしまいます。

6.即納出来る事
そして今回はこれが何より最重要要件ですよね。取り寄せに2週間かかりますとか言われたら年末年始を冷蔵庫無しで暮らさなければいけなくなります。絶対無理。

そして、奥さんの口からは出てきませんでしたが、私が満たすべきと追加した要件が下記4つです。

加えて実用上の要件

  • 定格内容積400L以上
  • 製氷庫を除いた冷凍庫の食品収納スペースが65L欲しい
  • 設置必要奥行きが70cm未満
  • 年間消費電力は少ないに越したことはない

7.定格内容積400L以上
今までの冷蔵庫は426Lでした。4人家族ですから400Lはクリアしておきたいところ。

8.冷凍庫の食品収納スペースが65L以上
これも今までの冷蔵庫が65Lだったので同じ容量は欲しいですね。

かえるむ

冷凍庫の容積などカタログや店頭は ○○L<○○L> と2つの容量が記載されています。これは「定格内容積<食品収納スペース>」という意味で、定格内容積は純粋な空間の広さ何もないがらんどうの容積を意味します。食品収納スペースはそこに棚や引き出しケースを置いた結果食品を入れることが出来る実スペースを指しています。重要なのは後者ですよね。この食品収納スペース基準で65Lが我が家の条件

9.設置必要奥行きが70cm未満
我が家の冷蔵庫置き場は壁の奥行きが69.8cmあります。ですからこれよりも奥行きが長くなると側壁の長さを越えてしまって邪魔になるんですよね。ちょうどここにツラを合わせようと思うと設置奥行き69.8cm以下でないといけません。

かえるむ

これも冷蔵庫本体の奥行きとは異なります。昔は冷蔵庫の背面は7cmくらい空けましょうとされていましたが最近は0cmでもOKなモデルもあります。モデルによって必要なスペースが多少違いますので、本体+必要スペースの「設置必要奥行き」で69.8cmを切りたいところ

10.年間消費量が少ない
今は省エネ達成率、省エネポイントなどで見るのが良いと思いますが、その代表的な要件の一つである年間消費電力量が著しく高いモデルはちょっと敬遠したいかなと思います。

この計10個の要件を満たすモデルを我が家が短時間で選べたかどうか?を確認していきたいと思います。

主要メーカーを比較していく

購入時には調べきれなかった情報も含め、改めて我が家の要件に合うモデルを整理してみます。絞り込み条件として「幅60cm」「シングルドア」「容積400L以上」の3つをクリアしたモデルのみをピックアップします。

まずこれまでも使っていたパナソニックです。

  NR-E437T
(今回故障した冷蔵庫)
NR-E419EX NR-E459PX
幅60cm 60cm 60cm 60cm
シングルドア
容積400L以上 426L 406L 450L
冷凍庫が真ん中
マグネットがくっつく ×
本体に白色がある ×
設置奥行き70cm未満 69.1cm 68.4cm 69.9cm
冷凍庫食品収納65L以上 65L 65L 70L
年間消費電力量 230kwh/年 249kwh/年 263kwh/年

実はこれまで使っていた冷蔵庫はシルバーだったんですよね。今回奥さん的には好きなホワイトカラーに変えることが出来たのは良かったんじゃないかと思います。

そして本記事のタイトルでも記載したとおり、最終的に我が家に導入された「NR-E419EX」は全ての要件を満たし消費電力量も小さく抑えられています。この条件クリアのバランスの良さが決定打になり、奥さん1人で急いで決めてきたのにアッパレな目利きだと思います。唯一残念なのは総容積が406Lと小さくなっているところ。私としては容量は増やしたいと思っていましたので条件をクリアしているとはいえここだけは心残りな点です。

ではそれ以外のメーカーも見ていきましょう。

東芝

  GR-V500GT GR-V450GT GR-W470GZ GR-V41GK
幅60cm 60cm 60cm 60cm 60cm
シングルドア
容積400L以上 501L 452L 465L 411L
冷凍庫が真ん中 × × × ×
マグネットがくっつく × ×
本体に白色がある ×
設置奥行き70cm未満 70.7cm 65.2cm 70.7cm 70.3cm
冷凍庫食品収納65L以上 83L 71L 69L 55L
年間消費電力量 279kwh/年 261kwh/年 253kwh/年 315kwh/年

東芝はとにかく「冷凍庫が真ん中」というモデルがありませんでした。何せモデル名が「VEGETA(ベジータ)」ですからね。野菜が主役というコンセプトなのがよくわかります。残念ながら我が家の要件と東芝の狙いは合致しなかったという事です。

日立

  R-HWS47T R-HS47T R-K40T
幅60cm 60cm 60cm 60cm
シングルドア
容積400L以上 470L 470L 401L
冷凍庫が真ん中
マグネットがくっつく
本体に白色がある × ×
設置奥行き70cm未満 70.1cm 70.1cm 68cm
冷凍庫食品収納65L以上 74L 74L 60L
年間消費電力量 269kwh/年 269kwh/年 273kwh/年

日立はいいですね。我が家の希望をそこそこ満たしてくれています。特にR-HWS47Tは「奥行き」が僅かに長いだけでそれ以外の要件はキレイに満たしています。しかも容積は470Lと十分大きく、冷凍庫も74Lあります。これだけの容量と持ちながら他の条件を全て満たして奥行き70.1cmであれば十分候補になります。

そして横に目を向ければ本体色に白色がないという、うちの奥さんの選択肢からは外れますがそれ以外は全く同じR-HS47Tがあります。

かえるむ

R-HWS47TとR4S47Tは白の有無というところを除けば全く同じに見えます。この2モデルは本当によく似ていて上位のR-HWS47Tの野菜室は「新鮮スリープ野菜室」という機能が搭載されており、野菜から放出されるエチレンガスやニオイ成分を分解し、炭酸ガス濃度を高めることで野菜の呼吸活動を低下させ、眠らせるように保存して栄養素の減少を防ぐという機能です。より長くみずみずしさを保持できる野菜室となっています。この機能差だけで価格も結構違ってきますので、この機能にそこまで拘りがなければR-HS47Tの方が圧倒的にコスパが高いと思います。

三菱

  MR-B46J MR-MB45J MR-N40J
幅60cm 60cm 60cm 60cm
シングルドア
容積400L以上 455L 451L 403L
冷凍庫が真ん中 ×
マグネットがくっつく × ×
本体に白色がある
設置奥行き70cm未満 69.9cm 69.9cm 69.9cm
冷凍庫食品収納65L以上 69L 71L 53L(製氷一体)
年間消費電力量 250kwh/年 251kwh/年 334kwh/年

三菱は惜しいですね!MR-B46JやMR-MB45Jは私が選ぶなら十分なんですが、奥様必須の「マグネットが付かない」というのが残念です。MR-N40Jは総容積は400Lを越えてるんですが冷凍庫が物足りないのと場所も真ん中じゃないのでちょっと候補には残ってこないモデルでしたね。

シャープ

  SJ-G417J SJ-X418K
幅60cm 60cm 60cm
シングルドア
容積400L以上 412L 412L
冷凍庫が真ん中
マグネットがくっつく ×
本体に白色がある
設置奥行き70cm未満 71.8cm 71.8cm
冷凍庫食品収納65L以上 64L 64L
年間消費電力量 252kwh/年 262kwh/年

シャープはやや冷凍庫容量が不足していますが要件と1Lの違いですから全然許容できます。それよりも奥行きが72cm近くありますのでここまでくるとちょっと我が家のスペース的には出っ張ってしまうかな?という印象。SJ-X418Kの方はマグネットもくっ付きますし候補に残しても良いところですが逆にこれを選ぶ理由もないのであえなく脱落・・・です。

AQUA

  AQR-46N2 AQR-VZ46N AQR-VZ43N
幅60cm 60cm 60cm 60cm
シングルドア
容積400L以上 458L 458L 430L
冷凍庫が真ん中 × × ×
マグネットがくっつく ×
本体に白色がある
設置奥行き70cm未満 71cm 71cm 71cm
冷凍庫食品収納65L以上 79L(製氷一体) 83L(製氷一体) 83L(製氷一体)
年間消費電力量 273kwh/年 275kwh/年 270kwh/年

5大メーカー+1としてリーズナブルなAQUAも最後見て見てみました。残念ながらAQUAはどのモデルも「冷凍庫が真ん中」じゃなかったです。東芝と同じコンセプトですね。他のメーカーは「野菜室が真ん中」「冷凍庫が真ん中」それぞれのモデルを用意してくれていますが、東芝とAQUAだけは「野菜室が真ん中」というモデルしか用意されていませんでした。

またどれも製氷室が冷凍庫と一体化している2段構造というユニークな冷凍庫になっていました。実用上はこれはこれで全く問題ないと思います。比較的電力消費量が高いのも気になりますね。

最終候補に残すなら?

さて、ここまでを振り返って「候補になりうる3台」を残しましょう。とにかく奥さんの必須要件「白色!」「マグネット!」「冷凍庫が真ん中!」というのはもう「有りか無しか」なので削りようががないので、それらを満たした上で容量や長さを妥協できるかどうか?です。合わせて価格調査もしてみました。

  パナソニック 日立 シャープ
  NR-E419EX R-HWS47T SJ-X418K
幅60cm 60cm 60cm 60cm
シングルドア
容積400L以上 406L 470L 412L
冷凍庫が真ん中
マグネットがくっつく
本体に白色がある
設置奥行き70cm未満 68.4cm 70.1cm 71.8cm
冷凍庫食品収納65L以上 65L 74L 64L
年間消費電力量 249kwh/年 269kwh/年 262kwh/年
価格.com(12/23) 146,666円 210,400円 121,498円
Amazon(12/23) 168,000円 210,400円 -
ヤマダWeb(12/23) 153,280円 247,560円 121,500円

この3台を見るとそれぞれ個性が見えてきます。

パナソニック
一番コンパクト。容量も小さめで奥行きも短い。消費電力も小さく、唯一全ての要件を華麗にクリアしたモデル。価格的にも購入しやすくて良いんじゃないでしょうか。

日立
総容積と冷凍庫スペースの大きさを踏まえれば奥行きなんて十分妥協できる優良モデル。ただ少し価格が上がりますね。この価格差分の価値があるかどうか?は何とも微妙なところ。

シャープ
他の2モデルと比べればやや特徴に欠ける。パナソニックと比べれば同等の冷凍庫スペースで総容積が増えているのが強みか。ただ奥行きが我が家的にはややキツイ。3台の中では圧倒的に安価なので価格で選ぶならコレ

見て頂いたとおりパナソニックも日立も幅・奥行きでほとんど差がありません。高さも実はほとんど一緒です。にもかかわらずどこでこれほど大きな容積差が出てくるんでしょうか?

パナソニックは冷蔵庫を開けてみると分かります。一番上の段がとても奥行きが狭くなってるんです。

実はパナソニックではコンプレッサーを上部の奥に配置するトップユニット方式を採用しています。えーじゃ上の段は奥まで有効に使えないじゃない?!って思われると思うんですが、実は最上段の奥ってデッドスペースなんですよね。

これまた我が家の条件になるんですが、実はうちの奥さんは身長が154cm程度しかありません。ややちびっこです。最上段の奥行きが深いと手が届かないんですよね。パナソニックは世の奥様方の平均体型を踏まえて、最上段はあえて奥行きを短くして取れないような場所に物が入ってしまわないようにしてくれてるんです。

「余計なおせっかい」と見るか「すごい配慮だ」と考えるかは人それぞれですし身長にも拠りますね。これまた我が家の場合はパナソニックの仕様がマッチしていたと言えます。変に奥に押し込んでしまって賞味期限切れのものが溜まってしまうより、最上段は1列だけの利用にしてサッと取り出せる収納場所にするというのはとても理にかなっています。

ただ実際比べてみると他の段もパナソニックは奥行きが浅いですよね。日立は断然奥行きが長い。
左:パナソニック NR-E419EX 右:日立 R-HWS47T

これだけ差があると収容力の差が気になってしまうところですが、奥さんはちょっと違うところに目を着けていたようです。日立の方は最後の段に仕切りが付いていてこの仕切りが取り外せなくなってるんですよね。

実はこれは日立の売りでもあって、右側の棚だけ高さを変えたり取り外したりして背の高い物(例えばケーキの箱や三段重など)を置けるようにしてくれている画期的なもの。私は「いいなぁ」と思ったんですが、奥さんはこれがNGとの事。奥さんはここに1日目の鍋を冷蔵しておきたいのにこれじゃ大きい鍋が入らない。と感じたようです。

じゃ、もう一段上に置けば?と思ったんですが、背の低い奥さんにとって重い鍋を一段上のところに収納するのはキツイようです。

下記はパナソニックNR-E419EXですが、なるほど確かに「鍋を入れやすい」という事をアピールしてますね。いや、でもこれって従来型の冷蔵庫の普通の構造では?と思うんですが、その「普通の構造」が主婦目線だと良いようです。私では気づかない点でした。

そして改めて見比べると、ドア裏のところもパナソニックの方が収納棚が多くて使いやすそうですね。
左:パナソニック NR-E419EX 右:日立 R-HWS47T

最後に冷凍庫ですが日立は3段方式な替わりに一番下の段の高さが14.5cmしかありません。パナソニックは2段方式ですがその分下の段は16.5cmほどの深さがあります。私個人としては3段方式だと沢山の冷凍食品を見やすく置けるので便利だなと思うんですが、我が家は冷凍食材を立てて詰めていく事が多いので意外とパナソニック方式も悪くないのかもと思いました。

日立の3段冷凍庫

パナソニックの2段冷凍庫(100%全開ワンダフルオープン)

結果、我が家では奥さんの急ぎの判断によりパナソニックの「NR-E419EX」を導入することとなった訳ですが、改めて全ての冷蔵庫をくまなく比較した結果としても同じ選択に至った可能性があります。

私は購入前に徹底して調べるタイプですが、カタログやスペックも細かく見ることなく店員さんとの会話だけで、それも店頭にあったモデルを見ただけでこの結論に辿り着いた奥さんの嗅覚は凄いと感心しました。

実際導入されたNR-E419EXを見ても、確かにそれほど個性もなく、今風のオシャレさもなく、上位機能の搭載もないですが「確かに奥さんが求めた1台だ」とひしひし感じ取る事が出来ています。

奥行きも70cm未満なので綺麗に壁とツライチで設置できています。冷蔵庫自体もフラットドアで凹凸がないので本当にスッキリしていると思います。

私なら飛びついてしまいそうなオシャレだったり新機構だったりという事よりも「日常的に使う時に使いやすいかどうか」という実用性の徹底から我が家ではNR-E419EXはベストチョイスだった。と唸らされました。

まとめ

改めて調べて思ったのは、各社色んな機能を売りにして比較しづらい表現を交えつつ売りを押し出していますが、主婦目線でポロっと出てくる「で、マグネットは付くの?」という事がカタログでも公式サイトでもほとんど分からない。というのは何とも勿体ない感じがしました。

今どきの若い奥様は冷蔵庫にマグネットなんて付けないのかも?ですが「野菜の呼吸を低下させてみずみずしさを保持します」とかよりも「磁石が付くかどうか」を書いておいてくれた方が判断材料になる人もいると思うんですよね。

パナソニックのサイトではちゃんとスチールドアモデルには「マグネットが使える」と書いてくれていましたが、他のメーカーではこうした情報の記載はありませんでした。

実は最後情報をまとめるにあたって、実際に私は小さいマグネットを持って家電量販店に出向き、実際に付くかどうか試したんです。そこまでしないと分からないほど「誰も気にしていない仕様」なんでしょうか。でも意外といませんか?冷蔵庫にタイマーやカレンダーなんかをマグネットでつけてる人。

そして、冷蔵庫の選ぶポイントは本当に人によって千差万別なんだろうなとも思いました。今回の記事では完全に「我が家の要件」だけで比較をしましたが、この切り口自体が各家庭によって全然異なってくると思うんです。

アプリ連携や冷蔵庫の中をカメラで撮影してくれる機能があったり、同じ野菜の保存、チルド、冷蔵、製氷などでも各社こだわっています。抗菌や長期保存の技術も違っていると思います。それだけに「譲れない要件は何か」「あるといいなと思える機能は何か」など整理しながら冷蔵庫選びをしていくと良いんじゃないかと思います。

意外と最先端の機能よりも「ドア裏に卵が置けないと嫌だ」みたいな基本的な部分の方が、普段使いには大事だったりするかもしれませんね。

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