Auro-3D デモディスク2枚について、前回はVol.1 2014年版をご紹介しました。
今回はVol.2 2017年版について同様にご紹介していきたいと思います。是非Vol.1紹介を見た後でこちらをご覧頂ければと思います。
トップメニュー
ディスクを起動するとこちらのトップメニューが開きます。
選択できるメニューは6つ。Vol.1にあった「AMBIENCES」がなくなって「VIDEO GAMES」が加わっています。あと並び順が変わりました。
・AURO-3D DEMO
・MOVIES
・MUSIC
・VIDEO GAMES
・TEST SIGNALS
・SHOP LOOP
順番に内容を見てみましょう。
AURO-3D DEMO
前回は最後のメニューだったAURO-3D DEMOが最初に来ています。内容はほぼ一緒で、Auro-3Dの解説と実験的なサラウンド動画です。最初に持ってくるのが正解なコンテンツ。
街の雑踏のサラウンド、森の小路をトラックが走り抜ける環境音などが順に流れますが、どちらもHEIGHT LAYERとLOWER LAYERを描き分けて、ハイトスピーカーがある場合とない場合を聴かせてくれます。
最後にはジェット機が前方から後方に飛び去るシーンまで一緒ですが、そのあとVol.1ではヘリコプターが後方から前方に飛んでいくシーンがあったんですが、Vol.2では別の映像に変わっていました。
感想はVol.1と同じですので割愛します。やっぱりこの動画を体験すると「ハイトスピーカーって重要」「高さの表現こそ包囲感を感じさせる肝」という事を実感させられます。
MOVIES
Vol.1では8本あったムービーがVol.2では7本に減っています。やっぱりAuro-3Dは映画というより音楽重視な規格になっている気がしますね。日本版UHD BDでAuro-3Dに対応していたゴーストバスターズからの1シーンも収録されています。
作品を選ぶとこのような形でタイトルや何チャンネルのサラウンドか表示されます。
その後、動画に移り数分間のシーンが切り出されているのは前回と全く同様ですね。
MUSIC
さぁ、Vol.1でもコンテンツの本命だったMUSICですが、Vol.2では益々力が入れられています。
Vol.1では15曲(それでも1時間以上?)あった音楽作品が今回はなんと28曲とほぼ倍に増えています。7分や8分という長めの曲もあり本格的ですが、仮に1曲5分としても140分。2時間以上のコンテンツとなります。
作りはVol.1と同じ。作品を選ぶと楽曲のタイトルと何チャンネルのサラウンドかが表示され、この画面のまま音楽だけが流れる作品と、映像も付いた作品とがあります。
正直Vol.2のMUSICは本当に良いと思いました。全曲じっくり聴いたわけではありませんが、確実にVol.1よりもAuro-3Dのサラウンド感を堪能できる楽曲が増えています。
またMUSICはデモ用に楽曲の一部が抜粋されているのではなく、フルで収録されているのでもはやこれは「デモ」とは呼べないと思います。
VIDEO GAMES
次はVIDEO GAMESですが、これは打って変わって手抜きな?!というか1本のゲーム作品の映像が数分流れるだけのメニューでした。
正直これであればMOVIESの1本に入れておいてくれれば良いかな?というレベルで、前回のAMBIENCESの方が実験サラウンド動画として楽しめたと思います。
TEST SIGNALS
TEST SIGNALSはテストトーン集です。2ページにわたって様々なテスト音声をチャンネルごとに出力できるという点ではVol.1と全く一緒ですが、今回の方がチャンネルレイアウトにバリエーションが出ています。よりブラッシュアップされた印象。
SHOP LOOP
そして、最後にSHOP LOOP。Vol.1では1本のダイジェストムービーになっていましたが、Vol.2ではどうやら本ディスクに収録されているMOVIES、MUSIC、VIDEO GAMESの作品を順番を混在させて立て続けに再生し続けるモードになったようです。
普通にタイトル→作品が連続して流れる形
これはこれで店頭用としては良いでしょうね。
まとめ
以上がAURO-3D デモディスク Vol.2の全メニューとなります。
実験・検証的な意味合いの強かったVol.1に対して、純粋にAuro-3D作品として楽しめるディスクになったと思います。
特にMUSICは量も質もグレードアップしましたので、2枚で4000円ではありますがVol.2だけで3000円分くらいの価値があるのでは?と感じるほどです。
前回も書きましたがこのディスク。単なるデモ用として視聴するのではなく、一つのAuro-3D作品として十分に価値がある2枚ですので再生環境をお持ちの方は是非コレクションに加えて頂ければと思います!