ドルビーアトモスのテストトーン、トレーラーファイルをPS5やXbox SXで再生するとどうなるのか確認してみました。
ドルビーラボサイトからダウンロード
ドルビーラボのWebサイトには、ドルビーアトモスのテストトーンファイルやトレーラーファイルがダウンロードできるようになっていますのでこちらをダウンロードします。
我が家は7.0.4チャンネル構成ですので「7.1.4」のファイルと2つのトレーラーをダウンロード。mp4ファイルで保存されますのでこちらをUSBメモリーにコピーします。
※リンクバナーをクリックすると動画の再生が始まってしまいますので右クリックで「リンク先を保存」を選びます。
PlayStation5で再生してみる
まずPS5だと、USBメモリーのファイルをどこから再生するのか全く分かりませんでした。
内蔵ストレージじゃないしな~。でも拡張ストレージは別で接続しているゲーム保存用のストレージが表示されるしな~。
とさまよっていたんですが、何と内蔵ストレージのメディアギャラリーに「USB」というタブがありました。これは気づかない・・・。
ここから再生ができたんですが、事前に認識していた通りPS5では「ドルビーアトモス」が動作しません。テストトーンのファイルはこんな感じで各チャンネルごとに音声が再生されるはずなんですが、PS5で再生すると無茶苦茶になります。
ドルビーアトモスがそもそも選べないので、ドルビーデジタルなどを選ぶとトップスピーカーの音なのにサラウンドスピーカーで鳴ったりします。ドルビーサラウンドやAuro-3Dにアップミックスも出来ますがこの場合も余計なスピーカーと一緒になるので全くテストトーンの意味がありません。
もちろん本体の設定を「ビットストリーム」にしても一緒です。
やっぱりPS5では内部コンテンツだとドルビーアトモスは対応出来ないという事ですね。知っていた事ですが改めて実感。ちなみにUHD BDなどディスクを再生する場合はきちんとドルビーアトモスやAuro-3Dも対応できますのでご安心を。
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Xbox Series X で再生してみる
次はXbox SXで試してみます。Xboxの場合はUSBメモリーの内蔵ファイルを再生するためには「メディアプレイヤー」という無料のアプリをインストールする必要がありました。
こちらをインストールするとUSB内のファイルを表示させられるようになります。
そして各ファイルを再生すると自動的にサラウンドが「ドルビーアトモス」に切り替わりしっかりアトモスとして再生が始まります。さすがXbox SX!
テストトーンも完全ディスクリートで全チャンネルが対応します。我が家はトップスピーカーではなくハイトスピーカーなので、トップ4つの音はハイト4つにアサインされます。
もちろん他のトレーラーもしっかりアトモスで楽しめます。
まとめ
事前の認識通り、PS5は内蔵コンテンツでアトモス再生が出来ないので動画ファイルでドルビーアトモスを楽しむならXbox SXで!という事になりそうです(もちろんXbox One Xなどアトモス対応機であれば再生できると思います)
あるいはUSBメモリーファイル対応のプレイヤーをお持ちであればそちらに挿してもいいでしょう。USBメモリーに入れたmp4ファイルでドルビーアトモスを体験できるのはとても気軽でいいですよね。
ドルビーアトモスに関するPS5とXbox SXの仕様についてはこちらにまとめていますのでご興味ある方はご覧ください。