海外レビュー記事から Xbox SXの仕様を読み解く

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PS5やXbox SX に留まらずデジタル機器のレビューは海外の方が圧倒的に情報量が多いんですが、今回はflatpanelshdという海外サイトでPS5とXbox SXのレビュー記事が挙がっていましたので日本ではあまり紹介されていないスペック特徴、特に4K120hzやHDR、サラウンド周りの情報をピックアップしてみます。

Xbox Series X レビュー

まず今回は先に公開されたXbox SXのレビューからGoogle翻訳にて引用します。

もう日本で周知されているようなスペック情報は割愛します。

ビデオストリーミングサービスについて

すべてのビデオストリーミング(24fpsの映画や25fpsのヨーロッパのコンテンツも含む)は、XboxシリーズXで60 / 120Hzに変換されるため、ジャダーが発生する可能性があります(コンテンツのフレームレートによって異なります)。Netflix、Apple TV、Amazon(HDRで最初に再生した後)などの一部のアプリでは、すべてのコンテンツがHDR10 /ドルビービジョンに強制されます。原則として、それは可能です。SDR(HDRにないコンテンツ)のすべてのパラメーターは、HDRコンテナー内に収まることができます。これは、現在、白黒の映画がカラーコンテナー(すべてのグレートーンを含む)で配布されているようにです。

なるほど、Xbox SXでは強制的にフレームレートがアップコンバートされるので24コマコンテンツ(というか映画はほとんど24コマ)で問題が出る事があると。またHDRもオリジナルのプログラムとは無関係に強制HDR化する仕様だという事ですね。

問題は、すべてのコンテンツがHDRコンテナーにパッケージ化されている状況では、TVエコシステムが十分に成熟していないことです(また、コンテンツクリエーターは、新しい形式で利用できるようにする必要があります)。OLEDやmicroLEDのような自己発光ディスプレイでは、光はピクセルレベルで制御されるため、実際には問題にはなりません。ただし、LCD TVでは、HDR信号によってLEDバックライトの駆動方法が大幅に変化します。多くの場合、黒レベルが大幅に増加し、多くのシーンで画質が低下し、エネルギー消費量が大幅に増加します。ゾーン調光液晶テレビは、これらの状況に少し影響を受けにくいですが、それでもある程度は起こっています。

強制HDRを掛けると液晶テレビではバランスが崩れやすいという事だと思います。ゾーン調光と翻訳されている部分はいわゆるローカルディミング(部分駆動)型の液晶の事だと思いますので、直下バックライトであればマシだけど、エッジ型だと気を付けた方が良いという事ですね。有機ELは元々自発光なので全く問題なくHDR化されるという評価のようです。

サウンドに関しては、Xbox SeriesXはすべてを「ドルビーアトモス」にアップコンバートします。これは、ストリーミングビデオやゲームにも当てはまります。どのアップコンバージョンアルゴリズムが使用されているかはわかりませんが、背景効果や環境効果をより「広々とした」サウンドにしようとするため、サウンドステージが大幅に変化します。いくつかのシーケンスでは意図したとおりに機能しますが、他の多くのシーンでは声が溺れて聞こえなくなります。Atmosを完全にオフにしない限り、この「Atmos」アップコンバージョン機能をオフにする方法はありません。つまり、実際のドルビーアトモス形式のサウンドトラックを含むコンテンツのAtmosも失われます。マイクロソフトがそのスタンスを再考することをお勧めします。

次はサラウンドについてですが、こちらもドルビーアトモスをオンにしておくと強制的にドルビーアトモスにアップコンバートしますよ。という仕様です。オフに出来ますが、オフにしてしまうとアトモス対応ゲームもオフになってしまうというトレードオフをジレンマとして評価されています。

私もドルビーアトモスはオンにしていますが、まれにアトモスが反応しないゲームもあるのでこのレビュー通りには実際なっていない気がします。また、ここで記載されるように「声が溺れて(笑)聞こえなくなる」という事もあまり感じません。これはAVアンプ側で制御しているからかもしれませんがしっかりセンタースピーカーも含めてサラウンド効果が出ていますので私は「常時オン」で全く問題ないと考えています。

記事の後半に記載がありますが、このレビュアーは「テレビのアトモス対応内蔵スピーカー」で検証していたようですので、しっかりアトモス体験をしたいなら適切なAVアンプとスピーカー群を用意すべきですね。

まとめとして「強制60hz」「強制HDR」「強制アトモス」と何でもアップコンバートしてますよ。というのが仕様のようです。ただ、Youtubeだけは強制HDR化もしませんし、そもそもHDRをサポートしておらず全てのコンテンツがSDRになります。これは以前私も検証して確認していたので逆に残念なところですよね。Youtubeには良質なHDR動画も沢山ありますので何故ここだけ非対応としたのか不思議です。

ディスク再生について

次はUHD BD、BDの再生について気になった点を抜粋します。

Blu-rayモードのXboxは、ストリーミングアプリのように60Hz出力に何も変換せずに24fpsをサポートします。ディスクを挿入してからスタンバイからBlu-rayメニューまで約30秒かかります。残念ながら、ディスクドライブは私たちが期待していたほどノイズがないわけではありません。ファンのノイズとディスクローディングの組み合わせのように聞こえますが、これは通常の視聴距離から確実に聞こえます。私たちにとって、ノイズはXboxの向きに関係なく一貫していました。また、Blu-ray再生では黒レベルがわずかに高くなっていることにも注意しました。特に、よく知っている暗い映画のシーンで顕著です。Microsoftは、提起された黒の問題は将来のアップデートで修正されると述べています。

Xbox Series Xは、UHD Blu-ray、従来のBlu-ray、DVDを回転させますが、3D Blu-rayは回転させません(3Dをどのような形式でも出力できないようです)。UHD Blu-rayの場合、HDR10ベースフォーマットをサポートします。アプリに対するドルビービジョンのサポートにもかかわらず、ドルビービジョンはUHDブルーレイではサポートされていません。私たちのテストでは、ドルビーアトモスは意図したとおりに機能しました。

簡単にポイントを搔い摘むとこんな感じ
・ディスクなら24コマ作品は24コマのまま再生します(これは私も確認済みです)
・ディスクの回転ノイズは結構大きい(これも私の方で確認済みです)
・Blu-rayでは少し黒浮きがある(これは気づきませんでした)
・ドルビービジョンには対応しない(これは未検証でしたが驚きですね)
・ドルビーアトモスは意図通り機能する(もちろんこれも確認済みです)


私のブログで確認していた部分を参考にリンクします。

リフレッシュレートについて

最後に、120hz対応やVRRなどの検証もレビューされていましたので気になるところをピックしてみましょう。

VRRは原則として利点です。これにより、TVディスプレイは、コンソールのフレームレート出力に合わせてリフレッシュレートをリアルタイムで調整できるため、ティアリングのないスムーズなゲームプレイと入力ラグの低減が実現します。理論的には、ビデオの正しいフレームレートの再生も保証されますが、現時点ではXbox SeriesXではサポートされていません。繰り返しになりますが、課題はTVエコシステムが十分に成熟していないことです。VRRモードでは、LCD TVのゾーン調光システムは、ゾーン調光が最適に機能するために画像分析と小さな画像遅延を必要とするため、映画よりもはるかに効果が低くなります(コンソールゲームでは、低入力ラグがTVによって優先されます)。OLED TVでは、VRRは理論的には問題を引き起こさないはずです。ただし、市場に出回っているすべての市販のOLED TVで使用されているLG DisplayのOLEDパネルは、OLEDパネルの駆動方法が原因で、VRRモードでわずかに隆起した黒と格闘します。ほとんどのユーザーは気付かないと思われますが、訓練を受けた目には見えます。XboxでVRRをオフにし、120Hz出力をオンのままにすることでこれを回避できますが、フレームレートが低下するゲームシーンでは、同じバターのようにスムーズなゲームプレイ体験は得られません。

なかなか難しい感じですね。
・VRRは液晶テレビではあまり良くない
・有機ELなら問題ないけど、一部の拘る人だと気づく問題はあるよ
・VRRをオフにして120hz出力をオンにしておけばいいけど、フレームレートが下がるシーンでは問題として出てくるよ

という感じでしょうか。こちらでも液晶テレビはやや不利。という評価のようですね。

Xbox Series Xは、テレビにHDMI 2.1リンクがあり、4K120およびVRR(可変リフレッシュレート)を処理できるかどうかを自動的に検出します。HDMI 2.0を使用すると、最大4K60を取得できます。また、HDMI ALLM(自動低遅延モード)をサポートして、互換性のあるテレビを自動的にゲームモードにします。シリーズXは、4K、120Hz、VRRがシステムレベルの設定になるように設計されています。これは、(ほぼ)すべてが出力用に120Hzに変換され、Blu-ray以外のすべてに対してVRRが使用されることを意味します(ただし、必ずしも周波数を調整する必要はありません)。シリーズXは、コンテンツのフレームレートまたは動的フォーマットに一致するように出力フォーマットを切り替えていません。特定の状況でのみ、出力が変更されます。1つの状況は、120Hzから60Hzに切り替わるドルビービジョンコンテンツの場合です。

Xbox SXは設定を120hzに設定しておくと、基本的に全て120hzで出力します。なので120hz非対応のコンテンツであっても全てテレビの受信情報は120hzになるのです。これは私も検証済みです。

先述した通りUHD BDなどで24コマ作品を再生した時に限り24hz出力されているようでした。

UHD BD ラ・ラ・ランドを再生した時のテレビ受信情報

正直これは特段悪い仕様ではないと思います。24コマ映画はきちんと仕様通り出すが、それ以外のゲームなど可変型のコンテンツは可能な限りフレームレート引き上げられるよう、デフォルト120hzで出力しておきますよ。という事ですね。もちろんオンオフ出来るようにして欲しいという拘りの声もあるかもしれませんが、一般ユーザであればこの仕様は恩恵を受ける事の方が多い気がします。

4K120は帯域幅が広いため、テレビにHDMI2.1が必要です。1080p(または1440p)の120fpsはHDMI 2.0でサポートされており、Xbox One Xはすでにこのオプションを提供しています(ただし、ほとんどの場合120fpsでレンダリングするほど強力ではありませんでした)。つまり、HDMI 2.1は4K120にのみ必要であり、シリーズXは通常120fpsの4K解像度でレンダリングされません。それでも、シリーズXは4Kで信号をアップスケールして出力するため、HDMI2.1には利点があります。最新のゲームでは、動的な解像度またはテクスチャを利用して、シーンの複雑さに応じてスケーリングできます。一部のシーンでは、1080pで120 fpsが得られる場合があり、他のシーンでは、実効解像度が4Kに近い場合があります。HDMI 2.1はオーバーヘッドを提供し、120 fpsの出力には、入力ラグの低減や動きの鋭さなど、さまざまな利点があります。

最後はこちら。フルの4K120hzはほぼないが120hz対応の時でも可能な限りアップスケールして高解像度を得ようとする。この辺りは可変していくがHDMI2.1の恩恵は十分ある。といった評価でしょうか。

オリジナル記事には更に具体的なゲームを例に挙げてこの辺りのパフォーマンスがレビューされていますので興味ある方は是非ご覧ください。紹介されている4K120hz対応のOriなんかは私も早速プレイしはじめたゲームの一つです。

まとめ

いやー。やっぱり色々正しい仕様が分かってきていいですね。

オリジナルの記事はとても長く、もっと他にもいろんな情報がありましたので興味あれば見て頂ければと思います。個人的には日本の情報でほとんど出てこない新世代規格に関する部分がとても参考になりましたので今回ピックアップしてみました。

もちろんGoogle翻訳ではなく元の英文で読んだ方が情報が正確でしょうし、もしかすると翻訳からの読み解きで私が誤解している部分もあるかもしれません。そのあたりはご了承ください。

PS5のレビュー読み解きもご覧いただければと思いますが、PS5の方も整理した結果のまとめは以下のとおりでした。

Xbox SX/PS5共通事項
・多くのコンテンツで強制的にフレームレートを引き上げるが
 UHD BDなどのディスク再生では24コマ作品はそのまま出力される
・多くのメディアコンテンツで強制的にHDR化する(液晶テレビとの相性は良くない)
・UHD BD再生でのドルビーアトモスは対応
・UHD BD再生でのドルビービジョンは非対応

Xbox SXの特徴
・メディアコンテンツでドルビービジョンに対応
・ゲームコンテンツ等もドルビーアトモスに対応(基本的にアトモスに引き上げ)
・4K120hzをRGB 10bitで出力可能(40Gbps)
・VRRに対応しているが液晶テレビとの相性は良くない
・メニュー画面はSDR
・YoutubeアプリはSDR
・ディスク回転音がやや大きく不安定

PS5の特徴
・ドルビービジョンは全てのコンテンツで非対応
・ゲームコンテンツはドルビーアトモスに対応しない
・4K120hzをYUV422までしか出力できない(32Gbps)
・VRRに現状非対応(アップデート対応の可能性あり)
・メニュー画面から全てHDR化される
・YoutubeアプリもHDR化される
・ディスク回転音が安定している

関連記事としてPS5の方も是非ご覧ください。

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