DENON、Marantzなどの最新AVアンプではチップの不具合によりXbox SXの4K120hz信号を通せないという事象が起こっています。
私も実際に検証して下記ブログを書きました。
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Xbox Series X レビュー ~4K120hz設定確認~
早速開封してみたXbox Series X ですが本機の能力の凄さの一つは「4K120hz対応」です。 我が家では4K120hzを実現するために、4K120p対応テレビのLG 65C9P、4K120p ...
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最近になってDENONの公式QAでも下記情報が出てきましたが、結論としてまだ解決の糸口が見えていないという事のようです。
質問
特定の4K/120Hz HDR対応ゲーム機をデノンのAVアンプに接続した際に正しく動作しないのは何故ですか?
回答
4K/120Hz HDR出力をサポートする新しいゲーム機の中には、デノンの8K対応AVアンプとの互換性について不完全なものが存在します。デバイス間のHDMIチップセットの不整合が原因で、この互換性の問題が発生することがあります。この問題の影響を受けるゲーム機が8K HDMI入力を介してAVアンプに接続され、4K/120Hz HDRで出力するように設定され、AVアンプの「4K/8K信号フォーマット」が「8K拡張」に設定された場合に、ゲーム機からの映像がディスプレイに表示されず、AVアンプで処理された音声が再生されないことがあります。この問題は4K/120Hz HDRをサポートするディスプレイが使用されている場合にのみ発生します。
当社は現在、この問題をさらに調査しており、後日改めて解決策をご提案する予定です。ここでは2つの応急的な対応方法をご紹介いたします。
ゲーム機をHDMIケーブルでディスプレイに直接接続し、ディスプレイのARC/eARC機能によって、AVアンプとディスプレイの間に接続されたHDMIケーブルを使用して、音声信号をAVアンプに入力することができます。これにより、ユーザーはゲーム機から送られたオーディオ信号をそのままデコードすることができます。この方法では、ディスプレイのCEC/ARC設定とAVアンプのHDMI制御およびARC設定を有効にする必要があります。AVアンプでは、この設定は設定メニュー内の 「ビデオ- HDMI設定」にあります。
もう一つの対応方法は、ゲーム機のビデオ出力を4K/120Hzではなく4K/60Hzに設定することです。これにより、ゲーム機、AVアンプ、ディスプレイ間の信頼性の高い通信が保証されます。該当のゲーム機の初期設定は4K/60Hzに設定されていますので、初期設定からの変更を行っていない場合は、何もする必要はありません。
現在、最新のゲーム機による4K/120Hz HDR体験をお楽しみいただけるよう、解決策のご提案に向けた調査を進めております。実施の時期につきましては改めてお知らせいたします。ご心配をおかけして申し訳ございませんが、今しばらく
eARCで接続せよ。とか、4K60hzで接続せよ。というのは解決でも何でもなくて、だったら数世代前のアンプでも対応していましたし、そんな対応は発信してもらわなくても分かってるに決まってます。わざわざ今世代を購入したのはHDMI2.1で4K120hz信号を通せるから。ですよね。
という事で、今しばらくお待ちください。という事ですが、チップそのものの問題が解決しない限りDENONで対処する事は難しいでしょうね。
といいつつ、我が家では1入力しかない4K120hz端子はPS5で使っている為、Xbox SXは結局eARCで繋ぐしかないので、実は本問題は解決してもしなくても私の運用には影響がないのが実態です。でも、困っているユーザーさんも多いと思うので何とか解決するといいですね・・・。