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DMR-UBZ2020 レビュー2【UHDブルーレイとUHD PREMIUM規格】

DMR-UBZ2020で早速UHDブルーレイチェックを行ってみました。

画質、音質ともに評判の良い「マン・オブ・スティール」でチェックしてみます。

4K&HDRに対応した本作では、テレビもプレイヤーもケーブルも条件が色々課されます。残念ながら我が家のテレビは「HDR非対応」これがどんな映像になって出てくるか興味がありますね。サラウンドは「ドルビーアトモス」。我が家では7.0.4ch(11個のスピーカー)でアトモスを鳴らします。

画質について
まず何と言っても4K解像度の精細さ。ですね。街並み、細かな飛散物、人物やオブジェクトの造形などが明らかに精細です。しかしながらこれがうるさくない。気にせず観ていたら自然と目に映りますので、ごちゃごちゃ細かいというストレスもなく、自然に美しさを感じる事が出来ます。

音質について
サラウンドはさすがですね。戦闘シーンで縦横無尽に飛ばされ、破壊される動きは部屋をスピーカーで取り囲んでいるからこそ体感できますね。また空からはヘリコプターから浴びせられる機関銃、街が破壊されるシーンなど、効果的なSEがこれでもかと盛り込まれています。

輝度ダイナミックレンジについて
今回最大の注目点「非HDRテレビ」での描写。ですが、これが想像を上回る輝度表現で驚きました。

まず、DMR-UBZ2020には「ダイナミックレンジ変換調整」という設定があり、HDR非対応テレビに対しても最大限ダイナミックレンジを調整してくれます。

更に表示させるテレビTH-55AX900にも「ダイナミックレンジリマスター」という設定があり、輝度表現をリッチにしてくれます。そもそもAX900は高輝度&直下型LED&ローカルディミング(部分駆動)で輝度コントラスト表現が得意なんですよね。

その結果、冒頭シーンから驚きの輝度レベルを見せてくれました。

テレビを直撮りした画面ですが、もう遠くの爆発が眩しく感じました。

同じく遠くでの爆発を見つめるシーンです。太陽の赤、手前の暗さなど立体的で距離感と光の強さのリアリティが凄いです。ただIPSパネルなので暗い部分の階調表現はあまり得意ではありません。

正直従来のブルーレイでここまでのコントラスト表現にはあまり出会わなかったので、UHDブルーレイの可能性を感じる事が出来ました。

更にAX900はRec.2020の色域補正能力もありますので、より鮮やかな色表現も出来るようになっています。

といいつつ、やっぱりこうなってくるとHDR対応テレビで観てみたい気持ちに駆られます。何せ再生しようとすると最初に「あれ?HDR対応してないテレビに繋がってるぜ?」って英語で警告出るんですよ。悔しい。

ULTRA HD PREMIUMについて
TH-55AX900は発売当時の能力としては素晴らしいものがありましたし、今も廉価テレビと比べれば互角以上の力があると思います。しかしながら規格としてのHDRには対応していませんし、Rec.2020と言っても到底最大限の色域表現が出来る訳ではありません。

一方、DMR-UBZ2020は「ULTRA HD PREMIUM」の認定を受けています。

ですから同じく「ULTRA HD PREMIUM」認定を受けたテレビを用意する事で認定基準以上の表現が約束される訳です。

ちなみにこの認定を受けるには、映像入力として4K、BT.2020、10bit、HDRに規格上対応している上に、色域はDCI P3(BT.2020規格より小さい色域幅)の90%以上クリア、HDRでは0.05~1,000nitをクリアしている必要があります。

ざっくり言えば
・精細さ
・明るさ
・色が多彩
という3つが優秀であることが「高画質」の証明であり、その一定基準を作ったという事です。

http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/avt/737476.html

この基準クリアは容易ではなく、今発売されているテレビではVIERA DX950などしかありません。他社も最上位ならスペック的には基準をクリアしているものがある、といった程度です。

しかも、それらのモデルですら本来の規格の潜在能力を引き出すレベルには到底至っていません。一応条件をクリアしているというギリギリの状態に過ぎず、本来はBT.2020の最大色域に極限まで近づけていかないといけませんし、輝度も1,000nitなんていう小さなレベルではなく規格上は10,000nitを目指さなければいけません。

もちろん最大輝度はただ高いだけだと「眩しいだけ」になりますので「1,000nitもあれば十分」と考える事も出来ますが、規格がある以上その数値に近づく事でどう表現力が上がるのか、使いどころはどう想定しているのか、が気になります。次の世代で3,000nitくらいのテレビが出てくるとすればそれは是非見てみたいですね。

またそうなってくるとパネルの反射しにくさ、クリアさも大事です。方式は現状液晶だとVA&直下型LED&細分化された部分駆動という組み合わせが最強でしょう。有機ELに期待を寄せるという考えもあるでしょう。パナソニックの有機EL化が一つの分岐点になる可能性もありますね。

いずれにせよ次のテレビは「ULTRA HD PREMIUM」認定かどうかが重要な選定基準になると思います。欲しい!

 

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