前回2017年秋に買いたいスマホとして下記5モデルについて基本比較を行いました。
iPhone X https://www.apple.com/jp/iphone-x/
Xperia XZ Premium http://www.sonymobile.co.jp/xperia/docomo/so-04j/
GALAXY S8+ http://www.galaxymobile.jp/galaxy-s8/
GALAXY Note8 http://www.galaxymobile.jp/galaxy-note8/
Zenfone 4 Pro https://www.asus.com/jp/Phone/ZenFone-4-Pro-ZS551KL/
基本比較といっても、一般的な仕様比較ではなく「私が検討する際重要視する項目」に絞った比較ですので全体の能力差を比べたものではありません。ご注意下さい。
さて、前回の比較では総合評価としては下記順になりました。
1位:iPhone X
2位:GALAXY S8+
3位:GALAXY Note8 / Zenfone 4 Pro
5位:Xperia XZ Premium
何度も申し上げますが、この順位は全体評価ではありません。あくまで私が今拘るスペックでの比較です。
今回は、じゃ、実際そのスマホをどう使うのさ?という実用途に照らし合わせて順位付けしてみたいと思います。また日常的にその作業をどのくらい行うか。で重みづけもしてみたいと思います。
用途1) 静的情報閲覧/処理(40%)
何と言ってもスマホを使う用途1位は「情報閲覧(処理)」です。主に次のような用途です。
・SNS(Twitter、Facebook、LINEなど)
・Web情報閲覧(ブラウザ、ニュースアプリ、買い物、地図、2chなど)
・マンガなどのコンテンツ閲覧
これらは基本「縦画面」で利用し、且つ「情報量の多さ」が重要になります。多少の予測も入りますが5モデルを並べた時の大きさを比較してみます。
大事なのはディスプレイ部の大きさですので、ディスプレイ部だけシルエットで抜き出して底面を合わせてみましょう。
※XperiaとZenfoneは同じ5.5インチ/16:9のはずですが写真から切り出しを行っているのでズレが出ているのかもしれません。
さて、アスペクト比で言えば実はiPhone Xが一番縦長なのですが、切り欠け部があること、またディスプレイサイズ自体が少し小さめなので同じ文字の大きさで表示させたときの情報量はGALAXYが上回ると想像できます。逆にこの縦長に見慣れると従来の基本アスペクト比である16:9のXperiaやZenfoneがずんぐりして見えてきますね。
という事で、情報閲覧という意味では画面サイズとアスペクト比からGALAXYが最も期待に応えてくれそうです。また画面分割でWebサイトを見ながらLINEをする。なんて作業にもGALAXYが一番快適な気がします。
○ iPhone X
△ Xperia XZ Premium
◎ GALAXY S8+
◎ GALAXY Note8
△ Zenfone 4 Pro
ここは人によってはiPhone Xの圧倒的なコンパクトさに惹かれる方がいると思います。私は比較的大画面派ですが、情報量と本体サイズというバランスで見ればiPhone Xがいいという方もいるでしょう。あるいはiPhone Xは横幅が狭いのでむしろ16:9の5.5インチスマホの方が良いという方がいてもおかしくありませんね。
用途2) ゲーム処理(25%)
なんだかんだ言って私は結構ゲームをします。今や多くのゲームがマルチOS対応なので、どちらかの端末でなければ出来ないというゲームは少なくなりましたが、未だに若干iOSの方が充実している気がします。
また、ここに並べたAndroid機(Snapdragon835)の処理能力はおよそiPhone7Plusと同等クラスです。それでも最適化の違いなのかiPhoneの方が快適なケースが多いと思います。更にiPhone XはiPhone7世代より処理能力もGPU能力も数十%向上していますから、これはもう比較にならないのではないでしょうか?Android内ではメモリに4Gか6Gかの差はありますが、iPhoneとの違いと比べれば小さなものだと思います。
マルチコアベンチマークを見ても新発売のiPhoneは圧倒的です。
◎ iPhone X
○ Xperia XZ Premium
○ GALAXY S8+
○ GALAXY Note8
○ Zenfone 4 Pro
用途3) コンテンツ再生(ゲームプレイ含)(20%+10%)
3番目に多い用途はYoutubeなどの動画コンテンツ閲覧です。これは主に「横画面」で利用する事になりますが、大事なのは「画質」と「音質」です。この要素はゲームプレイ時にも影響しますので加味します。
画質という面では、前回のスペック比較でも記載しましたがGALAXYが一つ抜き出ています。
Xperiaは4Kという面では非常に優位性がありますが、画面サイズは平凡、パネルは液晶、輝度もそこそこと解像度以外は今一つです。一方iPhoneとGALAXYは優秀ですが、サイズや輝度面でGALAXYが上回る印象ですね。
○ iPhone X
△ Xperia XZ Premium
◎ GALAXY S8+
◎ GALAXY Note8
△ Zenfone 4 Pro
一方音質では内蔵スピーカー比較という意味で前回の記事同様下記構図になると考えています。
○ iPhone X
◎ Xperia XZ Premium
× GALAXY S8+
× GALAXY Note8
○ Zenfone 4 Pro
用途4) 写真撮影(5%)
最後は写真撮影です。ここも前回カメラの印象比較をしましたので、そのまま踏襲として考えます。
◎ iPhone X
○ Xperia XZ Premium
◎ GALAXY S8+
◎ GALAXY Note8
○ Zenfone 4 Pro
もちろん他にもいろんな作業をします。クラウド連携させてOfficeアプリケーションを使う事もあれば、写真や動画を加工する事もあります。何せスマホには数百個のアプリを常時入れていますので滅多に使わないアプリも含めて多種多様な用途で使っています。ただこの辺りは日常作業の中で見れば極小で、他の評価に埋没するレベルかなと思います。
ということで、ここまでの項目に今回はどのくらいその作業(用途)を行うかを重みづけする事で、日常用途で享受できる恩恵度合いを見てみたいと思います。
こう見ると、単純採点ではiPhone X(僅差でGALAXY)。自分の日常生活に照らし合わせるとGALAXY(僅差でiPhone X)という面白い結果になりました。
なるほど、私がGALAXYに惹かれているというのはこのあたりが影響しているのかもしれません。なかなか興味深い自己分析です。それにしてもiPhoneの弱点のなさっぷりは凄いですね。
ちなみに、OS周りのUIやスマートな使い勝手ではiOSよりもAndroidの方が格段に上だと感じているので、現時点ではGALAXYが上回るかなぁ。と考えていますが、iOSがもっともっと痒いところに手が届いてスマートな使い勝手になれば恐らくiPhoneを選ぶと思います。
いずれにせよGALAXYは目に見える機能部分で見ればAndroidの中では突出しており、ホーム画面設定や独自機能の作り込みも他の追随を許さないレベルだと思います。Android機の代表としてiPhoneと比較しうるスマホじゃないでしょうか。
#何となくXperiaの評価を下げているような感じで、Xperiaファンからは「偏向的だ!」と言われそうな予感ですが、個人的にはXperiaはZ1やZ3を保有していましたし、Z1の時にはブロガーイベントにも参加して沢山褒める記事も書きました。一方GALAXYは一度も保有した事がないので決してGALAXYファン&アンチXperiaではございません><