IT機器/アクセサリー

USB PD対応充電器・モバイルバッテリーで色々測定してみる

今回はUSB PDやQC3.0などで充電した時の電流チェックをしてみたいと思います。

充電チェック対象

給電側は下記6種類

1.ANYQOO AD065G2

USB PD対応のType-C アダプタ

対応出力:5V3A/9V3A/12V3A/15V3A/20V3A

対応出力が多い事、どの電圧でも3A出せる事、最大60Wまで出力可能という点から選択。

2.Matebook E 純正ACアダプタ

HUAWEI曰く、独自仕様とのことで「USB PDには対応していない」と回答がありました。

対応出力:5V3A/9V3A/12V3A/15V2.66A/20V2A

ただ最大40Wの出力と電圧の対応バリエーションは非常に優秀。

3.Nintendo Switch 純正ACアダプタ

規格を見る限りUSB PDの対応基準は満たしていないようです。

対応出力:5V1.5A/15V2.6A

5Vと15Vとかなり特殊な仕様ですが、最大出力は結構大きいですね。

4.AUKEY PA-T15

我が家で最も活躍している5ポート充電器

Type-Cにはありませんが、Type-Aの1ポートがQC3.0対応しています。今回はこのポートを使用します。

対応出力:3.6~6.5V3A/6.5~9V2A/9~12V1.5A

5V3Aや9V2Aに対応しているのでどこまで健闘できるか

5.dodocool DP13

USB PD対応モバイルバッテリー20100mAh

対応出力

Type-C(PD対応):5V3A/9V3A/12V3A/14.5V3A/20V2.25A

Type-A(急速充電):5V2.4A

本機を選んだ理由は出力の大きさとPDの対応電圧の豊富さ。結構ちょうどいいのが少ないんですよね。

2万mAh以上で探しましたが、ANKERやRAVPOWERは最大出力や対応出力が少ない、フォースメディアは重すぎる。などどれも今一つでDP13が一番汎用性が高い気がしました。

6.RAVPOWER RP-PB043

先ほどのdodocool DP13と並べてみます。DP13より幅が広く、長さが短めで体積としては似た感じ。重さはRAVPOWERが100g程軽いです。

RAVPOWERでは同型でUSB PD対応モデルもありますが、今回使用するのはQC3.0対応モデル。

USB PDとQC3.0の両対応のモバイルバッテリーってほぼゼロなんですよね。

対応出力

Type-C(PD非対応):5V3A

Type-A(QC3.0):5V2.4A/6.5~9V1.5A/9~12V1.2A

今回充電テストする機器は下記4つ

・Matebook E(USB PD対応PC)

・Galaxy S8+(QC3.0対応スマホ)

・Nintendo Switch(Type-C充電対応のゲーム機)

・dodocool DP13(今回給電側でも使うモバイルバッテリー)

チェックに使用する電流チェッカーはルートアールの RT-TC2VASV

対応範囲:4~20V、50mA~9.99A(最大65W)

測定結果
さぁ、ではチェック結果をドドンと表にしちゃいましょう。

下記実測値についての条件です。

※各機器20~40%くらいまでバッテリー残量を減らした上で行いました。(100%に近づくと速度が緩やかになるので)

※多少電圧も電流も数字が揺れ続けるので、高値で安定した時を丸めた数値です。

測定して判明した事

Galaxy S8+

QC3.0対応ACだと9V2A仕様で充電可能。これが規格上最も正しいはず。

USB PD対応ACだと5V3Aに近い数値。電圧は低めだが、結果的にQC3.0と同等以上の速度になっています。最速はコレか。

・モバイルバッテリーで充電するならDP13のTypeCやRAVPOWERのTypeA(QC)が良い。速度もそんなに変わらない。

※Galaxy S8+の規格対応は5V3A/9V2Aだと考えられます。

Matebook E

USB PD対応なら、純正ACでもサード品ACでもモバイルバッテリーでも12V1.9Aでほぼ安定。

・Switch純正アダプタでは5V1.5Aまで。15Vには反応しない。

・Type-AではQC3.0対応であっても4.5V2A程度までしか出ず。

※Matebook Eの規格対応はUSB PD 5V2A/12V2Aだと考えられます。(Type-Aは5V2Aまで)

よって、Matebook Eに適したモバイルバッテリーを探す際は12V2A対応のもので容量が大きく、軽いものがお勧めですね。

Nintendo Switch

Type-Cでは15V1Aまで。純正アダプタは15V2.6Aまでいけるはずだが本体が1Aまでの仕様の模様。

Type-Aでは5V2Aまでが限界。

※Switchは意外な事に15Vだと1Aまでしか受け付けませんでした。DP13だと純正アダプタと変わらないスピードで充電できるので外出時には心強いですね。

dodocool DP13

・モバイルバッテリーDP13自体の充電を測定

USB PD対応アダプタなら20V1.6Aまで計測。今回の測定の最速値となりました。

30W以上で充電できるので速度が落ちなければ2.5時間くらいで20100mAhフル充電できる計算です。

まとめ

充電速度は単純に「電圧(V)×電流(A)」で大きいほど速いという事になりますが、そもそもデバイス側が何V何Aまで受け付けるのか。を分かっていないと最大速度にはなりません。

例えば今回Matebook Eは12V2Aまでしか受け付けない事が分かりましたので「12V2A対応アダプタ」でも「12V3A対応アダプタ」でも結局2Aまでしか供給されません。更には「5V3A/12V3A対応アダプタ」と「5V3A/15V3A対応アダプタ」では後者の方が15Vまで供給できるので速そうに見えますが、Matebook Eの場合は前者が12Vで充電できるのに対し、後者は15Vは無理なので5V充電に落ちてしまう。という逆転現象も起こります。

ですから「速度、容量、重さ、価格など最適なモバイルバッテリーを探そう」とすると、まずはデバイス側の受入れ限界値を知るところから始めないといけません。ですが、デバイス側の対応値はあまり公開されてませんし、Matebook EについてもHUAWEIのサポートに聞いてみましたが正しい情報は得られませんでした。

この辺りは自分で検証しながら判断するしかないのが厄介ですね。まずは対応幅の広いアダプタ/バッテリーとチェッカーを保有しておいて色々確かめた後、運用に最適な充電機器を探すといったステップが必要になってしまいます。これからはもうちょっとデバイス側の仕様が公開されてくるといいですね。

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