我が家のサラウンド環境についてトップミドルスピーカーを追加して13チャンネルになったものの、まだちゃんと活かした作品観てなかったな~と思い、UHD-BDのターミネータージェニシスでチェックしてみました。
ドルビーアトモス対応ソフト
ターミネーター ジェニシスはターミネーターシリーズ5作目で2015年の作品です。ドルビーアトモス効果もしっかり効いていると評判だったのと、ターミネーターは4までしか観ていなかったのでちょうどシリーズを追いかけるのにいいかな?とチョイス。
音声・字幕メニューには下記のような説明がなされています。
本商品の音声は、DOLBY ATMOS対応のレシーバーとスピーカー構成により、ご家庭の天井も含め、これまでのチャンネル数をしのぐ多次元フルサウンドを生み出すことができます。
いいねぇ。「天井」に音が回るよ。という宣言をしてくれているのが期待を持たせてくれます。
視聴環境のスピーカー構成は下記13チャンネルとなります。
天井の音をしっかり活用してくれている
要所要所でしっかりサラウンドデザインをしてくれていて、電磁波のバチバチっという音だったり色んな音でサラウンド感を演出してくれます。
中でも「おお。天井だ!」としっかり体験させてくれたのはバスの屋根の上を敵が歩くシーン。
リアハイトスピーカーからベコンという屋根の上に降り立つ音がしたかと思うと、右リアハイトから右トップミドルに掛けて敵が歩いている音がします。おおお。右後ろ天井の上に何かいる!!という感覚。
左に見えているハイトスピーカーと右に見えるトップミドルのちょうど間くらいの天井でベコベコと歩く音がしてました。気づいたら左側にも音が移動した?!と思ったらストーリーが進んでいきました。
ドルビーアトモス感を体感するには良い作品
かつて、5.1chサラウンド環境だった時に「LAコンフィデンシャル」という作品で、主人公たちがいる小屋を取り囲むように敵が現れて、その歩く足音で小屋の外のどの方向に敵がいるかが分かるというサラウンド効果に感動しましたが、ドルビーアトモスの世界ではそこに高さが加わります。
まるで天井裏から音が鳴っているかと錯覚するような音響効果は、本当に見えない敵を見上げる主人公たちと同じ気持ちで没入出来ます。こればっかりは実際に体験してみないと分からない効果です。
以前、イネーブルドスピーカーを設置していた時にはここまで明確に天井から音が鳴る。という体験は出来ませんでしたのでトップ&ハイトスピーカーの効果はやっぱり絶大だと思いました。
AVアンプとして使用しているSR8015も優秀です。フロントスピーカー側の音も非常に繋がりがよく、スピーカーよりも後方から音が鳴っているように聞こえたり、非常に自然な立体感を作り出してくれますので、こうした天井の音も「スピーカー」ではなく、何もないところから音が鳴っているように感じさせてくれます。
こうなってくるともっともっと天井の音を活用した作品が出てきてくれたらいいのに!と期待してしまいますね。
あ、ところでターミネータージェニシスはシリーズ過去作品と比較すると正直イマイチな作品でした。タイムトラベルの妙を幾つか散りばめてはあってエンタメ感はありましたが、肝心の脚本の根っこ部分で「え?なんで?」っていう箇所が多く、シリアスな展開の割には世界設定が崩壊気味かな?という感じに。続編できちんと回収できるんでしょうか。また観てみたいと思います。
サラ・コナー役のエミリア・クラークはめちゃくちゃかわいかったんですけどね。リンダ・ハミルトンのイメージが強い我々世代としては、え?リメイク?と思わせて、リメイクじゃなかった展開にもちょっと混乱しました。
ちなみにカタカナ表記としては「ジェネシス」じゃなくて「ジェニシス」らしいです。