PlayStation ゲーム

【レビュー】PS5 Pro 購入~SSD取り付けからグラフィック比較まで~

無事にPS5 Proを2024年11月7日発売日にゲットする事ができましたので簡易レビューして参ります。

箱と本体

こちらが外箱。PS5より少し小さくなっていました。

背面。「さらなるゲーム体験の高みへ」というメッセージがテンション上げてくれますね!

本体を左右並べてみました。左がPS5 Pro、右がPS5です。改めて見るとかなりコンパクトになりました。

横置き用のパーツもめちゃくちゃシンプルになっていました。PS5では円盤状の台座だったのが、PS5 Proでは挿し込むだけの脚に。でも一度置いたら動かさないのでシンプルイズベストな気もします。

横置きで上下に並べて設置。上がPS5、下がPS5 Proです。ディスク非搭載という事もあり一層コンパクトに見えますね。あ、我が家ではディスクは使用しないと決めましたので今のところディスクドライブの購入予定はありません。

データ移行

まず行う事はPS5からのデータ移行。

ただちょっとこれが舐めてました。WiFi経由という事もあり、アカウントや基本データの移行(セーブデータやギャラリーなど)だけで約8時間も掛かるという事に。

幸いステップ1の22分だけ終わればあとはバックグラウンドでの作業なのでPS5 Proを楽しむことは出来るんですがなかなかの転送時間でした。

ちなみに400GBほどあった本体格納のゲーム・アプリを移動させるには55時間掛かると試算されたので早々に諦めました(笑)

という事で本体に最初から用意されている「Astro's PLAYROOM」だけがプレイできる状態で一旦セット完了です。

M.2 SSDの換装

さて次はPS5に取り付けていたM.2 SSDの移管作業です。作業開始して早速思い出しました。とにかくPS5のカバーの取り外しが大変。コツと言えばコツがあるんですが「割れてしまわないか」という恐怖心との戦いです。これ設計した人もう少しスライドスイッチつけるとか考えてくれたら良かったのに・・・。

カバーを取ったら次はM.2スロットのネジを開けるんですが、以前自分で締めたはずなのに固くて全くドライバーが回りません。

まさかの電動ドライバー登場で何とか開けられました。

取り外したM.2 SSDがこちら。当時安価でそこそこ優秀なコスパの良いSSDでした。

次はPS5 Proへの取り付けです。

PS5 Proではさすがに改善されているだろうと思ったカバー取り外しですが、何にも学習してませんでした。「割れてしまうんじゃないか」という恐怖心との戦い再びです。

やっとこさ開けたら「ここじゃなかったです!!!」

気を取り直して別のカバーを開けてようやくM.2スロット発見。いや、場所は取説に書いてあったんですけどね。見誤りました。

こちらも同じ手順でカバーを開けて取り付けていきます。

スペーサーとネジを使って固定

こんな形で無事取付完了です。

移管にあたってフォーマットも何もなくそのまま認識してくれました。

そして何とSSDにインストールされていたゲームも全部そのまま認識&プレイも出来ます。めちゃくちゃ移行簡単でした。

PS5 Pro エンハンスチェック

さぁいよいよPS5 Proに最適化されたエンハンス対応ゲームのチェックです。見せてもらおうかエンハンスの実力とやらを!

まずはやっぱりFF7リバースを。アップデート前は「グラフィック」「パフォーマンス(シャープ)」「パフォーマンス(ソフト)」の3種類。私は主にパフォーマンス(ソフト)で遊んでいた気がします。やっぱり「グラフィック」だと視点を回転させたときのガガガガガっていうブレが気になってしょうがなかったんですよね。

ゲームをアップデートすると出ました!エンハンス!

早速プレイしてみましたがめちゃくちゃ滑らか!ぬるぬる!まさにパフォーマンスモードと全く同じ快適さです。そしてグラフィックはどう変わったか?!ですが以下シーンで4モードのスクリーンショットを撮ってみました。

中央にいる親子を拡大して比較してみます。

画質比較

・パフォーマンス(ソフト):一番ぼんやり
・パフォーマンス(シャープ):やや解像感が高まりましたがジャギってます
・グラフィック:ぐっと解像感も高まり精細になりました
・エンハンス:グラフィック同等ですが、更にエンハンスの方が精細です

いやー結構違いますね。やっぱり。他のもっとグラフィックに力を入れているゲームだと更にエンハンスの力が発揮されているそうですがFF7リバースでも十分な違いを感じる事が出来ました。

体感を比較評価するとこんな感じでした。

パフォ(ソフト)パフォ(シャープ)グラフィックエンハンス
精細さ
動きの滑らかさ

まずパフォーマンスの「ソフト」と「シャープ」は一長一短です。マイルドでぼやけている「ソフト」とシャープでジャギっている「シャープ」という感じでどちらが良いかは好みでしょう。「グラフィック」「エンハンス」で各段に画質が上がります。

エンハンスとグラフィックはほぼ画質は同等と言っていいと思います。でもエンハンスの方が更に高精細だと感じました。先ほどの親子の画像も少年の服にボタンが付いていたなんてエンハンスで初めて気づきました。ただ「グラフィック」の方がややマイルドにまとめている感じでもあるので好みの差かもしれません。それも結構拡大して感じる違いなので、ゲームプレイ時にはこの2つは全く同じ画質に見えると思います。

一方動きの滑らかさはもう一瞬で「グラフィック」だけ劣っている事が分かります。これは耐え難い人には耐え難いレベル。私は正直耐え難い派です。なのでこれまでは仕方なく「パフォーマンス」画質で遊んでいたんですが、PS5 Proで全部解決。ですね。

もうヌルイ画質を我慢するか、画面ブレを我慢するか、という2択で悩む必要がなくなるのです。そのストレスレス感が最高。

どのくらい画質が上がったか?なんていう違い以上に、この「エンハンスを選んでおけばそれでOK」という信頼感が精神衛生上めちゃくちゃ良い訳です。その不毛な悩みから解消される事こそPS5 Proの価値かもしれません。

デモンズソウルでもアップデートでビジュアルモードに「PS5 Pro」が追加されました。もうこれ一択。これを選んでおけば間違いない訳です。

ただホライズンやスパイダーマンなどのゲームではPS5 Proでも「画質」か「パフォーマンス」かなど選択になっているみたいなんですよね。あれ、やっぱり高いレベルで不毛な2択に迫られるの?という不安もよぎりますが、もうこのレベルになると「パフォーマンス」を選べば間違いないみたいです。それだけ画質はいけるところまでいってると考えて良いでしょう。

エンハンス対応外のゲームはどうなった?

最後にPS5 Proエンハンスに対応していないゲームで何か違いがあったかを見てみます。

4K120fps対応ゲーム「デビルメイクライ5」で比較してみました。このゲームには「レイトレーシング」の設定と「ハイフレームレートモード」の切り替えがあります。

ハイフレームレートモードをオンにすると可変式のフレームレートになって60fpsを越えた出力が可能になります。レイトレーシングはON(解像度優先)にしておきましょう。

PS5ではレイトレーシング解像度優先にすると70fps前後で出力されます。ちょっとキャラクターを動かすと60fps台に落ちるという印象。

一方PS5 Proでは全く同じ設定で何と100fpsを超えます。キャラクターを動かしても90fps台を維持してくれるパフォーマンス。

さすがに敵と混戦してくると60fpsレベルに落ちる瞬間もありますが、それでも無印PS5と比べると高いパフォーマンスを維持します。下記のように敵と戦っているのに118fpsを記録するなんて瞬間までありました。

ということで、エンハンス対応ゲームではしっかり画質を高めつつパフォーマンスも発揮してくれますが、それ以外のゲームでも実は地力の違いが出るものもあるのでは?と感じました。

まとめ

まだ触り始めたばかりですがしっかりとPS5 Proの力を感じ取れた気がします。もっと効果の違いがはっきり出るゲームも色々あるようですしこれからが楽しみですね。

正直これまでPS5とXBOX SXを比較検証しながら、同じゲームだとXBOX SXの方が好印象だったものもありました。なのでマルチプラットフォームでリリースされた場合はXBOX版を購入する事もあったんですよね。ただゲームによってはXBOXは下位モデルのSSに引きずられてPS5版より劣るというケースもあったようです。

でも今回PS5 Proでスペック的にもXBOX SXを圧倒してくれましたのでここの悩みもなくなりそうですね。現時点ではPS5 Pro一択で楽しんでいけそうです。

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