今回のテーマの一つに「データバックアップ」がありました。
そこで、最初はRAIDを組んで冗長化(データの2重化)を図ろうとした訳です。
ただRAID5はRAIDシステム側のハードが死ぬと終わりですし、
RAID1であっても、救出できなくなる可能性が残ります。
一般ユーザである私の目的は「継続性」ではなく「データ保護」ですので
本来に立ち返ってRAIDではなく、バックアップでいくことにしました。
ところが、バックアップもスケジュール型のものが多く、不具合があった時に復旧プロセスを走らせるという
割と面倒なタイプが一般的です。
私の理想は下記3点
・リアルタイムミラーリング(常に全く同じデータがコピーされている)
・復旧プロセスが要らない(完全にクローン化された同じドライブになっている)
・3TBのHDDに対応している(まだまだ対応ソフトは少ない)
なんと市販されているメジャーなパッケージもので上記3つに対応しているソフトは1本も見つかりませんでした。
これは驚き。
唯一オススメできそうなのはGoodSyncです。
これは、ログオフ時に自動で同期を取ってからシャットダウンしてくれたり
もちろんリアルタイムでの同期も取ってくれたり安心度が高そうです。
テストしてみましたが、挙動も悪くない感じです。
有償でも良いならまず候補はこれでしょうね。(無料版はファイル数制限があるので実運用できません)
他はすべてフリーソフトになります。
メジャーどころは私もこれまで使っていた「BunBackup」がありますし
「RealSync」「DiskMirroringTool」「fastcopy」なんかも鉄板と言われます。
ただ、BunBackupなんかはちょっと挙動が不安定だったりしました。
エラーが起こったり、ちゃんと同期されなかったり。
他のツールもいまいちしっくりきません。
そして探した結果、行きついたのは「bvckup」です。
これはリアルタイムで差分だけコピーを行ってくれて、
かつPCのパフォーマンスにあまり影響しない軽快なツールだということで
とりあえず今はこれを使ってみています。
Windowsが起動すると同時に自動的に実行され、
何も意識することなく常に変更されたファイルや情報が別のドライブにミラーされます。
もちろん移動させたり、削除したりしてもすぐに同期してくれます。
じゃ、最初からそれでいいじゃない。ってことなんですが、
なぜRAIDにこだわってきたかというと、RAIDはBIOSレベルで制御されるので
Windowsのパフォーマンスに影響を与えないからなんですよね。
データコピーするのにパソコンが重たくなるのイヤですし。
でも、このbvckupでは、今の時点でパフォーマンスの低下は感じませんし
確かに軽快に動いていて、且つ挙動が安定しています。
結果的に、リスクも減らせて、安全なデータ2重化ができている気がしますね。
あ、ちなみにログオン時に自動実行させようとすると必ずUACが「システム変更していいですか」って聞いてきます。
これ鬱陶しいんですが、UACってまとめてセキュリティレベルを最低にしないと消えてくれないので
このアプリだけUAC制御から除くっていうのが簡単にできないんですよね。
(まぁ、UACなんて飾りなんで問答無用でオフだろ。って人もいると思いますが、
一応活かしておきたいので中レベルにしておきたいのです)
ということで、そんな時の為のタスクスケジューラー。
Windows7なら、コンパネ→管理ツールの中にあります。
ここでログオン時にexe実行するように設定し「最上位の特権で実行する」にチェックしておくと
UACのメッセージが出なくて、勝手に起動時に実行してくれるようになります。
便利ですねぇ。
以前は定期的にバックアップを手動で取ってたので面倒&忘れがち。だったんですよね。
で、いざまとめてやると結構エラーが出るっていうw
そこでRAID!って思ったんですが、結果的にこっちで良かったかもです。