ご存じのとおりiPhone5は画面が縦に長くなりました。
「長くなったら表示される情報量が増えます!」
というのは、容易に想像できると思いますが、それで何か得すんの?って実感湧きませんよね。
逆に、多分実際に購入したユーザはちょこちょこ「おお。快適になってる」と感じて来ていると思います。
これにはカラクリがあります。
まず、画面が大きくなった分、解像度が増えた訳です。
4S=縦960ピクセル
5=縦1136ピクセル
確かに増えてます。約18%増えてます。
でも、たった18%増えただけで、そんなに大きな差になる?って思いますよね?
ではこのLINEの画面を見てください。
これまでは文字入力するときは、こんな画面表示でした。
会話のやりとりがちょこっとしか見えませんね。
iPhone5ならご覧のとおり。会話の流れを確認しながら返信できます。
かなり会話のやりとりの領域が増えたと思いませんか?
では検証してみましょう。
実は、これまで960ピクセルあったうち、約580ピクセル分が日本語入力のキーボードに取られていました。一番上の固定領域も130ピクセルくらいあります。
つまり、会話の情報は残った250ピクセル分だけしかなかった訳です。
ところが5では、この情報領域が約500ピクセルと2倍になっているんです。
解像度は118%にしかなっていないのに、情報領域が200%になっている。
まるで魔法のようですね。でもよく考えれば当たり前の事ですよね。
メール入力でも同じです。これまで数行しか自分の打った文字が見えていませんでしたが、今後は約2倍に増えるんです。これだけで物凄くメールの文章を整えていくのが楽になりますよ。
こういう説明をすれば、4S以前のユーザの方にも、「5に慣れたら4S以前の解像度には戻れない」っていう気持ちが少しわかってもらえるんじゃないでしょうか。本当に快適です。
ちなみに、大事なのは画面サイズは大きければ大きいほどいい。って事でもないところです。何でもやりすぎればいいってもんでもなくて、バランスの取れたサイズ、解像度が良いですね。
ちなみに私は今回のiPhone5の4インチが「スマホのベストサイズ」とは思っていません。画面サイズだけで言えば個人的には4.3インチくらいがベストじゃないかと思ってます。本体のデザイン次第では4.5インチくらいでも良いかもしれません。もちろん、これは人によって違うので全員に当てはまる「正解」はないと思います。
ちなみに、EVO 3Dでは最初からこのくらい見えていました。
昨今のAndroid機は画面も大きめで、解像度も高い機種が多いので、「情報量」という意味では快適なデバイスが多いと思います。もちろん小さいものもありますので、様々なバリエーションの中から自分に最適なサイズと解像度を選択できます。
「私は小さいのがいい」「俺は大きいのが欲しい」そうしたニーズに応えられるのはAndroidならでは。ですよね。