オーディオ機器周りがすっかり落ち着いてしまったので、こんな時こそ、と電源周りを少しだけ見直しました。
導入したのはプロケーブルの「超越重鉄タップ」6個口です。
名前がもう何というか凄いですが、その名の通りこれめっちゃ重くて1.85kgもあります。ズッシリ。
何でも、重鉄から新型重鉄に進化し、更に超越重鉄に進化したという経緯があるとか。
鉄の塊の上に、鉄のプレートが張り付けてある感じ。そのプレートもチャチではなくしっかり分厚い。
裏返すともう完全に鉄の箱です。この徹底した遮断でノイズを極限まで排除する狙い。
ケーブルとの接続部も特殊な構造で溶接もしっかりされています。ケーブル交換できる着脱式も一見いいですが個人的には接点を極力減らし、ロスやノイズを削っていく方式は好感が持てます。
ケーブル部分も非常にしっかりしていて、プラグはWATTGATEの非メッキ(プロケーブルさんの推しのようです)
プロケーブルさんのサイトは以前から拝見しており、その書きっぷりと漂う雰囲気から「いかがわしさ満点」なんですが、ケーブルも以前購入した事がありました。今回の電源タップも含め、実際購入してみるとその作り込みの徹底には質の高さを感じます。Webサイトを見るとタップの中身の作りにも拘りがあるように感じます。何せ書き方のクセが強いので損してる気がしますが、みんなどんな印象持ってるんでしょ。
電源タップにお金を掛けるつもりもなかったのでずっとOYAIDEのボックス型にしようと考えてましたが、OYAIDEより明らかに作りがゴツくて面白そうだったのでこっちにしてみた次第。
また、今回の電源タップはプラグが3Pなので壁コンセントも3Pでなければいけません。
同時に壁コンセントの見直しで3P化もしてみました。
以前の壁コン
今回交換して3Pにした壁コンセント(内部にアースはなかったので「なんちゃって」です)
今回の電源ケーブルを挿してもしっかりグリップしてくれました。よしよし。
今まではベルデンのスタンダードな電源タップを使ってたんですが、これで電源タップに余裕が出来ました。
本当は挿す機器と電力容量から考えれば「4個口」の方が適していたんですが、たまに省電力の何かを繋いだり・・・という可能性も想定して6個口にしておきました。
さて、肝心の音ですがこれは機器を替えた時のようなインパクトのある変化はしません。正直プラシーボ?と言われても反論できないところです。ただ、何となく感じた事を並べてみるとこんな印象もあります。
ポイント
・低域が豊かに伸びるようになった
・中域の強さが少し落ち着き、フラットになった
・全体の音に透明感が出た(クリアになった)
いやいや、こういうふわっとした曖昧な変化の時に語られるド定番表現ばっかじゃん!って感じですが、事実そんな感じなんです。何というか、音がツルっと綺麗になって、ここぞの低域がドッシリ沈む印象なんですよ。
プロケーブルさんのサイトの個人感想のような大袈裟な効果を感じないので、私の耳がしょぼいのか、うちの環境がダメなのか、私が正直なのか(笑)といった疑問もありますが、少なくとも悪くなった部分はないですし電力供給の安定の大切さは理解しているので、こういう見直しは大事だと思います。
こんな感じで、大きな買い物のないタイミングに細かな見直しをしておく。というのもいいと思います。