先般購入したZenfone2が急速充電のQuickCharge(QC)2.0対応モデルだった事から、ついでに充電器とモバイルバッテリーも新調してみました。
どうせ買い替えるなら長く使えるためにと敢えてQC2.0を飛び越えてQC3.0対応器に手を出してみました。我が家にはQC3.0対応機器は一つもありませんので面白半分です。はい。
●超急速充電器 Aukey PA-T15
充電器はこちら。Aukeyの「PA-T15」です。
給電ポートが5つありますが、一番下の一つだけがQC3.0対応です。もちろんQC2.0にも対応していますし、QC対応機器以外の接続もOK。
今まで我が家のメイン充電器だったAnkerのPowerIQ対応機とサイズ比較してみます。
少しだけAukeyの方が大きいですが、それほどデカイ!と感じる事はありません。
左:Anker 右:Aukey
正面から見るとこんな感じ。デザイン的にはAnkerの方が丸みがあっていいですね。
●モバイルバッテリー Ravpower RP-PB043
モバイルバッテリーはこちら。QC3.0だけじゃなくUSB Type-Cまで搭載している最新スペック機。しかも20100mAhという大容量。もうこれさえあれば何も要らないレベル。
だけど、想像してたより圧倒的に大きかったです・・・。今まで使っていたAnkerのAstro E4よりちょっと大きいくらいか。と想像していたんですがここまで大きいとは・・・。
重ねてもこんなに違いが。重さはE4の296gに対してRP-PB043は372gのようですので約25%重い事になります。E4も結構重いので、更に80g近く重くなるのはちょっとキツイですね。
厚みはそこまで違いはありません。QC3.0/2.0ポートやType-Cポートなどしばらく対応に困らない仕様です。
そしてこのバッテリー購入に踏み切った理由の一つがAmazonでやっていたこの企画。何と、このバッテリーを買うと同メーカーの7800mAhのモバイルバッテリーが無料で付いてくる。というキャンペーン。
無料で付いてきたのがこのバッテリー「RP-PB31」。QCには対応していませんが十分メイン利用できるバッテリーです。
サイズ的にはこんな感じ。普段の持ち歩きには「RP-PB31」がむしろ一番いいサイズ感かもしれません。
●充電速度比較
では、Zenfone2での充電速度を見てみましょう。それぞれ30分あたりの充電量を見てみます。
<充電器>
43% Aukey PA-T15 (QC3.0ポート)
43% au AC05(auの急速充電アダプター)
34% Aukey PA-T15 (通常ポート)
34% au AC04(auの充電アダプター)
<モバイルバッテリー>
43% Ravpower RB-PB043(QC3.0ポート)
33% Ravpower RB-PB043(通常ポート)
31% Ravpower RP-PB31(無料で付いてきたバッテリー)
31% Anker Astro E4
Zenfone2はQC2.0までしか対応していませんので、QC3.0ポートからの充電であってもauの充電アダプターAC05と同じ回復量でした。今後QC3.0対応機器を繋げばAC05よりももう一段速い充電が期待できると思います。
またRB-PB043はモバイルバッテリーでありながら急速充電器と同じスピードで充電できるのはさすがです。30分で43%も充電出来れば外出時の緊急充電でも安心できますね。ただ、QC2.0対応バッテリーにはもっとコンパクトなものが沢山ありますので、あえてこの大型バッテリーを持つのが最適か?と言われれば微妙です。
●結論
QC3.0での充電量は対応機器がない為分かりませんが、QC2.0としての回復力は間違いなくある事が分かりました。
将来的にQC3.0機器も利用できるという意味で、充電器についてAukeyのPA-T15は良い選択になると思います。
一方、モバイルバッテリーについてはQC2.0機器しか持っていないのであれば現時点ではもっと小型軽量なQC2.0対応モバイルバッテリーを選択する方がベターだと思います。RavpowerのRB-PB043はQC3.0やType-C搭載という心くすぐられる仕様ではあるものの、ちょっと日常運用にはサイズが大きすぎる印象です。
ただ昨今では震災などの時に「スマホのバッテリー持ち」が非常に大事な命綱になる事もあります。備えあれば憂いなし。という意味ではこれも「アリ」な選択肢かもしれません。