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Xperia Z3 ベンチマークを比較してみる

ここ最近、Xperia Z3とiPhone6を比較した記事を書いてきましたが、今回は他の現行Android機種やXperia過去世代機も交えたベンチマーク比較を見てみたいと思います。

まず調べてみたラインナップがこちらです。私が興味ある対象しか調べてません(笑)
Xperia ZシリーズとiPhoneはもちろん、Androidのハイスペック機であるGALAXYと注目すべきHTC機、google純正のNEXUS5に、simフリー端末業界のエース?!ファーウェイのAscend P7です。まぁ、HTC J ONEとAscend P7が我が家の現役機なのでピックアップした。というのも正直なところです。

では各項目ごとのランキングで見てみましょう。
数値が抜けているものは情報が確認できなかったものなので割愛してます。

●バッテリー持ち時間
カタログ公称値や単に何mAhのバッテリーを積んでいるかの比較だけでは実働の公平な比較が出来ません。下記の数値は同じ条件での連続稼働時間を指しているので凡そ公平なランキングだと思います。

見て頂いて分かるように、XperiaがZ2以降非常に優秀だという事です。iPhone6Plusも歴代iPhone最長のバッテリーを持っていますが、それでもXperia Z3などに大きく離されています。

私の現行機Xperia Z1はiPhone5世代と近いレベルだったので、今年に入ってXperiaが突き放した印象ですね。他のAndorid機と比べても非常に優秀だと思います。

●タッチレスポンス(追従性)
タッチレスポンスとは、指でタッチ操作をした時に画面が付いてくるスピードです。これまで追従性ではiPhoneが圧倒的でした。スクロールしたりピンチ操作した時にiPhoneは指に吸い付くようにキビキビ動きましたが、昔のAndroidはヌルーンと遅れてついてくるイメージでした。ですから、サッと指で操作してもAndroidは反応が鈍く、iPhoneの方が断然快適だった訳です。

ところが、最近になってiPhone一強時代がついに崩れたのです。

この数値は指を動かしてから、実際に画面が動き出すまでの時間を「ミリ秒」で表しています。

圧倒的王者だったiPhoneが従来70~80msといったところでした。逆に言えばこのくらいのスピード感があればiPhone並の感覚で操作できるという事です。見て頂くと分かる通り、iPhone6で更に追従性は上がりましたが、頂点にいるのはHTC ONE M8です。何と驚きの46msです。

正直、GALAXY Note3やiPhone6を触ってみると「これは指で操作する前に動き出してるんじゃないか?!」と錯覚するくらい反応が速いのですが、M8はそれを大きく上回っています。大事なのは「追従性がiPhoneだけの強み」ではなくなったという事です。これは実は私の中で大きなパラダイムシフトです。

今回私が購入を予定しているXperia Z3もネット情報によると80msとの事でした。期待以上とまではいきませんが、従来のiPhoneレベルの操作感が期待できますので、Z1からの乗り換えでもかなり快適になるのではないかと予想しています。

ちなみに、数値の無いAscend P7は我が家で検証する限り、HTC J ONEと同等かむしろ劣るくらいでしたので恐らく120ms程度でしょう。

●AnTuTuベンチ
CPU、メモリ、グラフィックなど総合的な性能を測れるメジャーベンチマークツールのAnTuTu比較です。

こういったベンチマークツールは、GalaxyやHTCは内部でブーストさせてわざと点数が出るようにしていたり、あるいは調査する度に数値も変わったりしますので厳密にランキングを鵜呑みにする事はできませんが、およそのトータル性能を見るのには参考になると思います。

Xperia Zシリーズが着実に進化していて、Z3では40000点越えしているのには期待せずにはいられません。追従性の向上と相まって、サクサク動作が期待できます。

●GFX Bench T-Rex HD
次に、重いゲームなどの処理能力を見るグラフィック能力特化のベンチです。

ご覧のとおり、さすがiPhone!といったところですね。この辺りが、単にCPUやメモリだけで比較できないiPhoneの凄さだと思います。それでもXperia Zシリーズ陣営は健闘していると言っていいでしょう。

●まとめ
今回のベンチ結果を見ると、Xperia Z3の総合力の高さが見て頂けると思います。iPhone6と比較しても決して引けを取らない能力を持っているという事が分かります。

その上で、ハイレゾ音源対応のプレイヤー、4K&「走りながらの撮影」すら補正してしまう強力な手振れ補正動画撮影、2000万画素&広角25mm&ISO12800のカメラ、フロントステレオスピーカー、輝度もアップし美しくなったディスプレイ、防水・防塵、オサイフ、フルセグ、PS4リモートプレイなど、どの側面から見てもほぼ他機種に負けない機能を搭載しています。

この秋冬にスマートフォンを選ぶなら、Xperia Z3が圧倒的№1だと感じる理由でもあります。逆に、追従性やバッテリーといった基本部分でiPhoneがAndroidに追いつかれてきたのはiPhone陣営にとってはかなり脅威的だと思います。

実は本当の最強は「Z3 Compact」ですけどね(笑) 何せ、画面が小さく、解像度も低く抑えているのに、Z3と同じスペックなんですから、そりゃ処理もバッテリー持ちもZ3を上回るはずです。

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