2021年1月10日にリリースされたVRコンテンツ「VR JAPAN」が凄そうだったので体験してみました。
購入はSteamから
まずはSteamで購入します。価格は990円。ゲームではなく日本の風景VRコンテンツです。
紹介に「3分ほどの散歩をお楽しみください」って書いてありますが、プレイ時間を見てお分かり頂けるように私は「51分」も散歩しちゃいました。ていうか、本当に3分じゃ終わらないですよ。普通に歩き回っても15分くらいかかるんじゃないかしら。奥ゆかしい紹介です。
プレイスタイルはコントローラーでワープ移動する方式。自動鑑賞型じゃないのであっちこっち動き回ってしゃがんでみたり、上から見下ろしてみたり、目を近づけてみたりしてるだけで時間が経っちゃいます。
私はOculus Quest 2で楽しみました。VirtualDesktopでPCにアクセスしてSteamからVR JAPANを起動します。
最初は居酒屋通り
VR JAPANを起動すると暗い道の向こうに扉があるところから始まります。何となく暗くて不安になりますよね。
扉を抜けるとそこは居酒屋通り!一気に華やかな風景がリアルに広がります。このギャップにまず驚かされますよ。
1軒の居酒屋には入れるようになってます。暖簾をくぐって「やってる?」って言うやつ。
おすすめなのは立ってプレイする状態から、実際に居酒屋の席あたりにきたら椅子に座ってみる事。うわー。もう俺この店の椅子に座ってる。間違いない!
メニューも良く出来てるな~。と顔を近づけてみる。思わず「じゃ、えだまめちょうだい!」って言いたくなりますよね。でも女将さんはいません。無人。淋しい。
カウンター内に入る事も出来ます。角にあった炊飯器の裏に細かく書かれた注意書きも読めちゃいます。
居酒屋の奥にはまた新たな扉があって次のエリアに移動できます。
地下鉄構内の恐るべきリアリティ
扉を抜けるとそこは地下鉄の構内でした。尋常じゃないリアリティです。ここ来たことある。絶対。
てくてく歩いていくと壁に注意書きが。いや、何度も言いますけどここ実際に来たことあると思います(笑)
曲がると路線と出口のガイドが。架空の路線名なのが不思議な感覚。
突き当り。ここまでくると実写と勘違いしません?これCGですよ。しかもVRで歩ける世界。
曲がると広いエリアに出ました。いくつかの道に分かれている実際にありそうな景色。
左の壁の雰囲気も現実感ありますよねー。壁も本当によく作りこまれています。
逆側から見てみます。天井も壁も床もしっかり作りこまれていますよ。
横に階段があったので降りていきます。
階段を下りて踊り場で振り返ってみたところ。
また曲がり角です。ちゃんと覗き見る事が出来るのもVRの面白さ。天井の配管や電灯もいい感じですね。
地面にある案内情報もめちゃくちゃリアルでした。
現実世界では恥ずかしくてできないくらいしゃがみ込んでみる(笑)
もうこんな風景をVRで歩いちゃうと、バーチャル通勤が出来るんじゃないかって気になってきますね。VR JAPANで最高に興奮したのはこの地下鉄構内でした。
日本家屋から仏像まで
その次のエリアは日本家屋でした。打って変わって情緒ある屋敷。やや暗いトーンがまた雰囲気出してます。
和室が続いている先には中庭が。葉の一枚一枚まで丁寧に描かれています。
和室の奥には階段があって向こうの部屋まで渡る事が出来ました。
階段を下りてきたところ。ずっと立ってプレイしていましたがここで座り込んでみました。畳の目まで細かい!
広い屋敷をひとしきり堪能した後、1枚のふすまの奥にお寺のような空間と繋がっていました。
迎える2体の阿吽の像がめちゃくちゃデカイ。
更に奥には仏様が鎮座。質感もよく出来ています。
ここでVR JAPANの散歩はおしまい。扉まで近づくと最初の暗いスタート地点に戻ります。
まとめ
最初の居酒屋、後半の日本屋敷とお寺も凄かったんですが、もう私としては何と言っても地下鉄構内が興奮しました。こんな風景のVR体験なんて初めてでしたし、実際一番リアリティを感じましたね。
私の環境だと最高解像度だと重くて楽しめなかったのでもっとハイエンドPCでプレイしたらもっと精細に感じられたんだろうな~と思います。
990円という価格分の価値があるか?と言われれば万人には勧められないかな?と思います。合わない人にはあっという間に終わって「これで終わり?」とガッカリするかもしれません。
私の場合はそもそも作りこまれたCGとか大好きですし、その世界に入り込めるだけでワクワクしちゃうタイプ。今後のVR CGの可能性を感じられただけで大満足でした。
私と同じ感性の人は是非プレイしてみてください。そして一緒に叫びましょう「これもう日本じゃん!!」