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ビデオカメラ欲しい!
キヤノンS21はオートフォーカスが凄い
パナTM700は基本性能&1080プログレッシブが凄い
ソニーCX550Vは手ブレ補正や暗所撮影が凄い
ソニーの補正すげぇって思ってたけど
パナの画質がハンパない。パナで決まりだなこれ。
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ということで、パナの画質に感動しまくりだったんですが
ちょっと冷静になって実機を見に行く事にしました。
火曜日。会社帰りに量販店へ。
●第1チェック:見た目
まずソニー。
持った瞬間、超手にフィット。すげぇ持ちやすい!!!
液晶超きれい!!!タッチパネルのメニューも美しい。
ちょいタッチ後のレスポンス重いな。
続いてパナ
うーむ。ソニーより小さくて軽いけど持ちやすさはソニーの勝ち。
液晶も汚い。メニューもダサい。レスポンスは変わらんわ。
ソニーの液晶見ちゃうと完全に昔のカメラって感じ。
そしてキヤノン
デカイ!!!!ちょっと、もう他の2つと比較にならん。
これと比べたら、ソニーもパナも小さくて素晴らしい。
●第2チェック:オートフォーカス
3機種とも一気にズームしてもどれだけ早くピント合わせられるか。
正直この比較ではそんなに差はないな。
キヤノンは急に距離感の違う被写体を映した時のフォーカスが速いんだろうけど、キヤノンはもうないわ。もういい。
●第3チェック:手ブレ補正
走り回って撮れる訳じゃないので、一番ブレやすいズーム時の補正で確認。
確かに、ソニーは結構補正効く。
ところがパナで試すと同じくらい補正効く。なんじゃこれ。
むしろパナすげぇな。
実機見に行った翌日。ちょうどAVWatchでパナのレビュー出たんだけど
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手ブレ補正のアクティブモードは、ジャイロセンサーの感度向上やアルゴリズムの見直しで、以前よりも誤動作が少なくなっている。歩き撮りではほぼソニー並みと言っていいだろう。
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と、確かに補正レベルがソニー並みと書かれていた。
発売したばかりでパナは実例が少なかったんだけど
実際補正の能力は相当高かったみたいだ。
で、2機種とも「補正なし」「スタンダード」「アクティブ」の
3種類の補正があるわけだけど、元々なんで3種類あるのか謎だった。
補正使うならより強力な「アクティブ」だけでいいじゃん。と。
ところがズーム時の確認で3つの違いが明確に。
「補正なし」はガタガタ
「スタンダード」はそこに補正をかける。あくまで手持ち時の揺れを補正してる感じ。
「アクティブ」は更にカメラ自身が自動で被写体に合わせて勝手に補正する感じ。
アクティブはズーム時にできるだけ固定して手持ちしても
ぬるぬる勝手に動く。ぼやーっと動いて逆に映像が固定されない!!
例えば、子供の運動会。手すりとかに腕を置いて半固定手持ちでズームする。
とかであれば、断然「スタンダード」じゃないと「アクティブ」は勝手に補正と称して動きすぎる事になる。
多分、ズームなしで歩き撮りとかの場合は「アクティブ」がいいんだろうけど、ズームしたり、立ち止まって撮影する場合は「スタンダード」がいいみたいだ。
ということで「スタンダード」補正は重要だとわかったんだが
そうするとソニーには致命的な欠陥がある。
これ、ソニーズーム時のスタンダード補正の欠陥動画。
めちゃくちゃ画面が波打つ。10秒目くらいから。
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ソニーも認めている。それも「仕様」としてww
元々補正は「アクティブ」使えばいいじゃん。って思ってたので
この不具合は認識してたけど検討においては無視してたの。
使わない機能の不具合は責めるに値せず。と。
だけど「スタンダード」が重要と分かった時点で、この不具合は致命的なものになった。
しかも、ソニーは手ぶれ補正の切り替えにいちいちメニュー開いて
階層たどって設定変えないといけない。やってられん。
パナはカメラ自体に一発切り替えの物理ボタンが付いてる。
まさかの結果だけど
・ズームなし時のアクティブはソニーの勝ち
・ただ、パナとソニーの補正レベルは大差ない
・スタンダード補正も重要
・ソニーはスタンダード補正に致命的な欠陥あり
・補正を使い分ける限りは簡単に切り替えられる必要があるが
断然パナの方が楽
どっちの補正がいいかって言われたら
総合的にはパナの勝ちになってしまった。
というか、ソニーはもうダメ。
ズーム時に「ガタガタ」か「ぬるぬる勝手に動く」か「波打つ」かを選ばないとダメなんてありえない。
私は色々調査するけども
カタログとか店員の勧めるまま買うタイプの人って
こういう不具合を知ることなく買うことになるから
ちょっとかわいそうだし、そこはソニー酷いと思うな。
◆ということで最終比較
<外見>
#持ちやすさ
ソニー:フィット感抜群
パナ:小さくて軽いがむしろ裏目。
結論。ソニーの勝ち。
#液晶
ソニー:超キレイ。メニューかっちょよい。レスポンス悪し。
パナ:超汚い。メニューダサい。レスポンス悪し。
結論。ソニー圧勝。
<能力>
#基本画質
ソニー:60i。まぁ、そこそこ。
パナ:60i。きれい。60p。圧巻。
結論。パナ圧勝。
#夕方や夜、暗所撮影。
ソニー:ノイズが抑えられててその点ではソニー圧勝
パナ:だけど動きがあると、パナの方が精細感高く表現
結論。大差なし。
#保存容量
ソニー:64GB
パナ:96GB
結論。パナの勝ち。
#手ブレ補正
ソニー:アクティブは凄いっぽいが、スタンダード致命傷。切り替えしづらい。
パナ:どっちも優秀。切り替え楽。
結論。パナ圧勝(ソニー失格)
#AWB(オートホワイトバランス)
ソニー:普通。マニュアル設定もあまりできない。
パナ:勝手に寒色・暖色が変わったりとの悪評あり。ただマニュアル設定は充実。
結論。気にせず使えるという意味でソニーの勝ち。
#オートフォーカス
ソニーもパナも印象的には同じくらい。
結論。大差なし。
#絞り
ソニー:虹彩絞りで、背景のボケもキレイ
パナ:未だに菱形絞りで、背景のボケが菱形になる。
結論。ソニー圧勝。
#内蔵マイク性能
ソニー:しょぼい
パナ:優秀(ちなみに風でぼーぼーいうのも低減できる機能あるが、そこまで大した効果はないとの説も)
結論。パナの勝ち。
#ズーム
ソニー:光学10倍
パナ:光学12倍。更にHD画質のままズームできるiAズームで18倍。
結論。パナ圧勝。
外見では ソニーの2勝
能力では パナの5勝2敗2分け。
まぁ、ソニーは売れてるし、ソニーがいいという気持ちもわかる。
ズームなんてしねぇ!って人には不具合も関係ない。
でも、個人的には今回の勝負は実用上ソニー完全にアウト。
カメラとして一番肝の画質面でもパナが圧倒してるので
もはや「パナを買う」か「ビデオカメラを買わない」かの2択しかない。
という事でパナ買う事にしました♪
さて。
あとは、パナの1080/60pという規格外フォーマットをどう扱うかだ。
(前回の日記で1080pって書いてましたが、厳密には60pである事も重要。)
・1080ってのは1920×1080っていう解像度。精細さに繋がる。
・60ってのはフレームレート。平たく言うと1秒間何コマか。多い方がなめらか。
・i。p。ってのはインタレースかプログレッシブか。プログレッシブはちらつかない。ボケない。
よくあるのは720/24pとか1080/60iとか。
前者は解像度低いし、そこまでなめらかではないが、ボケない。
後者は解像度高いし、なめらかだが、ちらついて、ボケる(残像みたいに)。
この2択だった訳。。
ところがこの全ていいとこどりの最強規格が1080/60pな訳です。
解像度高く、なめらかで、ちらつかず、ボケない。
でも、この1080/60pってのは規格外で扱いづらいし
超重いって言われてました。
ところが
動画編集ソフトEdiusNeo2 Boosterで色々いじってみると
この1080/60pファイルがさっくさくリアルタイム編集できる。
まじびっくり。
まぁ、PCがCorei7&メモリ6GBっていうスペックにも助けられてますが
要するに我が家では、全然他規格と変わらず扱える事がわかりました。
んで、試してわかったのは
1080/60iファイルを編集して1080/60iにエンコ出力するより
1080/60pファイルを編集して1080/60iにエンコ出力した方がキレイだってこと。
しかも、このソフトなら
フルHD(1080)でフレームレート59.94のプログレッシブ出力も可能。
まぁ、ブルーレイに焼いたりするとインタレースになるのかもしれんけど。
そこは今後引き続きいじってみます。
もうパナの1080/60p最高すぎる。
せっかく冷静になったのに、またパナの凄さに興奮してしまったよ。
時代を変える名機になりそうだわ。これ。
ということで日曜日に我が家に到着予定です。