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電源ケーブル オヤイデ TUNAMI GPX V2 購入

先般購入したUSB DAC Supremoですが、まだまだ馴らし中ではあるもののボーカル域のピークがやや強い為、電源ケーブルでの微調整をしてみる事にしました。

導入時の音はざっくり下記のような帯域イメージ。

高域・・・必要十分な出方→現状維持

ボーカル域・・・やや強め→少し抑えたい

低域・・・もう少し厚みが出ると良い→少し強めたい

その後何日か使ってきて高域・低域も伸びつつあるので本来は様子を見るべきなんでしょうが、ここは遊びも含め電源ケーブルを替えてみます。

TUNAMI GPX V2
そこまで予算は掛けたくないのと分かりやすく音が変わるケーブルを探していたところ、オヤイデのTUNAMIは低域にインパクトある変化をしてくれそうでしたのでこれを選択。過去も含め4モデルで少しずつ違いがあるようです。

TUNAMI GPX(販売終了)

TUNAMI GPX V2

TUNAMI GPX-R(販売終了)
TUNAMI GPX-R V2

GPXが低域に拘った作りなのに対し、GPX-Rは高域にも音を振っている様子で上位モデルとなりますが、今回のうちの環境からすればR無しの方が適している気がします。V2になって低域の輪郭、質感が良くなっている様子ですので今回はGPX V2を選択。

ネットでの評価を見ると軒並み皆さん「太い!硬い!」と言っているので音質の話かと思ったら「ケーブルの材質」の話。設置に影響が出るほど、と書かれていたのでちょっぴり心配でした。

実物チェック

届いて驚いたのは、まず箱がちゃんとしている!

少し前に購入したオヤイデのL/i50 G5はこんな袋に入っていただけでしたので一段グレードが上がると扱いが違うんだなぁ。と驚き。

箱を開けてみます。まさに「デーーーーン!」と表現したくなる堂々とした鎮座ぶり。一見して「これは太い・・・立派・・・」と思いました。

取り出してみます。確かに硬い鞭のように扱いが難しい。いや、硬い鞭に触れた事ないですけど(笑) 漆黒のケーブルと赤いプラグがいいですね。

どのくらい太いか見てください。真ん中はSupremo標準ケーブル。下はよくある普通の電源ケーブル。Supremo標準ケーブルでもそれなりに太いんですがTUNAMIは桁違いです。あんまり曲がりません。

早速Supremoに接続してみます。下手したら本体が浮くんじゃないかと心配しましたがさすがにそこまではなかったです。無事接続完了。でも根元から曲がりませんのでプラグから少し離れたところから緩やかに曲げてタップまで這わせます。

音出し
しばらく色々聴いてみましたが、批判もあるほど強く出ると言われた低域は思った程じゃなかったです。「聴いてられない」くらいになったらどうしよう。と心配していましたが意外と普通。少し沈み方が深くなり量感が出た感じがしますが極端な変化という感じではありません。それよりも全体域で輪郭がしっかりし音がやや硬めに振れた気がします。硬めになっているのは多分馴染んでないからでしょう。音の感じからして鳴らしこんでいけばバランスが取れそうな予感がします。

本ケーブルはDACよりもアンプで使う方が効果が高い。という情報もありましたので、アンプケーブルととっかえひっかえしてみます。

コントロールアンプ LUXMAN C-8fの標準ケーブルは「JPA-10000」

標準添付のケーブルですが単体でも評価されているLUXMANマークの入ったケーブルです。普通の音響機器は型番も存在しないような一般電源ケーブルが使われている事が多いですが本機はしっかり評価できるケーブルが付いています。単体で買うと5,000円くらいのものですが、他メーカー機器の標準ケーブルからのグレードアップに選ばれる事もあるケーブルです。

パワーアンプ ROTEL RB-1592SEの標準ケーブルは 「RPC1500」?

標準で付いていたのはこちらですが、恐らく別売15,000円するRPC1500だと思います。両プラグにフルテックを採用していて、ケーブルだけで見ても十分なオーディオクオリティのあるものが標準で付いています。ROTELハンパないですね。

という事でこの3つのケーブルをとっかえひっかえ組み合わせを変えて試してみてます。

組み合わせによる大きな音の変化は分かりませんが、帯域のバランスが組み合わせによってちょっとずつ違っているような気がします。あくまで「気」です。プラシーボです。でもボーカル域がやや強いという点は解消には至っていません。だんだん鳴らしている時間が長くなるにつれ低域は伸びてきている気がしますので、いずれにしてもしばらく鳴らしこんでみたいと思います。

それにしてもTUNAMIの「ケーブルが硬い」というのはホントです。タップの位置が中途半端だと上手く挿す事すらままなりません。ケーブルの曲げの融通が利かないのでちょうどの長さのところにタップがないとダメです。だから「ケーブルに合わせてタップの場所を決める」くらいの配慮が必要です。そんな馬鹿な(笑)

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