PlayStation4、PlayStation Vitaにおいて、ストリーミングでゲームをプレイする「PlayStation Now」の国内テストが始まっています!
8月11~16日の間にこのテスト参加者を募集していましたので私も応募してみました。※今は募集は締め切られています。
http://www.jp.playstation.com/psn/plus/psnowtest/index.html
概要としては実施期間中に5種類のゲームをストリーミングプレイ出来る。というもの。PS3で発売された下記ゲームを楽しむ事が出来ます。
幸いなことに無事当選致しましてプロダクトコードが送られてきました。
早速プロダクトコードを使って「PlayStation Now」をインストール。起動させると次のようなメニュー画面となります。
プレイできる5つのゲームが並んでいます。
ゲームを選ぶとこのゲームはダウンロード&インストールではなく「レンタル」「ストリーミング」であることが説明されます。
接続テストが行われ、実際のプレイ画面へ移動しゲームが始まります。
ダウンロードする必要も、インストールする必要もなく、ゲームがプレイ開始できるのは新鮮な感じがしますね。
実際にプレイしてみると我が家の回線環境だと非常に安定しており、全くストリーミングであることを感じさせない快適さでした。
実際のパッケージ/DL版との違いとして、
・画質は720p(オリジナルが1080pまで対応していたとしても)
・サウンドはステレオ(オリジナルがサラウンドだったとしても)
・シェア機能が使えない
など仕様的な制限はありますが、ゲーム自体は全くオリジナルのままという感じがしました。
アンチャーテッド(初代)などもプレイしてみましたが、ムービーシーンやエリアの切り替えなどのロードについては昔プレイしたオリジナル版の感覚とあまり変わらない印象です。トロフィーもちゃんと反映しますし、PS4のメニュー画面にも他のゲーム同様に並びますので本当に違和感がありません。
ちなみにこのテスト用ではプレイ時間は4時間となっており、下記のように「残り有効時間:2時間」といった表示がされます。
ただ、一度放置してみて数日後試したところ、確かに新たにメニューから選ぶ必要はあったもののセーブデータについては続きから出来るようになっていたので、あまり4時間という制限に意味はなさそうです(ゲームに依るのかな??)
以前「クラウド革命がゲームから始まる」という記事を書きました。あの時は「ひかりTVゲーム」についてゲームがクラウドストリーミングの時代になる事を示唆しましたが、本家コンシューマゲーム機でクラウドストリーミングプレイを持って来たのが「PlayStation Now」です。
本当にゲームのクラウド化が進めば将来は「据え置きゲーム機」を個人が保有する意味はなくなると思いますが、今は専用機メーカーが「据え置きゲーム機」の中のサービスとして提供するのは大きな意味があると感じています。いわゆるレトロ作品のアーカイブはストリーミングに任せてしまい、大容量のトラフィックが必要な最新ゲームはハイブリッド化するという発想が良いかもしれませんね。
今後正式リリース後、どんな形でサービスを広げていくのか期待したいところです。単に古いゲームのストリーミング配信だけであれば、ローカルストレージの空きを気にしなくていい。という程度しかメリットがありませんから、それ以上の「ストリーミングならでは」のバリューを作っていってもらいたいですね。
例えばバーチャルなゲームセンターのようにしてしまい、時間制で料金を設定、ゲームセンターで対戦するように好きなゲームで、自由にオンライン対戦を楽しむ。といった形であれば、友人たちと休日ワイワイ楽しむというゲーム体験が出来るかもしれません。「買い取らせない」からこそできる楽しませ方にも是非目を向けてもらいたいですね。