Meta Quest

Oculus Quest 2 を Oculus Link へ繋いでみた

最近PS5とXbox SXに夢中でしたが「PS5に繋いだPSVRにちょっとガッカリした」のと「Oculus Quest 2 が90hz対応した!」というアップデートもありましたので、改めてOculus Quest 2で色々遊んでみました。

Oculus Quest 2はPSVRはもちろん、今までの他のVRゴーグルと比べても非常に解像度が高く、画質面では有利なデバイスです。ただフレームレートはこれまで標準が72hzでしたので、ここが90hzになるとまた世界が変わりますね。

90hzに設定してみる

まずOculus Link をPCにインストールして、Oculus Quest 2 をUSBケーブルで接続します。

この画像では緑チェックマークが付いていますが、最初に接続したときはオレンジの注意マークでした。USB3.0以上のケーブルで接続してください。と表示されていたのです。

おかしいな~。USB3.0以上のケーブルで繋いでいるはずなのに??と思い、TypeAもTypeCも試しましたがやっぱり上手くいかない。という事で推奨ケーブルを改めて購入しました。といっても純正はめちゃくちゃ高いのでサードパーティー品をチョイス。

TypeAからCへの変換アダプタも付いて、5mというロングケーブルをチョイス。これでLinkしたまま大体どこにいても遊べそうです。

到着してみたらこれがホントにOculus Quest 2用に作られたケーブルのようでした。

そしてPCと接続して無事緑チェックマークになった事を確認。グラフィック設定も変更できるようになりました。

リフレッシュレートを90hzに変更!さらにはレンダリング解像度も変える事ができるじゃないですか。

解像度を上げるほど精細になりますが、処理が追い付かずにカクカクになったりもします。最大設定にしたらプレイは出来ますが結構カク付いちゃいました。この辺はPC側の性能に依存しそうです。

という事で90hz設定は無事終了。今後対応コンテンツが増えていく事に期待ですね。そしてOculus Linkに繋いだのでせっかくなのでLink側でのゲームとの比較もしてみました。

Oculus Linkのゲームを試してみる

Oculus Linkとは、スタンドアロンのOculus Quest 2をUSBケーブルでPCと繋ぐ事で、PCVRを稼働させられるという夢機能。つまり、PC側で処理されたPCVR(Oculus Rift)のゲームを、Riftより安く、Riftより高解像のOculus Quest 2で遊べてしまう!というものです。

Oculus Quest 2で そのミニチュア世界に感動したMossを買って試してみました。最初は何かLink版暗いなぁ。と思いながら進めてたんですが、この画面で衝撃を受けました。下記見てみてください。

こちらがOculus Quest 2版のスクショです。正直これでも凄いと思ってました。

次にOculus Link版です

なんか深みが凄い!てか、水面の揺らめきと反射凄い!!ちょっと全然違うじゃん!とショックを受けました。キャラクターやオブジェクトも若干Link版の方が高解像だし。

ああああ。こうなっちゃったらMossはOculus Link版で遊ぶべきじゃん!!ってなっちゃう。

SideQuestも試してみる

Oculus Quest 2 の性能を直接いじる事が出来て、外部アプリのインストールも可能になるSideQuestというツールもついでに試してみました。Linkと同じようにPCにインストールしてOculus Quest 2をUSBケーブルで接続するのは全く一緒です。

でもこちらは公式ツールのLinkとは違って、もうちょっとマニアックです。例えば、FFR(処理を軽くするために画面端をやや甘くして描画する)の設定を変えて画面端までクッキリ描画する。とか、Set CPU and GPU Levelで強制的にOculus Quest 2の処理能力を引き上げたり(その分熱を持ったり稼働時間が短くなる)。更にはテクスチャーサイズを引き上げて高精細にしたり(Linkにあった解像度を変更するものと一緒)

試しにテクスチャを最大の3072にしてみたら、めちゃくちゃ精細になって驚きました。Oculus Quest 2の何となく輪郭が滲むのってそもそものハードウェア上の限界かと思ってたら、解像度上げたら滲まずにピシっとした描画になっちゃいました。ええええ!ここまでの画質が出せちゃってたの?!とショックを受けるレベル。

でも実際のゲームはカクカクになりました・・・。ああQuest2の限界・・・。

色々設定変えてみましたが「2048」あたりがカク付きも許容出来て高画質になる良バランスといった設定でした。一応ケーブルを抜いてもこの設定が維持されるんですがOculus Quest 2を再起動すると元の設定に戻ってしまう仕様。

ということで、なんか90hzに対応させるだけで止めておけば良かったんですが、色々と悩ましい現実を知る事になってしまいました。

注目

・PSVRよりOculus Quest 2の方が確実に綺麗。しかもケーブルレス!

・Oculus Linkで接続すると処理レベルの高いゲームも遊べてしまう。でもPC起動するの面倒だし、PCスペック要求するし、ケーブル接続しとかないといけない・・・。

・SideQuestで画質引き上げると更に目が覚めるような高精細になってしまう。でもカクつく・・・。ケーブル抜いても維持するけど再起動すると元に戻っちゃう。

ああ。もう何をどうやっても「妥協した状態」で楽しまないといけない(笑)

ちなみにPCVRをケーブルレスで実現するためにVirtualDesktopやALVRなんかを駆使する方法もあるみたいですね。多生の遅延はあっても十分楽しめるとか。このあたりは他に沢山詳細に紹介されているサイトがあるので興味ある方は調べてみると良いと思います。

ガッツリ派の皆さんはLinkで様々なゲームを買ったり(Questのストアより安くなっている事も多い)、SideQuestでストア外のゲームを遊んだりしてるみたいなのでちょっとあやかろうかと思ってたんですが、やっぱりOculus Quest 2はスタンドアロンでサクッと遊べる事が最大のメリットだしなぁ・・・という気もしたり。それこそPSVRで出たバイオハザードやFarpointクラスのゲームが出てくれば別なんですが。ジレンマ・・・。

いずれにせよスタンドアロンでサクサク楽しめるのはもちろん、PCVRクラスのゲームを出力する高解像度のヘッドマウントディスプレイとしても使えるハイブリッドVRデバイスと考えればOculus Quest 2の万能感は凄いですね。

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