映像機器

LG OLED 55B6P レビュー【7】黒コントラストの大切さ

LGのOLED 55B6Pを見始めてから、改めて黒コントラストの大切さを実感しています。

黒の黒さ
今までの液晶でも「ちゃんと黒は黒に見えるよ」と思ってました。でも今まで見てた黒はこんな感じでした。

じーーーっとよく見てください。黒地に白文字ですよね。
確かにこれだけを見てると黒は黒です。黒以外の何者でもありません。

でも、OLEDテレビを買って家で見たらこんな感じだったのです。
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あああああ。これだ。こっちが黒だ!!と驚きました。今まで見てたのは黒じゃなかったんです。

並べてみましょう。もちろん、皆さんが今見ているディスプレイに影響されますから絶対色としての黒を伝える事は出来ませんがイメージとしてそれぞれの画作りを比較するとホントにこんな感じがするんです。

多分皆さんの感想として「うん。確かにLEDの方はグレーっぽくて、OLEDの方が黒い。でも、今このブログを見ている俺のディスプレイは液晶だよ?液晶でもここまで黒く見えてるってことはグレーじゃないじゃん」と疑問を持たれる方もいるでしょう。だからこればっかりは実物で見てもらうしかありません。

しかも、この違いは量販店店頭の明るい照明の下だと分かりづらいんですよね。ここが厄介。だから家庭に持ち込んだ時にもう一度驚くのです。横に並べて比較しなくても一見して「うわ、めっちゃ黒が黒い!」と感じます。

コントラスト表現
いやいや、液晶だって「画質調整」すればいいじゃない。って思いますよね。でもこれがなかなかうまくいかない訳です。

液晶って大げさに言えばこんな感じです。縁や輪郭の黒がややグレー。しかも均一性が微妙。

液晶のイメージ

よし色を濃くしよう!と調整すると確かに黒くなるんですが、他の色も濃くなるので微調整には限界があります。黒レベル調整、明るさ調整、コントラスト調整など色々いじっても黒を黒に近づけようとすると無理が出てきます。

液晶のイメージ2

OLEDは元の色味を保ったまま色の深みが増し、そして「黒」が一気に沈みます。だからコントラストが高いんです。スッキリとしていて色が締まっている。そんな印象を受けます。

OLEDのイメージ

ただ、ハイエンド液晶に対してOLEDは明るさが少し足りない。と言われます。といっても実売価格20万円以下くらいのテレビには負けません。各社フラグシップと比較してという事です。

この点は気になっていましたし、もちろんOLEDも今後1000nit、2000nitと進化していくことを望んでいます。但し、液晶の強みである「最高輝度」が活かされるシーンと、OLEDの強みである「黒」が活きるシーンとは全く登場機会の長さが違います。

キラリと光る高輝度部分は、ゲーム、アニメ、映画などを見ていても「たまに」しか出てきません。そこら中が眩しく光ってたら疲れますしね。一方、黒は違います。本当にそこかしこにいます。夜空や暗いシーンだけじゃないんです。明るめの場所でも黒は存在します。何かの輪郭や陰やメニューやテロップや本当に様々です。

つまり「最高輝度」とは「光」であって「白」ではありません。だから登場頻度が少ないのです。一方「黒」とは「闇」とは限りません。だから登場頻度が圧倒的に多いのです。

最高輝度の液晶か、黒のOLEDかという強み比較で言うなら、活躍場面の多さで言うと「黒」の方が圧倒的に大事だった事に気づかされたのです。

まずは黒がしっかり沈むこと、色がしっかり出る事(濃さではなく深さ)、均一である事、これらは映像を見ている限り常に付きまとう要件です。この点においてOLEDが勝っています。その上で、たまに出てくる光がしっかりと明るさをもっているか、この点はハイエンド液晶が勝っています。どちらを重要視するか、で言えば、私はOLEDが持つ強みの方が大事だと感じます。

ましてミドルレンジ以下の液晶テレビは高輝度ですらOLEDに勝てていません。例えば東芝の4K液晶M500XはHDR対応機種ですが500nit程度しかないと言われます。その上位のZ700Xも同様です。高輝度部ですらLGのOLED以下なんですよね。

Vitaの例を見る
なかなか伝わりづらい部分もあると思いますので、Vitaが初期有機ELモデルから液晶モデルに変わった時の例を思い出してみましょう。

左:液晶 右:有機EL

http://www.4gamer.net/games/990/G999021/20131010111/
有機ELはまるで電源が入っていないかと錯覚するレベルに黒い事が分かります。まさにこれです。

発色やコントラストの違いも個人のブログなどで沢山紹介されていました。一例。
http://blog.apolo1192.net/archives/2nd-gen-ps-vita-pch-2000-review.html/2

これらで表現されている比較が、まさに私が今テレビで感じているものと同じだと想像してみて頂ければと思います。

コントラストと階調について
またOLEDは暗部階調が弱いと言われます。確かに私も暗部が見づらいと感じる事があります。ただ液晶テレビも暗部を沈ませようとすると階調が弱くなりますので調整による部分もありますね。逆に見慣れてくると液晶はコントラストが低いので必要以上に階調が見えてしまう場合もあります。

例えば下記画像を見てください。


「左に対して右は暗くて見づらい」と感じる方もいるかもしれません。でも実はオリジナル画像は右です(フリー素材)。オリジナルから明るさを20%上げて、コントラストを20%落とした画像が左です。この辺りもチェックするときには意識すべき点ですね。

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