【解説】Galaxy Z Fold3 スマホ+タブレットの2台持ちとは何が違うのか?

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初代Galaxy Foldの時代から折り畳みスマホに対して「スマホとタブレット2台持ちした方が安い」とか「折り畳みは所詮ロマンであってそれ以上のものではない」みたいな意見を見てきました。

そろそろ折り畳みスマホの本質が理解されてきてるかと思いきや、今回のFold3でも全く同じ意見を言う方が沢山いる事に驚いています。そこで今回は折り畳みスマホは「スマホとタブレット2台持ち」とは異なる価値があるという事について解説していきたいと思います。

もちろん「私にとっては同じ事」と思われる方もいらっしゃると思います。あくまで個人体験としての違いなので「2台持ちでいい」という方もいれば私のように「2台持ちとは違う」と感じる人間もいるという事がお伝えできれば幸いです。

初代Foldを買った理由

私はGalaxy Foldを使う前はGalaxy Note9を使っていました。Galaxy Noteと言えばスマホの中でも画面サイズが大きく、横幅も7.6cmありズボンのポケットに入るギリギリの大きさでした。

でも、電子書籍を表示させるとこの7.6cmの横幅でも全然足りませんでした。基本的に書籍は4:3サイズが多いので横幅までのサイズが限界になります。

横画面にして見開きにするとなおさら厳しい。

ですから細かい文字をちゃんと読むために、もうピンチ操作しては移動させ、みたいな事をやってた訳です。

でも、7.6cmより更に横幅が大きいスマホにするともうポケットに入らないのでこれが妥協点かなぁ、と諦めていた訳です。(iPhone 13 Pro MAXも78.1mmですし普通のスマホとしてはこの辺りが限界だと思います)

仕方なくタブレットをカバンに入れて持ち歩いたりしましたが結局面倒でスマホで見ちゃうみたいな事も多発。

そんな中現れたGalaxy Foldは救世主でした。なんとポケットに入るスマホサイズなのに、取り出したら電子書籍が余裕で読めるサイズに化けるんです。「ポケットに入るデバイス」「電子書籍が読みやすい」が両立したという奇跡に感動しました。

そして、更に進化したGalaxy Z Fold3の購入へと繋がっていきました。

スマホ+タブレットはやってみたものの・・・

昔スマホ+タブレットの2台持ちは私もやってました。でも結局運用しきれないんです。いや、上手く運用してる人もいるかもしれませんが私は限界を感じていました。

私はこんなことがしょっちゅうでした。

電車に乗って立ってる時。SNSチェックも終わったし電子書籍でも読もうかな。となるもスマホをポケットに戻してカバンからズリズリタブレットを取り出す・・・ああ、考えただけで面倒くさい。ま、もうすぐ降りるしスマホでネットでも見とくか。とタブレットを出すことを諦める事がしばしば。

そう、その場で残された時間と体験とを天秤にかけて妥協してしまうんです。

家でソファに座ってスマホでネットショッピング。アイテム数が多かったり比較しながら見たいからもうちょっと大きい画面で見たいな・・・でもタブレットが手に届く場所にない。ああ、寝室に置きっぱなしだ。ま、スマホのままでいいか、見れない訳じゃないし。

寝室からダイニング、ダイニングからリビング、と室内を移動する時に常にスマホとタブレットをセットで持ち歩くなんて事はない訳です。

タブレットも使うと思って休日のお出かけでも必ずカバンにタブレット入れて持ち歩いてるけど全く使わない日もあるんだよね・・・と思って、手ぶらで出かけた日に限って今度はタブレット見たくなる事があるんだよなぁぁぁ!!

必ず使うとは限らないけど念のため持っていくみたいな運用がタブレットには起こります。でもその為だけにカバンを持っていくのもなぁ・・・と感じ始めて、でもそんな時に限って「持ってきてればよかった」みたいな事も。

友達に面白い動画を紹介。スマホで見始めるも画面が大きい方が互いに見やすいよね。確かカバンにタブレット入れっぱなしだったわ・・・あれ、電源落ちてる。あー昨日の夜充電しないままだったかー。しょうがない、スマホでもいけるでしょ。

毎日使うとは限らないものになってくると、カバンに入れっぱなしになって充電忘れ。みたいなことも起こってきます。かといって使うかどうかわからないのにマメに充電してカバンに入れるのも億劫。

かくして、タブレットの方が便利な事はあるんだけど、今一つ運用しきれず比較的大きなスマホ1台で妥協する方向になりました。正直「タブレットが使いたい時だけフッと現れてくれたらいいのに」っていつも感じてたんですよね。

折り畳みスマホの価値

なぜタブレットが必要な時に手の中にないか?と言えば要するにポケットに入らないからです。

家の中にいる間、スマホはポケットに入れてますが、タブレットはずっと手に持って歩きまわりません。仮に持ち歩いたとしてもソファに腰掛けた時にポンとテーブルに置くんですよね。だからいざ使う時には「よっこいしょ」と手を伸ばす動作が必要になります。一方手の中にあるスマホなら動作無しで使えるので頭の中で瞬時に「ま、スマホでいっか」になっちゃうんですよね。

外出する時に必ずカバンを持っていくとも限りません。手ぶらでスマホだけポケットに入れて出かける事もあります。この時は「タブレットは使えない」訳です。でも、100%使うかどうか分からないのにわざわざタブレットを入れたカバンを持っていくか?となるとこれまた悩みどころ。

ふと思い立った時に「手の中にある」これがタブレットには不可能だったわけです。折り畳みスマホはそんなポケットの中のスマホ自体がタブレットサイズに化けるのでこうしたジレンマが全て解消されます。

私にとって折り畳みスマホの価値はズバリ次の2つです。

① スマホ1台にタブレットの価値を集約できる事(タブレットがポケットの中にある)
② スマホとタブレットがシームレスに繋がっている事

それぞれについて少し掘り下げてみましょう。

価値① 1台に集約できる事

①は既に解説してきたとおりなのでイメージ頂けているんじゃないかと思います。

まず、やっぱりタブレットサイズが捗る。楽しい。というコンテンツが沢山あります。

電子書籍を読みやすいサイズで読む。ささっと見るときは横持ちで見開き閲覧。

じっくり読むときは縦持ちで単画面閲覧。先述した通り普通サイズのスマホだと圧倒的に小さくなるのでとにかく見づらくなってしまいます。

マンガだって読みやすい。

テキスト系の本であればちょっと折り畳みながら持つなんていうのもアリです。

Youtubeは縦持ちのままでも一般スマホを横画面で観る時くらいの大きさで楽しめる。

もちろん横画面にして更に大きく楽しむ事もできる。

ゲームだって大画面で楽しい。

地図なんかも大きい画面の方が見やすいですよね。道端でちょっと調べるという時にもさっと開いて素早く確認出来ます。

ご覧のように大画面である事でスマホより体験レベルが上がるコンテンツが多くあります。特に雑誌などの電子書籍はスマホとは雲泥の差で楽しめます。そしてこれがスマホと一体化しているという事が重要なんです。

「電車で立っている時、カバーディスプレイでSNSチェックしてたけど、電子書籍でも読むか」

はい。手に持っているスマホを開くだけです。

あと5分という状況の場合タブレットだともう面倒だから取り出すのを諦めよう、となるところ、手の中のスマホを開くだけなら妥協する必要はありません。

あるいは、タブレットで見始めたものの「もうすぐ降りる駅だ」とそわそわしてカバンにタブレットをしまい始めるなんてバタつきも一切不要。パタンと折り畳んでポケットに入れて歩き始めればいい訳です。

もちろん「寝室に置きっぱなしだ」「あれ、カバンに入れてなかったっけ」「あ、充電が・・・」なんていうウッカリに阻まれる事もないので「しょうがないスマホでいいか」という妥協が全くなくなります。そして、いつも2台目(セカンダリ)デバイスとしてタブレットの持ち運びや充電の事も気にかけてやらないといけないストレスもなくなります。

折り畳みスマホは「この体験レベル」にこそ価値があります。ですから私の場合はスマホとタブレットを2台持ちしたからと言って同じ体験にはならないんですよね。むしろタブレットサイズを最大限活用するためには1台で完結できる必要があるという事です。

私にとっては必要な時に「ふとタブレットが現れたらいいのに」というニーズを実現してくれたのが折り畳みスマホでした。

ちなみに、「タブレットと言うならもっと大きくなってもいいんじゃないか?」と言う方もいますがそうではないんです。まず、折り畳んだ時にポケットに入る事、そして広げたときに電子書籍を快適に読める事、この2つを両立する絶妙な大きさが今のFoldなんです。ちょっとFold3ではSペンの存在が+αの容積になっていますが更に今後これが内蔵になれば完璧でしょう。

価値② シームレスに繋がっている事

そしてもう一つのメリットは「2つの価値がシームレスに繋がる」という事です。

例えば、ポケットからさっとスマホを取り出して写真を撮ります。パッと撮るだけならポケットから出したまま撮影するのが早いですよね。

そして今撮影した画像を大きい画面で見たい。あるいは周りにいる友達と一緒に見たいな。なんて時にさっと開いてメインディスプレイにすれば大きな画面で閲覧する事が出来ます。さっと撮って大画面で楽しむの両立が出来ています。

もちろんスマホで撮影してタブレットで閲覧する。という事も出来ますが、クラウドで同期したり、タブレットを取り出してアプリを開いたり、なんだかんだ面倒なんです。折り畳みスマホなら「開く」という1動作で完結しますから、自然と今撮った写真を大きな画面で楽しんだりチェックする機会は増えます。

次に例えばTwitterなんかはさーっとTLを流し見してて、たまたま、お、この写真綺麗だなー。と思ったら

さっと開いて大きな画面で閲覧する事が出来ます。

わざわざTwitterでいい写真を見つけたからとタブレットで開き直して見るなんて事しないですよね?でも折り畳みスマホならその美しい写真をすぐに大きなサイズで楽しめます。

そしてパタンと畳んでさっとポケットに入れられるからこそ、気軽に大画面を楽しもうという気持ちにもなります。

他にもメールを見ていて、Webブラウザに飛んだ時にも「あ、これは大きい画面で見たいな」と思えば

さっとメインディスプレイを開いて見れば閲覧も捗りますよね。

Webサイトなんかもそうですね。普通にカバーディスプレイで検索していて

飛んで行ったWebサイトによって多くの情報量を一画面で見たい時は開けばいい訳です。

このシームレスな行き来が折り畳みスマホを使っていて「とにかく捗る」と感じるところです。

そして1台運用なのでタブレット利用時のモバイルデータ通信も準備する必要がありません。2台持ち運用だとタブレット側にsimやWi-Fiルーターの用意が必要です。そのコストは馬鹿になりません。2台持ちが安いと言うならランニングコストも含めて語る必要がありますよね。あるいはタブレットは完全オフライン?テザリング?Wi-Fiスポットを探す?家でしか運用しない?それこそ体験が著しく制限されます。

シームレスな体験を実現するには、家でも外でも場所を選ばず通信状態もシームレスであるべきですよね。当たり前のように大画面と行き来して連続体験を阻害しない事が体験レベルを引き上げてくれます。

ながら作業も便利

他にもスマホでLINEしながらタブレットで別のコンテンツを楽しめる。といった2台持ちの利点を語る方もいらっしゃって、それはそれで分かるんですが、別に1台に集約していても分割表示やポップアップ表示などが出来ますので普通に「ながら作業」をすればいいと思う訳です。

例えばマンガを読んでいる最中にLINEが来たら、マンガを閉じることなく返信出来ます。

LINEのやりとりがしばらく続くなら分割表示で置いておいてもいいですね。

ゲームをしている最中も同様です。例えば裏側で自動戦闘を走らせながらLINE返信してしまう。とかも出来ますので無駄がありません。

この辺りの体験は2台持ちとはまた異なるものなのでそれぞれメリットデメリットがあると思いますが、私は2台の画面それぞれを見て持ち替えて作業するよりも、1台の端末でマルチタスクでこなした方が見落としもなくて便利かなと思っています。

まとめ

ここまでご紹介してきたように、私にとっては「スマホとタブレット2台持ちすれば同じ体験になる」というのはちょっと違うかなぁと思っています。

正直タブレット2台持ち理論は「いい写真が撮りたいならスマホとデジカメを2台持ちすればいい」というのと似ていると思います。スマホで綺麗な写真が撮りたいのは「スマホ1台で完結したい」「デジカメを常に持ち歩いているとは限らない」「撮影した写真をすぐにLINEで送ったりSNSに投稿したりしたい」というニーズがあるからだと思います。

特に、ちょっとSNSにあげたいだけなのに「わざわざデジカメで撮影してWi-Fi同期してスマホに取り込み、スマホから投稿する」なんて面倒なことしないと思うんですよね。だから「2台持てばいい」は解決じゃないと思うんです。

1台にまとまっているからこそシームレスに体験が繋がり、繋がるからこそやろうと思う。という事が日常の中には沢山あります。

ポケットに入っているスマホを触り、そこから大画面で見たくなったらタブレット状態に展開する。という2段階利用がシームレスだからこそ「やる」んです。これがもう1台のデバイスを取り出して云々・・・となると、結局「やらなく」なるケースが増えます。

「やらない」というのは体験の妥協です。しかも実現するためのデバイスを所有しているのに「やらない」というのは「面倒だ」「そこまでするほどでもない」「今日は持ち歩いていない」といったことの連続から生まれるものだと思います。折り畳みスマホが実現したのは、その「やらなかった体験」を全て取り戻す作業です。

デジカメで撮ってまで投稿するほどの事ではない、ふとした風景、人物の表情、面白い発見を逃がさなくなったことがスマホカメラの成し遂げた事です。だから「デジカメと2台持ちすれば良い」は全員に当てはまる答えではないと思っています。

私は、スマホとタブレットの2台持ちもやってきましたが結局タブレットの出番は少なくなるという事を何度も繰り返してきました。iPadでもAndroidタブでも。セカンダリとしてのデバイスを常に持ち運ぶ行為、カバンからの出し入れ、充電、通信・・・大画面でも楽しむ事を「億劫」にさせる阻害が沢山ありました。

ところがFoldを手にしたことで「私がタブレットでやりたかった事」をいつでもどこでも常に最大限体験できるようになりました。追加の充電も手間もなく既にポケットの中にあるからです。

外でも電子書籍を頻繁に見るようになりましたし閲覧のストレスも減りました。そして体験がシームレスに繋がるので、電子書籍の為にタブレット、それ以外の操作の為にスマホみたいな行き来もなくなり、全て1台の操作だけで完結するようになりました。したいと思ったらすぐに連続体験として出来るようになったのはタブレットとのハイブリッド運用とは全くの別世界です。

この差は小さいように見えて「革命的」な違いだと感じています。「スマホカメラとデジカメは別物」と皆さんが感じるように「折り畳みスマホとスマホ&タブレットは別物」というのが私の結論です。そもそも体験が違うんです。

ですから折り畳みスマホが良いと感じる理由は「折り畳む」というギミックがロマンだからではありません。ギミックなんてどうだっていいんです。

・大きな画面の体験を妥協しない事
・シームレスに体験が繋がる事
・それがいつでもポケットの中にある事

それを実現するための手段がたまたま「折り畳む」というギミックだっただけの事です。

もちろんその体験に24万円の価値があるかどうか?は人それぞれです。20万円超えのデバイスなんて当たり前のように買うものじゃないのは間違いありません。

日々積み重なる無駄一つ一つの排除、得られる体験一つ一つの向上にどれだけ価値と感じるか?がコストを掛ける意味になってきます。私にとっては「決して安くはないけど、他に代えがたい体験があり、毎日を豊かにしてくれる」というのがGalaxy Z Fold3という存在なんだろうと思います。

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