いよいよ発売されました「バイオハザード7」ですが、我が家でもグロテスクVer.を購入致しました。
HDR&VR完全対応。という次世代規格での登場で、早速両方フル堪能しております。でも、HDR非対応テレビでVRも持ってない人は何だかちょっと損した気分ですよね。
さて、既にFF15やアンチャーテッド、ラストオブアスなどHDR対応ゲームをプレイしている私ですが、今回のバイオハザード7は特に設定が秀逸です。
他のゲームと違って、バイオ7では「最高輝度」を設定する事が出来るのです。下記が設定画面のスクリーンショットです。中央の白四角の中にグレーの四角がありますよね。これが境界線がなくなるくらい白くなったところが最高輝度設定値となります。
50刻みで変化させられるのですが、スクリーンショットでは輝度300で全面真っ白になりました。その後、1000も2000もずーっと真っ白です。
さて、これを我が家のHDR対応テレビ「55B6P」で観るとどうなるでしょう。
スクリーンショットでは真っ白になった輝度300でもまだまだグレー四角が見えていますね。
B6Pの公式最高輝度は「800nit」で、実態はもう少し落ちると言われていますから、バイオハザード7の最高輝度設定の値は「nit」ではなさそうですね。
こちらの画像ではもう境界が分からなくなっていますが、実際に肉眼で見るとまだうっすら見える状態です。
ここで肉眼でも完全に見えなくなりました。大体1000くらいからはほとんど明るさの違いがなくなり1150くらいがほぼ見分けられる限界でした。
もうそこから先はずーっと真っ白です。
ここで何の設定をしているか。というと、うちのテレビはバイオ7の設定上1200よりも高い輝度にすると白飛びして全く模様やグラデーションがなくなってしまうよ。という事です。ちょうどいいくらいに値設定しておくと、ゲーム側が白飛びする直前までで映像を作ってくれる。という事でしょうね。素晴らしい調整機能だと思います。
ちなみにこの値はテレビ側の設定をいじればもっと低くもなれば、もう少し伸びる可能性もあると思います。
とはいえB6Pは有機ELなのでハイエンド液晶テレビ様(特にZ9D)なんかと比べれば全然最高輝度は出ません。Z9Dなら2000まで見分けられる可能性もあると思います。誰か検証して!
ここまでしっかりHDRに拘って映像調整してくるんですから、これはHDR対応テレビでプレイすべきですよ。絶対。
ただ、相変わらず画像で説明するのが難しいですね。
下記はあるシーンのスクリーンショットです。真っ暗でほとんど何も分かりませんよね。右側にランプが灯っています。
ぜんっぜん違うでしょ。こんなにスクショと実際に違いがあるんです。この写真右側のランプが完全に白飛びしてるように見えますよね。でも、違うんです。肉眼で観るとスクショのように周りに網があって中でランプが灯っています。
両方を一枚の画像に収められません(笑)
シドニアの騎士のHDR版を紹介していたITmediaでも同じように紹介に苦慮されています。
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1701/23/news090.html
白飛びしている写真と、していない写真を2枚貼って「分かりやすいのはエレベーターのシーンだろう。一見、強烈な夕日で窓が白く飛んでいるように見えるが、HDRの画面では外のビルがしっかり描き込まれていることがうっすらと分かる。それでいてSDRよりも明るい。 」と紹介しています。もうHDRを説明するにはこういう捕捉しかないですね。
という事で、HDRはとにかく一見にしかず。HDR非対応ディスプレイではどんなに頑張ってもHDRの凄さは分かりません。バイオハザード7もHDRで堪能しましょう!
もちろんVRもね。ちょこちょこVRにも切り替えていますが、臨場感、空気感、気づかなかった発見がVRだと段違いですね。ただやっぱりちょっと酔います。怖さより先にこの酔いを何とか克服したい(笑)
という事で皆さん。HDRテレビとVRの2回楽しんでバイオハザード7は完結ですよ♪