ピュアオーディオ

オーディオ機器のセパレート化

最近、オーディオ機器のセパレート化に取り組んできましたのでここまでの変遷を辿ってみたいと思います。

我が家では、昔からAVアンプを使って映画などを楽しんできたのですが、音楽もAVアンプで兼用で聴いていました。かれこれ20年近くそんな状況を続けてきたと思います。

1.AVアンプ全能時代
AVアンプの役割は、デジタル音源データをアナログに変換する「DAC」であり、ゲームや映画においては「サラウンドプロセッサー」であり、いくつもの入力をコントロールし音量調節をする「コントロールアンプ」であり、増幅してスピーカーに送り出す「パワーアンプ」だった訳です。4つの機能を1台で完結させていたという意味ではある種理想的とも言えます。

長い間、このAVアンプを買い替えてきました振り返るとこれまで8台のAVアンプを購入した事になります。ですが、例えば新しいサラウンド規格に対応させるために買い替える場合であっても音質を落とさない為に、毎回そこそこレベルの高いAVアンプを選ばなければいけませんでした。出力(駆動力)部分には不満がなくても、同等以上のクオリティのパワー部を搭載したアンプを選ぼうとすると、毎回上位モデルから離れられなくなる。というジレンマに陥ります。

そこで、パワーアンプを独立させ、各々の機能に限定してアップグレード出来るようにしたのです。

2.パワーアンプの独立
これにより、最も重要なメインスピーカーには高出力・高品質のパワーアンプをあてがい、AVアンプのパワー部にはあまり拘らなくてよい環境を作ることが出来ました。AVアンプと違って専用パワーアンプは音質も優れており一石二鳥です。

これでゲームや映画には不満はなくなりましたが、音楽をピュアに楽しむ。という面では音質の重要な部分をAVアンプに任せている事になりますので、次にここをセパレート化する事を考えました。

3.DACプリ部の独立
音楽鑑賞の質を高めるため、DACプリの導入を行いました。これにより音質は飛躍的にピュアになりました。AVアンプはもはやゲームと映画のサラウンドプロセッサとしての役割が中心となり、サラウンドスピーカーへの出力においてのみ本来のアンプとしての機能を果たさせる事にしました。

次に、規格と音質という側面で捉えるなら「DAC」についてはハイレゾ対応の世界で様々な規格対応が求められる事から、AVアンプにおけるサラウンド規格同様、独立させておく方が得策です。

4.DACとプリアンプの独立
ついに音楽部分においては、DAC、プリアンプ、パワーアンプのセパレート化に辿りつきました。セパレートである事が必ずしも優れている訳ではありませんが、各役割ごとに見直しを図る事が出来るという意味では最も自由度の高い環境となりました。

これが我が家の現在の環境です。

5.今後手を加えるとしたら?
これ以降でどこかをセパレート化するとしたら音楽部分においては、DACの前に「DDC」を挟むこと。ただこれは音質的にはあまり不要かもしれません。また、サラウンドスピーカーのパワーアンプ部を独立させる。という方法もあります。これによって今後買い替えるAVアンプは「AVプリアンプ」だけで良いことになります。ただAVプリアンプというのは余り流行りではない為選択肢が少ないのが実情です。実態としてはアンプ出力に拘らないリーズナブルなAVアンプへの移行がコストパフォーマンス的に良いかもしれませんね。ここは次のAVアンプが欲しくなった時にサラウンド用アンプとセットで考えるべきところかもしれません。

色々オーディオ機器を入れ替えたり比較視聴してきて感じるのは、結局一番影響が大きいのは”あったりまえ”ですが「ソース(音源)の違い」です。元々の録音が貧弱であればどんなオーディオ機器で聴いても貧弱な音しかしませんし、むしろ逆にPC用のアクティブスピーカーの方がかえって心地良い音を出してくれる事すらあります。

その次に影響力が大きいのはスピーカーですね。次いでプレーヤー、アンプ群だと思います。プレーヤー、DAC、コントロールアンプ、パワーアンプはどれも大事で、どれを入れ替えても音は変わります。

そして、データ形式であるDSDかPCMか、またそのサンプリング周波数がいくつであるか?なんていう違いは他の影響に比べれば本当に些細なもので、正直なところCD音源の44.1kHzとDSD11.2Mhzの差なんて本当に知れていると思います。少なくとも私の環境で、ハイレゾかそうでないかの違いで「うわっ!全然違う!」なんて思った事はありません。各形式で連続比較をして「ふむ。なるほど(低域が厚く深く沈み、音もクリアになったな)」と思える程度です。ハイレゾは段違いで音がいい!って言ってる人は本当に同じ録音ソースで異なる形式を比較されての事なのか疑問に思う程です。

例えば、宇多田ヒカルのハイレゾ音源とCD音源を聴き比べると明らかにハイレゾ音源の方が深く響いています。でもその効果の大半は「リマスタリングしたから」じゃないかと思うわけです。そういう意味で、ハイレゾ化の際にマスタリングを変えたものは恐らくCD音源よりも良い音になっているでしょうからハイレゾ音源を買う価値はあると思いますが、それと形式差による音の違いはまた別の話ですね。

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