Amazon echo発売をきっかけに echo dot と Google Home miniを購入してみました。
echo dot
echo dotはAmazonが発売したスマートスピーカー echoシリーズの最小型版です。Prime会員なら通常5,980円のところ3,980円で買えるっていうので、この値段ならオモチャとして遊ぶのに最高。と思って即買いしました。
といっても、Amazonから購入するには招待リクエストを送って当選を待たねばならず、私は運よく当選して発売日に入手できましたがネットを見ると結構当たらなかった人もいるみたいで(それも抽選じゃなくて選考らしく)色々波紋を呼んでいましたね。
こちらもGoogle Homeシリーズの最小型版で価格は6,000円(税抜)とほぼ同等金額ですが、Amazonのような割引はないので普通に量販店で購入しました。既に発売して少し経っているのでそれなりにレビュー等のネット情報も充実していますね。
さて、初期セットアップや基本スペックは既に他サイトでも沢山でているので割愛しまして、特徴的な違いを紹介したいと思います。
音声と対応品質
dotとminiではかなり本体音質に差があります。Alexaの声が非常にクリアなのに対し、Googleアシスタントの方はかなり籠って聴こえます。音楽になるとそこまで印象差は出ませんが、音声アシスタントの声は全然明瞭さが違いますね。といってもGoogleアシスタントが聞き取れないような事はなく、単純にAlexaのクリア度が高い。という事です。
Google Homeはイコライザー設定が出来るので、若干低音と高音を持ち上げてドンシャリ気味にしてやると初期状態よりは良くなる印象です。
色々質問を投げかけてみましたが、回答できる知識量に差はあるもののどちらも認識力は同等に感じました。
Alexaに質問した内容と回答は全て履歴が取られていてスマホで確認可能。正しく応答していなかったと判断すればフィードバックする事も出来ます。ガッキー=新垣結衣というくらいの推測は出来るようですね。
Googleアシスタントも同様にログが取られて、こちらも問題があればフィードバックする事が出来ます。
実際にコミュニケーションを始めて感じたのは「ねぇGoogle」っていう呼びかけは、一旦そこで止まるような文法なんですよね。「ねぇGoogle、好きな食べ物を教えて」といった感じ。一方Alexaは「Alexaの好きな食べ物を教えて」とそのまま一文で話せるので、より自然なんですよね。「助詞」で繋げられるかどうか、だけの違いですがこれだけで急に家族のように感じますね。
好きな食べ物は?好きな映画は?歌を歌って?などの質問への答えもAlexaの方がかなりセンスよく練り込まれてますね。幅広い知識と対応力ではまだまだGoogleに分があると思いますが、暇つぶしに話しかける場合はAlexaの方が楽しい感じがします。
Alexaに出来る事は他に、音楽を聴いたり、やる事リストの登録、アラーム、スマートホーム連携などが挙げられます。まだ日本では発売したばかりなのでスマートホーム連携はGoogleの方が先行している印象です。FireTVなどとも連携できるはずですが日本ではまだ?なのかな?
音楽サービスは下記選択が可能ですがmusic unlimitedがメインサービスだと思います。
Google Homeの方は先行している分、スマートホーム連携などは進んでいますが「Todoリストへの記憶」はまだ出来ない模様です。メモを3件覚えておくという留守電のような機能はありますが、ここだけはAlexaの方が先行していました。
音楽サービスはGooglePlayMusicが選べますが、最初からSpotifyが選択できるのは強みですね。無料でとりあえず音楽サービスを楽しみたい。ということであればSpotifyになると思います(曲やアーティストの指定は有料サービスでしか出来ないようです)
それぞれの個性
個人的に興味のあるechoの個性は
1.スキル
2.直接注文できる
3.音声の外部出力
の3つです。
スキル
標準のAlexaが各企業のサービスを呼び出してきて専門的な情報を提供してくれる仕組みです。例えば有名ニュースサイトの新着ニュースを音声で紹介してくれるので汎用的なニュースではなく、専門特化した興味あるニュース情報を聴くことができます。但し!なぜかサイト毎の指定が出来ません。「今日のニュースは?」と聞くとスキルをオンにしているサイトからランダムで選ばれるようです。残念。
面白いところでは英語学習系などもありました。
他は話題にもなっている初音ミクの呼び出しや、天気、交通も専門サービスと提携しているのでより精確な情報が得られる印象。
もちろんスキルと会話した内容もログが残ります。例えば「ぐるなびスキル」にレストラン検索させた場合は、そのあとスマホで詳細情報が確認できるので便利ですね。
直接注文できる
商品検索すると音声で商品名や税込み価格を紹介されて「購入しますか?」と尋ねられます。承諾すると実際に注文が確定する。というのが凄いですね。消耗品など家事をしながら音声で注文してしまう。とか次世代を感じますね。誤って購入してしまうのを防ぐため「確認コード」を必須にすることもできます。さすがAmazonです。
音声を外部出力できる
echoシリーズはBluetoothで外部スピーカーに接続できるのに加えて、ミニジャック端子があるので外部アンプに物理的に接続する事も出来るんです。これは非常に興味があって、だからこそ音質にあまり期待できないdotでもいいかな。と思った理由なんですよね。AmazonもGoogleも大きめのスマートスピーカーを出していて音質が良くなっていると言われますが、所詮は1~2万円のモデルです。スピーカー単体としての能力は数千円程度でしかないでしょう。それであれば外部出力してちゃんとしたスピーカーに繋いじゃえばいいじゃん。と考えていました。
実際にメインオーディオ環境に繋いだり、Bluetoothスピーカーに接続してみましたのでこれも別途記事にしたいと思います。
次にGoogle Homeで私が興味ある個性は
「ChromeCastに接続できる」に尽きます。
家電連携していなければ、テレビを付けてクロムキャストの画面にしておく必要がありますが、そこまで出来てれば「Youtubeで〇〇を見せて」「Netflixで〇〇を見せて」と言えば検索・再生してくれます。「次の動画にして」なんかも対応出来ています。先ほども貼ったスクショですが、かなりマニアックなコンテンツ名でも全く間違いなく認識するGoogleの日本語認識力は尋常じゃないな。と思います。
また次回記事で記載しますが、IFTTTを使った外部投稿などもGoogleの方が一歩進んでいる印象を持ちました。