今回はGalaxy Z Fold3の純正ペン付ケース「Flip Cover with Pen」をご紹介します。
個人的にこのカバーケースは「手帳型」というのが残念だと購入前から感じていました。
そもそもGalaxy Z Fold3は折り畳み構造なので、サッと手に取ってカバーディスプレイ、じっくり開いてメインディスプレイという使い分けが便利だと思う訳です。ところがケースが手帳型だとカバーディスプレイを使うにもメイン同様開く動作が必要になります。開くことなく使えるのが魅力のカバーディスプレイのはずなのにその魅力をスポイルしちゃわないかなぁと想像した次第。
そして今回実際に入手してみてこの辺りの感覚や使い勝手を見てみましたのでレビューしたいと思います。
ケース外観をチェック
私が購入したのはこちらのパッケージ。ネットなんかで見ているとパッケージには2種類あるようですね。
ケースを取り出すと、ペンホルダーが最初からセットされています。
開くとこんな形状。質感は悪くないです。
そしてこちらがSペン Fold Edition。Fold3専用ペンです。
Fold Editionの文字がある方が平らになっていて転がらないようになっています。
裏側は丸くなっていてSamsungの文字が
ペンを挿した状態がこちら。さすが純正ホルダーです。収まりが美しい。
コンパクトにペン無し運用も考慮してホルダーごと外せるのは良い仕様ですね。
ペン先は丸くなっていてFold3の柔らかいディスプレイを傷つけない構造になっています。ペン先が潰れた時の為に交換用ペン先も付いているのは助かります。
ペンを挿した状態の重さは65g。ただでさえ重いFold3に更に65gが加算されるかと思うとちょっとキツイですね。
ちなみにペンの重さは7g。ペンは十分軽いと思うんですよ。
次にペンホルダー部分は9g。おい!ペンより重いんかい!
Galaxy Z Fold 3を装着
さて、ではFold3にケースを装着してみましょう。リアカメラの出っ張りと同じくらいの厚さなのはちょうどいいですね。
全体で重さは342gになりました。これは重い・・・。
閉じた状態の佇まいは悪くないんですよね。気になっていた手帳型のカバー部分のおかげで確かに安心感はあります。
でもこれ、使い始めて僅か1週間程度でカバーがズレるようになりました。なんか右端がちょっとはみ出しちゃってます。
何と、ペンの重さでカバーがズリ落ちてるんです。そんな事ある?!
それもこれもマグネット式じゃなくて単に被せてるだけなのでペンに対してカバー部分が軽すぎるんでしょうね。早くもちょっと萎えます。
そしてカバーを開くとこんな形状に。ペンが邪魔してペタンとケースが置けません。Fold3側は裸状態でむき出しに。
次に本体を片手で持つ場合ですが、このカバーを裏返しにしないと片手で持てないのでペンホルダー部分がクルンと裏側に入ってこんなゴツイ感じで持たないといけません。なんという持ちにくさ!
実は私、スマホは左手持ちなのでなおさら手帳型ケースに不向きなんです。ただ右手で持っても妙にカバー部分がズレて結構怖い持ち方になります。なので左手でしっかり握って右手で操作する。というのがこのカバーでのスタイルなんじゃないかなと思います。
メインディスプレイを使う場合
そしてメインディスプレイを開くとこんな具合になります。ペンのせいで本体が持ち上がり、カバーはデロンと垂れ下がる感じ。収まりが悪い。
そして手に持つと余ったカバー部分が盛大にはみ出します。
左手で片手で握るためにはこんな感じで無理やり握る感じになります
逆に右手側で持つならこんなにたわむことなくペンに指を引っかけられるんですが、右利きの方なら左手で持って右手で操作するでしょうからこのパターンになる方の方が多いんじゃないでしょうか。
裏側から見るとこんな形状。ペンに指を引っかけて持つ感じです。
あ・・・こんな無理な持ち方をしてるから閉じた状態の時にカバーがずり落ちるようになったのかもしれません。でも一体どうすれば回避できるのか・・・
ペンホルダーを外せば・・・
ペンホルダーさえ外してしまえばフラットに置けます。
メインディスプレイを開いた状態もほら。フラット。
でも、このケースは「ペンを持ち歩く」為のものなのでホルダーをいちいち取り外すっていうのは不便なんですよね~。ジレンマ。
まとめ
という事で私の印象をまとめてみます。
・ペンを収納して持ち歩くことが出来る
・カバーディスプレイも覆われているので持ち運び時は安心
・カバーの質感は結構良い
・リアカメラが出っ張らない厚みになっているのは良い
・ホルダーが取り外せるので、外せばフラットに置ける
・今ペン同梱ケースを買うならこれしかない
・マグネット式ではないのでしっかり固定できない
・そのせいでだんだんカバーがずり落ちるようになる
・開いたときにカバー部分がかなりはみ出る(余る)
・そのせいで持ちづらい
・そもそもカバーディスプレイを塞いでしまうのが使い勝手が悪い
・ホルダーが付いた状態だとフラットに置くことが出来ない。かなりガタツク。
手帳型であるという事について私の運用としては不便なんですが、安心感という意味では手帳型が良いという方もいらっしゃると思います。重さ、強さ、形状などのバランスを考えればこの構造はそこまで悪くなく、ほどよくそれぞれを妥協した結果の落としどころ。と思えなくもありません。
そういった意味では人を選ぶケースなんだろうと思います。今のところ国内ではペンの単体販売はないようですのでSペン Fold Editionを手に入れるにはこの純正Flip Coverを買うしかありません。ペン運用を考えられている方はこのケースを買うか、Sペン Proを買うか、あるいは海外からSペン単体を買うか、になりますので、まずこのペン付きケースを使ってみてから不満があれば他も検討するというのが王道になるでしょう。Fold3の大きな進化の一つは「ペンに対応した」という点ですから、ある意味Fold3とセットで手に入れるべきマストアイテムだと言えます。
他のケースも幾つか購入してレビューしています。是非ご覧ください。
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