CK4を購入して約1ヶ月が経ちました。
この1ヶ月間CK4を使ってみて、改めてT51との比較をしてみたいと思います。
環境は変わらず下記組み合わせです。
IEM:UE18Pro
PHPA:STEPDANCE
色々聴いてみましたが
やっぱりCK4の良さは、音の分離感、各楽器が主張しすぎずフラットに音を楽しめるところです。
良く言えば爽やか。 悪く言えば淡泊。
楽器で言うと、スネアやシンバルなど軽やかなドラムや
軽快に鳴らすクラシック系の生ギターなんかはニヤニヤしながら聴けます。
ただ、艶が足りないので、ボーカルに生々しさを感じません。
一方T51の良さは、その音の艶っぽさです。
十分な解像度を保ちながら、一つ一つの楽器が厚みと迫力を持ってグイグイ迫ってきます。
楽器で言うと、ベースやストリングス、ピアノなんかの厚み、強さ、色気は本当にニヤニヤさせられます。
T51だけを聴いていると分離感に不満はないんですが、
比べるとやっぱりCK4の方が全ての情報の見通しがいい感じがします。
こう書くと打ち込み系の曲はCK4が合っていて、生音はT51が合うようなイメージかと思われるでしょうが
必ずしもそうではありませんでした。
総合的に見て「好みのレベル」だとは思いますが、
私個人としてどちらが好きかと聞かれれば、うーんと首を捻りながらも「T51」を選びます。
まず、ボーカルは完全にT51の勝ちです。存在感と生々しさが違います。
また、モニターライクに楽しめるCK4に対して、音の深さを楽しませてくれるという意味では
T51の方が心を揺さぶられる機会が多いです。
CK4のフラットさと比較すると、ちょっとT51は音を演出している印象もありますが
どの音域にも弱点はなく、解像度も高いため、作られた音という程ではありません。
なかなかに優劣を付けがたい2機種だと思います。
ここからは完全に妄想ですが、
T51は、イヤホンをJH13PRO にしたら今のCK4の見通しの良さもプラスできるんじゃないか。とか
CK4は、アンプをP51に変えたら、もっとボーカルもよくなるんじゃないか。とか考えちゃいますね^^;
まぁ、良い面を潰し合う可能性もあるので、必ずしも良くなるとは限りませんけど。