昨日Wii Uが発売されましたね!
早速発売日の朝に私も購入してきました。
今回は8GBモデルのベーシックと32GBモデルのプレミアムが発売されました。
8GBモデルはシステム領域を除くと2~3GB程しか自由に使える領域がない為、モデルの存在を疑問視していましたが、ネットを見ると敢えてベーシックを選ぶ方もいるようですね。
ダウンロードプレイに興味がない方もいるでしょうし、確かに差額分があれば大きな容量のHDDが買えると考える方もいるからでしょうか。
私はとりあえずスタンダードに楽しみたい。という事でプレミアムを選択。
市場でもプレミアムだけ予約受付が早くに終了したり。と、プレミアムの方が人気があるように思います。
私は、以前のWiiも保有していますが両方今後も使いたい事、Wii UでもWiiのゲームをやる機会があると考えられる事からセンサーバーも購入しました。
<ファームアップについて>
海外での先行発売時に物議をかもしたのが、購入時点でいきなりファームアップが必要な事。また、そのファームアップに失敗して本体が壊れてしまった。という情報も出ました。
これには任天堂の社長も謝罪をされましたが、やはり購入時点ですぐにファームアップを求めるのはラウンチ時のミスと言わざるを得ません。
その他色々とネットでは憶測が飛び交いましたが、基本的に憶測による情報はあまり鵜呑みにはできません。例えばアップデートしない限りオフラインプレイも出来ないとか、本体が壊れ新しいWii Uを買った場合同一IDによる移行ができないとか、ダウンロードとインストールを同時に行う仕様だとか、またその為ファームアップに失敗したらかならず壊れてしまうような印象を与えたりもしました。こうした非難は、結果的には誤解も多かったように思われます。
ただ、やっぱりファームアップに失敗したという声は一部ながらあるようです。Vitaの時にもファームアップに失敗して起動が出来なくなり、サポート送りになった方がいました。デジタルデバイスは非常にデリケートですから100%というのは難しいとしても、メーカー側は最大限配慮した設計にしておいて頂きたいところです。
さて、安全を期すならWii Uを触りながら、裏でファームをダウンロードする方式なのでしょうが、私は標準通り通常のアップグレードを選択しました。ここは不安な方はバックでダウンロードする方式を選択された方が良いでしょう。また回線も出来る限り有線で繋いだ方が良いでしょう。
ダウンロードが開始されると下記のようにプログレスバーが表示され、ダウンロードしている旨が表示されます。そして、ダウンロードが全て完了した後に実際のプログラム更新作業が始まります。
これも批判ポイントでしたが、本来であれば「ダウンロード中に電源を切らない事」というのは画面上に表示させておくべきだと思います。PCやスマホユーザにとっては途中での電源オフが厳禁なのは常識ではありますが、初心者向けのデバイスという意味でこの点は同感です。
本来最もこうした気配りが出来るはずの任天堂が「らしくない」点を見せているのは、任天堂が家電、スマホ、PCなどを作っているメーカーではないという経験不足もあるのかもしれません。それだけ、ゲーム機は高度なデバイスに変化してきている。という事かもしれません。
<ニンテンドーネットワークIDについて>
まず、従来のWiiと異なるのは、ニンテンドーネットワークIDによる個人ユーザ毎のログインです。これは、PS3やXBOX360と同じ発想でようやく「ユーザ管理」が実現しました。このIDはニンテンドークラブとも連動していますし、インターネット連携という意味ではあるべきスタイルだと思います。
但し!例えばマリオなどをやると、セーブデータが各IDで共有なのです。これは中途半端!自分のユーザIDにパスワードを掛けておけば自分のセーブデータを誤って削除される事はないと思っていましたが、別のアカウントで入って簡単にセーブデータが削除できます。これはマリオの仕様なのかWiiUの仕様なのかわかりませんが、いまいちアカウントの独立性が欠けていて個人的には不満要素です。
<ゲームパッドについて>
さて、今回の目玉とも言えるゲームパッドです。
写真で見ると「ゴツイ」印象ですよね。
でも実際に持ってみると思ったより手に馴染みますし、軽い!と感じます。10分程試遊した時にも「かるっ!」と思いましたが、実際購入して数時間使ってもやっぱり印象は変わりません。
自分の個人的な印象としてはiPadより軽い。3DSLLと同等。Vitaより重い。という感じです。本当は3DSLLよりゲームパッドの方が断然重いです。でも、3DSLLって手に持つと上半分の液晶画面の荷重が後ろに掛って重さを感じてしまうんですよね。一方ゲームパッドはがっしりホールドしますので思ったより軽く持てます。それに見た目とのギャップによって体感上の軽さを生みだしていると思います。
まだ試していませんが、膝の上に置くような感覚で使う分には負担はほぼないでしょう。持ちあげて使わなければいけないようなゲームが出てくると、長時間はさすがにしんどいんじゃないでしょうか?
各ボタンの位置も大きな違和感はありません。全体的に上の方にボタンが配置されていますが
LRなどのボタンも考えれば、上に寄せるのが正しいです。また持った時に重さを感じにくくするという点でも上の方を握らせた方が良いでしょうね。なかなか良く考えられたデザインだと思います。もちろん通常のコントローラーと比べれば左右の幅が広いので「あれっ」という違和感はありますよね。慣れのレベルです。
ゲームパッドに関する不満は液晶の画質です。
ノングレアで少し薄い色味の味付けなので、非常に淡泊な画面です。
メニューやカラオケなどの操作には違和感がありませんが、いざゲーム画面として見ると迫力や奥行き感、艶っぽさに欠けます。特にWiiUではTV画面と視線を行き来させますのでどうしても比べてしまいます。
解像度は低いながらも、十分にキレイと言っていいレベルです。マリオのプレイ画面も一見する限り非常に綺麗に見えます。もちろんTV画面上のマリオと比べると全く敵いませんが、十分なレベルではないでしょうか?
Vitaが非常に発色が美しかっただけに、少し残念な印象です。
<価格について>
ベーシック2.5万円、プレミアム3万円という価格については個人的な印象では「安い」と感じました。これは人によってかなり異なる気がします。
特に、6年も前に発売されたPS3と比較して、スペック的な優位性がない。という点では、どれだけ安物のハードを今更出すんだ?というネガティブなイメージがあります。私も、どちらかと言うとスペック厨なので「もったいないなぁ」と感じます。今後のゲームの発展性に制限が出ますからね。
ただ、PS3は発売時WiiUの2倍の価格でした。今回WiiUがPS3の頃のように6万円という価格で発売したなら、もっとハイスペックマシンを目指せたでしょう。ただ、それは任天堂のコンセプトにはなかった。という事でしょうね。
3DSよりも遥かに性能が高いVitaが、売り上げでは全く3DSの足元にも及ばない。という点を見ても、任天堂がスペックには注視せず価値を作り出している。という事がわかります。スペック厨な私としては少し残念ではあります。せめてPS3よりは上だよね。と自信を持って言えるレベルには持ちあげて欲しいところでした。
とは言いながら、私としては、6.2インチディスプレイのタブレットデバイスと、Wiiよりも格段にレベルが上がったフルHD機をフルスクラッチで作り上げてリリースするタイミングでこの価格で抑えた事は十分評価します。そのコストバランスのせいでゲームパッドの画質がイマイチになったと考えれば、市場バランス的にはやむを得ない判断かな。という気もします。