AXON 7を入手して10日程経ちましたので主観としての感想をまとめてみます。
●良い点
手に馴染む大きさ
iPhone7Plusと同じ5.5インチディスプレイですが、iPhone7Plusより一回りコンパクトで本当に持ちやすいです。
左:iPhone 7 Plus
中央:AXON 7
右:Zenfone 2
全て5.5インチ端末ですがAXON 7はワンサイズ小さくて持ちやすいんです。ホント持ちやすい。ボタン配置や背面のラウンド具合など、全体デザインも相当良い部類じゃないでしょうか。
ディスプレイが綺麗
最近多い有機ELですが、他機種と比べても色鮮やかなディスプレイだと思います。WQHDという精細さも相まって写真もより美しく感じます。以前のZenfone2は淡白な色味だったので格段に向上した点です。
基本挙動も合格点
パフォーマンスも十分です。噂されていた「熱ダレ」も私の利用範疇では感じまていません。というより思ったほど背面は熱くならないですね。背面指紋認証も触れやすく高速。充電速度は速く、バッテリーの持ち具合もまずまず。基本部分も手を抜かずしっかり作られている印象です。
フロントデュアルスピーカーは歴代最強
iPhone7Plusもステレオスピーカーですが、実際に比較してみると勝負にならないくらいAXON 7は優秀でした。このコンパクトなサイズの中に入れ込んでくるのは素晴らしいです。ただ、あくまで「スマホにしては」という前提が付くことを忘れてはいけません。
カメラも良い
日中はもちろん、夜もカメラ画質はそんなに悪くないと思います。むしろ2000万画素によって小さな文字や輪郭も潰れず精細です。色乗りが非常によくて鮮やかで気持ちいい写真が撮れます。タップでフォーカスを合わせた後、そのまま上下で露出も変えられるといった操作感もとても良いです。HDRも使いやすくて効きも良いと思います。細かで多様な機能はありませんが、必要な機能がシンプルに備わっていて個人的には非常に使いやすいです。
●残念な点
micro SDの最大活用
アプリをmicro SDに移動させられないのは残念です。またMarshmallowですが、micro SDを内蔵ストレージ化する機能も塞がれています。無理矢理adkから指示することは出来ましたが、表示や設定画面などがおかしくなりますのでよほど困らない限りは標準のままで運用する予定です。
明るさ自動制御が極端
電車に乗っているだけで明るくなったり暗くなったりと忙しい。使い物にならないので明るさは固定で使っています。
メニューボタンがない
これはAndroid6.0の仕様なのでAXON 7に文句を言っても仕方ないところですが、Mi-POPよりもう少し使い勝手の良い代替策を用意してくれても良かったかな。と思います。ただ、メニュー自体あんまり使う頻度が多くないので、さほど困りませんが。
ツムツムが遊べない
なぜかツムツムをプレイしようとするとエラーになります。
ツムツムがプレイできない事自体は私はそこまで拘りませんが、大事なのは「他のどの機種でも問題なく動くアプリであっても動かない可能性がある」という点です。ちょっと気になりますね。今のところ他では見ていない挙動ですが。
一方、Zenfone2ではインストールすら出来なかった「ごまおつ」は問題なくプレイ可能です。
●全体で見れば大満足
結論としてAXON 7には大満足と言えます。基本部分のパフォーマンスの高さ、カメラ機能も悪くなく、スピーカーは抜群。5.5インチなのにとてもコンパクトで持ちやすい。それでいて市場価格もリーズナブル。とほぼ非の打ちどころがないモデル。
キャリア機はもちろん、昨今激戦のsimフリーモデルの中でもこの秋モデル最高のハイパフォーマンスコスパ機と呼んでよい気がします。
選択肢としてライバルになるのは、コストを度外視してパフォーマンスとカメラ機能を向上させたZenfone 3 Deluxe(SD821版)だと思います。
どちらも個性があって迷いどころですが「10万出すのは躊躇する」「どうせならスピーカーもいいのがいいな(スマホで動画見たりゲームしたりする人)」にとってAXON 7はベストバイと言っていいと思います。