久しぶりのPSVRレビューです。
つみきBLOQ VR
税込 1,080円
PS Move 1本使用
体験版の時から「これは面白いかも」と感じていた作品。コントローラーやMoveを「手」に見立てて、つみきを積んでいくゲーム。爆弾を仕掛けたり、パズルを解いたり、いろんなゲームパターンがありますが、基本的には積み木を積む。という単純なシステム。でもこれがホントに良くできてる。
仮想現実というか、もうこれは「実際の積み木を積んでいる感覚」のリアリティが凄い。ここまでくるとわざわざVRではなく、実際の積み木で遊んだほうがいんじゃないかと思わせますが、逆にそのくらいリアルさを感じるゲーム感覚です。ある意味これぞ「現実のバーチャル化」です。
視点移動もほとんどないので酔う事もありませんし、黙々と積み木を積んでいく作業に妙にハマります。
コストパフォーマンス:100点
グラフィック:60点(求められるクオリティとしては十分)
仮想現実感:80点
酔いにくさ:90点(まず酔う事はありません)
操作性:90点
おススメ度:★★★★★
派手さは皆無ですが「ああ、仮想現実の楽しみ方ってこういうのもあるんだ」と気づかせてくれる作品。1,080円という価格ですから、箸休めの一本としての購入を是非お勧めします。
ヒア・ゼイ・ライ 眠りし者たち
税込 2,160円
PS Move 非対応
事前情報から楽しみにしていたホラゲー。バイオなどとは違って、独特の世界観と雰囲気に興味を持っていました。
実際プレイしてみましたが、ゲームとして盛り上がる前に躓いてしまいました。そのまま続けていれば楽しくなるのかもしれません。確かに雰囲気は秀逸です。やっぱり街を歩き回るスタイルのVRゲーは酔います。私が酔いに弱いんだと思いますが、楽しくプレイするより先に街で徘徊してると酔ってきました。
コストパフォーマンス:採点なし(十分楽しむところまでプレイ出来ていないので)
グラフィック:60点
仮想現実感:70点
酔いにくさ:40点(普通に酔うタイプです)
操作性:70点(操作感は普通だと思います)
おススメ度:★★
他のゲームと比べてVR感を抜群に感じられた訳でもありませんし、これならバイオハザード7の方が全てにおいて上位な気がします。でも序盤しかプレイ出来ていないのでアテになりません。すみません。
※その後TVモードに対応しましたのでTVモードでクリアしてみました。最後まで意味不明な内容でしたがVRで酔わない方だと謎の没入感は堪能できると思います。最終的にほぼゲームとは呼べないシステムになっていましたのでゲームとしての評価は出来ません。
バイオハザード7
税込 8,629円
PS Move 非対応
何も言う事はないくらいのメジャー作品。VRゲームとして最初の本命作品だと思います。Kitchenや体験版の世界観をそのままフルサイズにしたホラーゲーム。
通常TVモードとVRモードの1粒で2度おいしい作品で、TVモードだけでもHDR対応していて非常にクオリティが高いのでVRを楽しめなくても価値ある作品。でもVRは質感、距離感、存在感、恐怖感が格段に上がります。自分の手にゴキブリが這うと「わーーわーーわーー!」と実際のようにパニックになりますし、凶器で刺されると「はうっ!」と本当に何とも言えない心理的衝撃を受けます。
また、どんなに大型テレビでプレイしていたとしても、VR版で初めて気づく風景は山ほどあると思います。なぜならテレビ版では近づけないような距離まで近づいて色んなものを確認できるからです。
ただ酔います。なめらかに回転する設定だと酔いやすいので、30度ずつ回転するモードがお勧め。ただ狙った角度にならないので結構慣れが必要です。酔わないなら「なめらか回転」がいいですね。酔いと操作感のバランスさえクリアできれば、まさにホラーゲームの革命だと思います。(「ホラー映画」と「実際にお化け屋敷に入る」くらいの差を感じるでしょう。そうです。まさに別物なのです。)
コストパフォーマンス:90点(TV版と両方楽しむならコスパ抜群)
グラフィック:95点(トップクオリティですね)
仮想現実感:90点
酔いにくさ:60点(なめらか回転だと速攻で酔います。平気な人が羨ましい)
操作性:70点
おススメ度:★★★★★
とにかく美麗なバイオの世界観がそのままVRになったという意味で最高のVRコンテンツの一つ。お手軽とは言えませんがテレビモードでも楽しめる環境があるなら必携の一本。特にPS4Pro&4K HDRテレビをお持ちなら買わない手はありません。ただ一度酔い始めると「恐怖」よりも「気持ち悪さ」が勝つので途端に感情移入出来なくなります。バランス的には30度回転モードがちょうどいいくらいかな。と思いますが、このバランスが今後のVRゲームでも課題になるでしょうね。
anywhere VR
税込 基本無料
PS Move 非対応
結構謎コンテンツです。美しい実写風景と環境音に包まれながら、実際に自分が持っているリアルスマホの画面をVR内に映し出して操作できます。
手元のスマホをVRの中で操作する不思議さ。そしてそのコンセプトの謎さ(笑)
私は課金していませんが、課金する事で様々な風景を楽しめるようです。うーん。私にはあまりピンとこないコンテンツでした。ミニゲームもあるようですが、本コンテンツ自体はゲームではありません。
コストパフォーマンス:採点なし(基本無料なので)
グラフィック:40点(肝心の実写風景が汚いんです)
仮想現実感:10点(いわゆるスマホVR的な感じです。位置トラック活用していません)
酔いにくさ:90点(まず酔う事はありません)
操作性:60点
おススメ度:★
無料なので試してみると良いと思います。仮想世界で癒されながらスマホを触る。という行為がしっくりくる方もいると思います。
THE PLAYROOM VR(追加コンテンツ)
税込 無料
PS Move 非対応
今になって、PLAYROOM VRのゲームが一つ追加されました。「トイウォーズ」という1~4人プレイのゲームです。
あえての追加ゲームなので自信作かと思いきや、いまいち盛り上がる感じではありませんでした。あくまで基本ゲームに1つ遊びが追加された程度。ただ、元々のTHE PLAYROOM VR自体は良質な作品集ですので、VR所有者は是非やってみて欲しいですね。
コストパフォーマンス:採点なし
グラフィック:60点
仮想現実感:60点
酔いにくさ:80点
操作性:80点
おススメ度:★
このゲームだけなら★1つです。でもTHE PLAYROOM VRそのものは、家族など複数人で遊べる環境があるなら★4つ付けていい作品です。是非プレイしましょう。1人で遊ぶ方にはお勧めしません。
バウンド体験版
税込 無料
PS Move 非対応
体験版を少しやっただけですが結構面白い世界観だと思いました。
大地がブロックの組み合わせでバウンドしているような雰囲気で、幻想的なBGMの中を掛けていくシステム。ジャンプしたりバク転したりという動作が体操競技のような滑らかさで美しいです。視点切り替えに癖があるので、自分流の切り替えに慣れる必要がありますね。
体験版の最初の部分だけなので内容については何も言えませんが、これは良作のにおいがしますよ。
コストパフォーマンス:採点なし
グラフィック:60点
仮想現実感:60点
酔いにくさ:50点
操作性:60点
おススメ度:★★★
この手のノリが好きであればアクションも滑らかで世界観も出来上がっていますのでハマれるんじゃないかと思います。価格もリーズナブルですので体験版で興味を持てば買ってみるのもいいと思います。
現時点でのPSVRソフト全体を振り返るとこんな感じですかね~。
S評価
・バットマン
・Untildawn
A評価
・DRIVE CLUB
・VR WORLDS(VRを初めて体験する意味で)
B評価
・PLAYROOM VR
・つみきBLOQ
・バイオハザード7
・サマーレッスン