Galaxy Z Fold3 のペン収納ケースを色々探してついに6個め。本命ケースの一つSpigenのThin Fit Pを購入してみました。
Thin Fit Pは仕様的な弱点が一番少ないケース
Galaxy Z Fold3はSペンが内蔵じゃないのでケースのどこに付けるか?が重要です。
純正Flipcover with PenやarareeのNUKIN360はヒンジ部分にペンを収納する構造ですが、開いた時にヒンジ部分が出っ張るのでフラットに置くことが出来ないんですよね。他ケース背面に付けるパターンもありますが、カメラ側にペンを付けるとGalaxy Z Fold3を開いても閉じてもフラットには置けません。
という事で、ヒンジと逆側の開く方にペン収納部を作ったのがSpigenのThin Fit Pという訳です。この場所であれば開いても閉じてもGalaxy Z Fold3をフラットに置けるという唯一の収納箇所なんですよね。
Thin Fit Pの外観
なかなか日本では買う事が難しいんですが、たまに日本のAmazonでも販売されているので購入チャンスはちょこちょこあると思います。価格は5,900円とGalaxy Z Fold3のケースの中では高額な部類で作りもとてもしっかりしています。
中身はご覧のとおり。ケースに加えてクッション用の帯シートが付いていました。
これまでの他のケースと比べても高い質感であることが分かります。さすが5,900円。カメラ側の作りも高級感がありますし、バンパー側もとてもしっかりしています。ペン収納部が右側にあるのでこのあたりの作りこみも美しいですね。よく見ると白いシールみたいなものがひょろひょろっとあちこちから出ています。
これは同梱されていた帯シールと同じもの。剥がすと接着力のある黒いシートが出てきました。この部分が緩衝材となってスマホを傷つけるのを防いでくれるようです。さすがの作りこみ。
という事はこっちは予備??なんでしょうかね。
ケースの重さは40g。最軽量という訳ではないですが、arareeのNUKIN360と同じ重量。十分な軽さじゃないでしょうか。
基本的な作りはとてもいい
スマホを装着してみました。収まり具合はとてもいいですね。
開いた状態だと左サイドにペンを収納する形になります。ちょうどペンがハマるようにくぼみが作られています。
ちょっと固めでコツが要りますが、慣れるとスムーズに抜き差しできるようになります。写真のように上からすーっと挿し込んでパチンと止める感じですね。この収納は他のケースと比べても圧倒的に安心感があります。
折り畳んだ状態がこちら。ちょっと横幅が広くなりますが許容できる範囲じゃないでしょうか?実際持ってみても幅がありすぎて持ちづらいという感じはしません。
重さは全て入れて322g。見た目のゴツさの割には重くないと思います。
購入前に想像していたバンパーベゼル部の厚みも実際に触ってみるとそこまで端からのスワイプがしづらい感じもしませんでした。斜めに切りこまれた作りが上手く出来てるんでしょうね。
そして閉じた状態でフラットに置けるのはもちろん
開いても閉じてもフラットに置けてペンが収納できるというのは他にはない魅力ですし、ペン収納ケース全体の中でも抜群の品質だと思います。
カメラレンズ部のマイク穴はどうやらないようです。惜しい。というかマイク穴って要らないんですかね?
黒テープ問題は心配ない?
以前、ケースがベゼル部分まで押さえつける事で黒テープ問題が生じるケースを紹介しました。今回のThin Fit Pも若干ベゼル部までケースが掛かっているような気がするのでちょっと心配ですね。
下部も同様です。一部黒テープ問題が起きているという声も聞きますが、問題なく使用されている方もいらっしゃるのでここは自己責任で判断しましょう。不安であればベゼルに掛かっているところを削るという手もあります。
弱点1)指に刺さるのが気になる
このケースを握って持ってとにかく感じるのは「指に刺さる」という事。
例えばこのペンが収納されている両側の部分など指に食い込んできます。
ヒンジ側も同様です。ケースのそこかしこが角ばっていて全部が指に刺さります。
正直この鋭利な作りはどうかなぁ・・・と思います。気になる方はヤスリなどで優しく削って角を丸くしてあげるといいんじゃないでしょうか。先ほどの黒テープ問題の不安対象となるベゼル部も合わせて微調整してもいいですね。
弱点2)右利きの人には運用しづらい?!
Thin Fit Pはメインディスプレイを開いた時に「左側」にペンが収納されています。これは当たり前の話で「右側」には電源ボタンや音量ボタンがあるので左側に収納ソケットを付ける事になりますよね。
この構造だと左手でスマホを持つと右手でペンが抜きづらいんです。というか右手でスマホを持って左手でペンを抜くしかないと思います。でも右利きの人はペンは右手で持ちたい訳です。
実際触れてみて「なんと・・・」と気づいた事ですが、これペンを使いたいと思う度に、右手でスマホを持って左手でペンを取り、ペンを右手に渡し、スマホを左手に持ち変えるという動作をしなければいけないのです。使い終わった後も同様です。右手のペンを左手に持ち替え、スマホを左手から右手に持ち替えて収納する必要があります。この時、誤ってスマホやペンを落としたりする危険性もあります。
もちろん閉じた状態だと右側にペンが来るんですが、カバーディスプレイではペンは使えないので意味がありません。ジレンマ・・・これはなかなか構造上の弱点ですね。
一方、他で販売されている「ヒンジ部や背面にペンを収納するケース」の場合は、左手でスマホを持ったまま右手でペンを抜き差しできるのでとても動作が自然です。無駄な動きがなく安定的にペンを取り出す事が出来ます。ここはThin Fit P(逆ヒンジ収納)の宿命的な弱点ですね。しょっちゅうペンを使う人にとってはこれは煩雑だと思います。
もちろん左利きの人にはThin fit Pは使いやすいデザインだと思うんですけどね。
まとめ
オープン型のペン収納ケースでフラットに置けるという意味では唯一無二のケース。しかも質感もしっかりしていて安っぽくもない。という事でこのケースを本命に上げられる方が多いのも頷けます。ただ、指に刺さるのと、右利きの人の運用のしづらさをどう評価するか。ですね。
良い点
- 開いても閉じてもフラットに置ける!
- ケースの質感も良い
- ペン収納もパチンとハマる形状で安心感がある。挿すときも気持ちいい。
- 閉じた状態の横幅は広くて困るという程ではなく運用しやすい。
- これだけしっかりした作りでいて軽量
残念な点
- 右利きの人には、ペンを左手で取って右手に渡して、という作業が煩雑。スマホを落とさないよう注意。
- とにかく閉じても開いても指に刺さる
- ペン収納部によって音量、電源ボタンが押しづらくなる(ジェスチャー操作中心にして物理操作は最小限にするのがオススメ)
といった感じでしょうか。
本ケースも含めてペン収納ケースという分類では以下のような選択肢から選ぶのが良さそうです。
- 手帳型が良いなら純正
- ヒンジ側に収納したいならNUKIN360(弱点という弱点がないのがいい)
- フラットに置くのも譲れないならThin Fit P(左利きの人には特にオススメ)
- とにかく軽量コンパクトがいいなら中華系の背面収納型
実際に触ってみてどのタイプも「それぞれを好む人はいらっしゃるだろう」と感じましたので、比較して皆さんが一番運用しやすいタイプを選んで頂くのが良いと思います。
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