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Galaxy Note9 Sペン レビュー その2

Galaxy Note9を手に入れた頃にSペンレビューを書きましたが、そろそろ2か月使ってきたので「その2」としてSペンの使い込み状況を改めてレビューしたいと思います。

Sペンの基本的な機能や使い勝手は1回目のレビューを先にご覧ください。

Galaxy Note9 Sペン レビュー

Galaxy Note9 レビュー。今回はSペンを見てみたいと思います。 当然ペンの機能はNote8以前からありますが、私にとって初Noteなので従来からの機能も含めて「凄い!」と思った部分をご紹介し ...

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まず当初と違ってSペンで使い始めているのは「OneNote」での保存や「てがき手帳」といったアプリ活用です。

電子書籍と相性抜群

例えば電子書籍を読んでいて気になるところがあれば、スクリーンキャプチャを使い直接画面に書き込み、そのままOneNoteに貼り付けておくなんていうのが便利です。(ここからのスクリーンショットは一部加工して読めなくしてあります)

更にはGalaxyの機能であるマルチディスプレイを使い、左に電子書籍、右にOneNoteを配置しておけば、気になる箇所が出てきた時にOneNoteにメモを取りながら読むなんて事も出来ます。手書きなので簡単な図を描いたり出来るのもいいですね。

他にも、楽天マガジンなどで雑誌を読んでいる時に、気になる記事があれば簡単にスクラップしておけるのもいいですね。

電子書籍 × キャプチャ手書き × OneNoteっていう組み合わせが本当に絶妙なんです。

写真を取り込んで手書きコメントも最高

もちろんOneNote活用は電子書籍の記録だけではありません。例えば、下記は子供の保護者会に参加した時のものですが、配布されたプリントを写真に撮り、まずOneNoteに貼付け。それから学校の説明を聞きながらOneNoteに直接書き込んでいくのです。ペラペラのプリントだと手に持って書き込みづらいですし、仮に普通のスマホで同じことをやったところでフリックでの入力ではプリントのどこの行のどの文字に対するコメントか分からなくなりますから、スマホと手書きのいいとこ取りが出来ているGalaxy Noteは素晴らしい。

書き込みが終わったら、すぐさま「ページの共有」でpdf化してLINEで家族と共有。

これで、家に持ち帰ってから見せる必要もありませんし、参加できなかった家族とLINEでやり取りしてすぐに学校と会話する事も出来ます。もちろん必要な情報は全てデジタル化しましたからプリントはすぐに捨ててしまっても問題ありません。スマートすぎます。

てがき手帳

docomoから出ている「てがき手帳」を使えば簡単な予定登録は手書きで十分です。今までの手帳アプリのように日付をタップして入力ボックスを開いて、項目や期間を選んでテキスト入力して保存。なんて手順を踏む必要はありません。見えている手帳にそのまま書き込むだけ!この簡単さを一度経験するともう戻れませんよ。

フローティングでメモ

これもGalaxyの機能フル活用の使い方なんですが、例えば、マルチディスプレイを使って上にゲーム、下にブラウザを配置して同時に利用するなんて事が出来るんですが、更にそこにフローティングでメモを表示させ、何と第3のアプリとして「ゲームをしながら、ブラウザを見ながら、メモを取る」なんて事が出来てしまいます。しかもGalaxy Note9なら、Sペンのボタンを押しながら画面上をトントンと2回タップするだけでフローティングメモが起動するのでシームレス感がまたいい。機能としての完成度高すぎです。

フローティングメモは自由に画面上を動かしたりサイズを変える事も出来るので、何か書き込みながらブラウザで調べ物をする。なんて事が出来ます。

この使い勝手はゲーム以外でもYoutubeを見ながらとか色々応用が利きますよね。

メモをホーム画面に

Galaxyノートに記録したメモはウィジェットとしてホーム画面に貼付けておくことも出来ます。背景を透明にすれば、ホーム画面にそのままメモを貼っている感じでめっちゃ便利。リマインダーセットしてアラーム鳴らして、とか要らないんです。このメモのところをダブルタップすれば即編集モードになり、そのままペンでメモれば「忘れようがないメモ」としてホーム画面を活用する事が出来ます。

画面オフメモ × Always On Display

忘れようがないメモという意味では、更に「画面オフメモ」も使えます。画面オフメモとはスマホの画面がオフの状態でもペンを取り出すだけで即画面に書き込める機能ですが、それをAlways On Display(画面オフ状態なのに画面上に情報を表示させられる機能)に固定する事も出来るんです。

これで、画面オフ状態でもメモの確認が出来ます。画面がオフでもオンでも必ず目に入るリマインダー。約束の時間、座る席番号、忘れちゃいけない持ちもの、なんでもちょっと書いておいて、終われば削除すればいいのです。些細な事ってリマインダーもセットしないんですが、そんな事でも手書きメモなら気軽に使えます。

ペンでテキスト選択

Sペンでテキストを選択し、コピーしたり、Web検索したり、翻訳したり、というのは1回目のレビューで書きましたが、実はこの選択機能もっと凄かったんです。

例えば、Youtubeを見てみます。動画のタイトルのテキストって「指で長押し」してもテキスト選択できないんですよ。指でタップすると右側の▼メニューが開くので、テキスト選択出来るようになってないんですよね。

もちろん▼メニューが開いている時も同じです。今度は▲メニューが閉じる動作になるだけです。

でも何と「指では選択できないテキスト」でもボタンを押しながらペンを近づけると選択できちゃうんです!

これは「指」と「ペン」で挙動が違うという事です。つまりペンは指の代わりではなく「指」と「ペン」の2種類の操作方法を持っているという事なんですね。いや、ホント凄い。ペン凄い。

ライブメッセージ × マイ絵文字

これまたGalaxyの機能ですが、自分の写真から「マイ絵文字」という動くスタンプを作る事が出来てLINEとかで活用できるんですが、ここに更にライブメッセージを重ねる事が出来ます。これがめちゃめちゃ使えるんです。

iPhoneにも「アニ文字」なんてのがあって、iOS12では「ミー文字」っていう進化を遂げていますが、ぶっちゃけたところ動画を送るのってあんまり日常で活用シーンが少ない気がするんですよね。LINEでの連絡などは音を出さなくても伝わる方が利便性が高いので、ライブメッセージとマイ絵文字の組み合わせは汎用性がとても高いように感じます。実際、自分は結構LINEでこの組み合わせを送っていますが、普段のやりとりでアニ文字やミー文字を使っている方はどのくらいいるものなんでしょうか??

PENUPでトレース画

なんだかんだでお絵描きもちょこちょこするようになりました。これまでパソコンやタブレットで絵を描く事なんて皆無だったのに(笑)

というのも、標準お絵描きアプリのPENUPって写真画像を背景に透過させてトレース出来る機能が付いているんです。だから絵心のない私にも結構それっぽい絵が描けちゃう訳。鉛筆や水彩など表現も多様なので、そのあたりを組み合わせるとほら、こんな感じ。

なんかちゃんと絵が描ける人みたいじゃないっすか?トレース画なんでペンでなぞって色塗ってるだけなんですが、いや、確かにこれしょっちゅう描いてるとそれはそれで何となく線の入れ方とか塗り方とか上手くなってくるんです。

最近描いてみたトレース画達です(さすがに誰か一般の人が描いたものをトレースするのもアレなんで、一応公式絵ばかりを使っているつもりです)

さて、という事で1回目のSペンレビューから比較して2か月で「ホントにペン使ってる」感出てきましたよね。そうなんです。ホントに使ってるんです。こんなにペンが楽しいなら去年Galaxy Note8の時に買っとくんだった。と本気で思うくらいです。

そして、単に「ペン機能がある」だけではなく、マルチディスプレイとの組み合わせ、画面オフメモやホーム画面への貼付け、ライブメッセージとしての活用、ボタンを利用した付加価値機能などGalaxyの多様な機能に溶け込むようにペンが活躍するのが本当に凄いんです。これは一日の長どころか、長い間で培われた進化が結実している結果だと思います。

HuaweiやLGなど他メーカーもペンを意識し始めましたが、ペンを付けただけでそんな簡単にはこの完成度まで仕上げられないんじゃないかと思います。Galaxy Note9のペン機能。益々好きになりました。正直今後もGalaxy Noteから離れられる気がしません。

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