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【レビュー】Galaxy Z Fold3 ペン収納ケース4 (このケースはオススメしません)

さて、Galaxy Z Fold3の最適なSペン収納ケースを探し求めて4つ目になりました。ちょっと今回のケースはあまりお勧めできないものでした。長所、短所をしっかりご紹介したいと思います。

Sペン収納ケース3つのスタイル

Galaxy Z Fold3のSペン収納ケースは大きく3つのスタイルがあります。

  • ヒンジ部に収納する純正 Flip Cover with PenやarareeのNUKIN360
  • ヒンジとは逆側に収納するspigenのThin Fit P
  • カメラ側(背面)に収納する中華系ケース

これまで純正Flip Coverとararee、カメラ側収納の中華系1つをレビューしてきました。今回はカメラ側収納のまた違うデザインのケースです。

同タイプの中では良い方のデザイン

前回購入したものと比べて背面がデニムっぽい質感になりポケットも合成レザーから布地になっていてよりカジュアルな雰囲気です。

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とても似たケースですので並べて比較してみましょう。左が前回購入したレザーっぽいケース。右が今回購入したデニムっぽいケースです。

形状スタイルは同じですが、背面やポケットの質感がより軽い感じに鳴ったのがいいですよね。ポケット部の出っ張りもなくなりフラットになっています。

カバーディスプレイ側のバンパーも似ていますが質感が結構違いました。前回のケースはマットなポリウレタン。今回のケースは完全にプラスチックな質感です。触り心地は前回のマットな方が優しい手触りでいいですね。

また受話スピーカー部分が穴か凹み形状かという違いもありました。

軽さは十分

今回のケースも非常に軽いものでした。ケースだけで33g

本体を収納してペンも挿した状態で316g。あれ、ちょっと計算が合いませんが前回ケースは319gでしたので最軽量更新です。

外観上の良い点(黒テープ問題もなし!)

このタイプのケースは似たものが沢山出ているだけに違いも微妙です。それでも前回のケースとは細部に違いがありました。

まず前回のケースで致命的な問題だった「黒テープ問題」を発生させるケースのベゼル被りはありませんでした。一安心。

上部、下部ともにベゼルに被っていませんので黒テープ問題は発生しないと思います。

左の前回のケースはベゼル被りしないように先端をかなり削ってあるんですが、今回のケース(右)はその削った状態と同じくらいの巻き込みで留まっています。

そして何よりペンを収納しなければ完全にフラットに置けるんです。これは前回ケースと大きな違いですね。

フラットに置ける構造という意味ではspigenのThin Pも可能ですが、あっちはその分横幅が広がります。まさにFold3のサイズから余分な出っ張りなく完全フラットを実現しているという意味でこのケースは一段理想に近いと思います。ペンは抜かないといけませんが。

そして細やかな配慮ですが、電源、音量ボタンの切れ込みが逆のカバー側にもついていてよりボタン操作しやすくデザインされています。この辺りの気配りもいいですね。

外観上の残念な点

ちょっと残念な点もありました。まずカバーディスプレイ側のバンパーがちょっとだけ分厚いんですよね。安心感があると言う事も出来ますが、端からのスワイプ操作が若干しづらいです。

下記は前回のケースですがバンパー部が薄いので画面端の操作もしやすかったんですよ。

次にカメラ部です。先に前回のケースを紹介しますが一番上のレンズ右に小さな穴があるのが分かりますか?実はここ背面マイクがある場所で塞がないようにしておく必要があります。

でも今回のケースはバッチリ塞いじゃってるんですよね。ここ知ってる人少ないと思いますし、メーカーも気づいてないのかもしれません。逆に前回のケースは安い中華系なのにしっかり対応出来ていました。

致命的な弱点

ここまでは一長一短ありながらも、黒テープ問題もない、ペンを抜けばフラットに置ける、デザインも悪くないと、メインケースの座についてもおかしくない仕様だったんですが、驚きの弱点がありました。

そして、これがこのケースをおススメ出来ない最大の弱点でもあります。

何とこのケース、Sペンが上手く挿さらないんです。なんという本末転倒。ポケット部分が出っ張らずフラットになってるのはいいんですが、このポケット布地の伸縮性がほとんどなくて狭い隙間に無理やりペンを挿入していく必要があります。するとこんな感じで布を突き破って先端が「こんにちは」しちゃうんです。

何とか何度も繰り返して収まるには収まりました。でもキッツキツです。入れるのも取り出すのも一苦労。

何度も挿入にチャレンジしたもんだから布地にはいくつも穴が開きましたし、ここから綻んでくると思います。

買ったばかりで布が馴染んでいないからか?と別の細い棒を入れて布を伸ばしたり色々馴染ませようと動かしてみましたがどうにも馴染まない。これそもそも布地の伸縮性がほとんどないので馴染んだところで知れてると思うんですよ・・・。

なぜここをもっと伸縮するゴム仕様にしてくれなかったのか・・・。もはや欠陥では?と言っていいレベルです。

そもそもペンを収納する為のケースなのに、そのペン収納に問題がある。となっては使いようがありません。そして黒テープ問題のように角を削ればいい。といった対策も打てないのでどうにもなりません。

・背面のデニムっぽいデザイン、ポケットの布地など質感が良い
・電源/音量ボタン部の切れ込みにも配慮が見られる
・非常に軽い。ペン収納型の中では最軽量クラス
・黒テープ問題も発生しない
・ペンを抜けば閉じても開いてもフラットに置けて余分なはみ出しもない

・カバー側のフレームがやや厚い
・背面カメラのマイク部穴がない
・全ての長所を台無しにするほど「ペンが挿しづらい」

という事で、かなりいい線まで行っていたケースでしたが「ペンが挿しづらい」という1点で使用を断念する事にしました。

ちなみに背面ポケットタイプはいくつかのブランドで似たケースが出ていますが私が買ったもの以外でもこの辺りの中華系は全部同じ設計だと思われます。ですから商品写真を見て「ポケット部がレザーで張り出しているタイプ」は収納に問題ないと思いますし「ポケット部が布地でフラットに見えるタイプ」はSペンの収納がかなり困難なんじゃないかと思います。購入時には注意しましょう。

もしかすると個体差?という可能性もありますので、もし同タイプのケースを購入されて問題なく利用できた!という方がいらっしゃれば教えて頂けますと幸いです!

他のケースも幾つか試してレビューしています。こちらも是非どうぞ。

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