オーラNISMOが納車されて1か月半が経過しました。まだまだこれからというところですが乗り始めてみて改めて「ああ、これは唯一無二な車だったかもしれない」と感じた理由をご紹介してみたいと思います。
もちろんあくまで「私にとって」という事ですので、皆さんには皆さんの「唯一無二な車」があるといいなと思っています。
私にとって唯一無二な車
検討段階から色々な条件の中で選んだのがオーラNISMOでしたが、この選択は購入後も間違っていなかったと感じています。
最初の検討条件
・国産車である
・全幅1800未満、全長4300未満、最小回転半径5.2m程度
・360度カメラ(アラウンドビューモニター)が付いている
・ふわふわせず硬い乗り味(酔いにくい)
・4or5ドアである(2ドアではない)
この条件に当てはまる車として候補にあったのがオーラシリーズであり、オーラNISMOだった訳なんですが、一度試乗してこの条件に留まらない凄さを感じました。それが「特有のクイックな走り」そして「街乗り中心で取り回しがしやすい事」この2つが高いレベルで両立している事に心を奪われ、この個性は他にないんじゃないか?と購入に至りました。
そして更に、同じオーラNISMOでも「スポーツリセッティング」を掛けたことで一層持ち味に磨きが掛かってもう弩級に気持ちいい車になったと感じています。

初速のクイックさが凄い
まずは初速のクイックさです。ここでクイックというのは、加速感、瞬発力とイメージしていただければと思います。とにかく走り出しが抜群に速い。速いと言っても「ファスト」じゃなく「クイック」という言葉がマッチします。
いわゆるスピードの速いスポーツカーというのはもちろんGT-Rのように出だしの加速も尋常じゃないものもありますが、多くは徐々にスピードが上がっていくタイプが多いと思うんですよね。よく言う「0-100km/h」つまり速度ゼロから100km/hに到達するまで何秒かかるか?というやつですが、0-100で言えばオーラNISMOは「まぁ、そこそこ」であって、決して「めちゃ速い車」ではありません。
でも0-30km/h、いやもっと言うなら0-10km/hという本当の踏み出した瞬間のクイックさはオーラNISMOはトップレベルの車だと思います。
試しに生成AIで様々な情報や理論値を組み合わせて0-30、0-60、0-100を試算させてみました。せっかくなので私の中で比較対象となるような車達と一覧にしてみましょう。まずは0-100の速い順に並べてみます。
※あくまで生成AIによる調査&試算です。数値が適切ではないものもあると思いますし、それならこっちのモデルをチョイスすべき、などあると思いますが、感覚値的な比較としてご理解ください。
| 車種 | 0–100 km/h |
| テスラ Model 3(ハイランド) | 4.4–4.7 |
| BMW M235i | 4.7–4.9 |
| フェアレディZ NISMO(RZ34) | 4.7–5.0 |
| WRX S4 | 5.0–5.3 |
| 日産 アリア(AWD) | 5.1–5.4 |
| GRヤリス(1.6T 4WD) | 5.2–5.5 |
| シビック Type R(FL5) | 5.3–5.5 |
| レクサス IS350(V6) | 5.7–6.0 |
| レヴォーグ STI | 6.0–6.3 |
| GR86(2.4 NA FR) | 6.2–6.5 |
| BRZ(2.4 NA FR) | 6.3–6.6 |
| オーラ NISMO(スポリセ) | 6.7–7.2 |
| レクサス NX350(2.4T) | 6.8–7.1 |
| トヨタ bZ4X(AWD) | 6.8–7.2 |
| エクストレイル e‑POWER | 6.8–7.2 |
| 通常オーラ(e‑POWER) | 7.0–7.5 |
| スイフトスポーツ(1.4T) | 7.5–7.8 |
| プレリュード(2.0 e:HEV) | 7.8–8.2 |
0-100で4秒台というのは相当速いと思います。テスラはパフォーマンスモデルであれば3秒台に突入しますので化け物クラスですね。5秒台で「おお速い!」と言われるレベル。6秒台でも「十分な加速力」と捉えられるでしょう。
オーラNISMOは6秒台後半をマークできるので0-100で見ても決して悪くなくむしろ一般的には結構速い。ただ私の中で最も大事なのはそこではありません。次に0-30km/h順に並べ替えてみます。
| 車種 | 0–30 km/h | 0–60 km/h | 0–100 km/h |
| テスラ Model 3(ハイランド) | 1.3–1.5 | 2.6–2.9 | 4.4–4.7 |
| オーラ NISMO(スポリセ) | 1.5–1.7 | 3.3–3.6 | 6.7–7.2 |
| 日産 アリア(AWD) | 1.5–1.7 | 3.0–3.3 | 5.1–5.4 |
| 通常オーラ(e‑POWER) | 1.7–1.9 | 3.5–3.8 | 7.0–7.5 |
| トヨタ bZ4X(AWD) | 1.7–1.9 | 3.5–3.8 | 6.8–7.2 |
| GRヤリス(1.6T 4WD) | 1.8–2.0 | 3.5–3.8 | 5.2–5.5 |
| エクストレイル e‑POWER | 1.9–2.1 | 3.8–4.1 | 6.8–7.2 |
| フェアレディZ NISMO(RZ34) | 1.8–2.0 | 3.2–3.5 | 4.7–5.0 |
| WRX S4 | 2.0–2.2 | 3.8–4.1 | 5.0–5.3 |
| レヴォーグ STI | 2.0–2.2 | 4.0–4.3 | 6.0–6.3 |
| BMW M235i | 2.1–2.3 | 3.9–4.2 | 4.7–4.9 |
| レクサス IS350(V6) | 2.1–2.3 | 4.3–4.6 | 5.7–6.0 |
| シビック Type R(FL5) | 2.2–2.4 | 3.8–4.0 | 5.3–5.5 |
| GR86(2.4 NA FR) | 2.1–2.3 | 4.2–4.5 | 6.2–6.5 |
| BRZ(2.4 NA FR) | 2.1–2.3 | 4.2–4.5 | 6.3–6.6 |
| スイフトスポーツ(1.4T) | 2.3–2.5 | 4.7–5.0 | 7.5–7.8 |
| レクサス NX350(2.4T) | 2.3–2.5 | 4.8–5.1 | 6.8–7.1 |
| プレリュード(2.0 e:HEV) | 2.4–2.6 | 4.8–5.1 | 7.8–8.2 |
いかがでしょう。オーラNISMOはテスラ3に次ぐ1.5秒クラスになります。実際にこの秒数なのか?は実測していないので分かりませんが、体感的に「そうそう、まさにその感じなのよ」という感覚があります。止まった状態からアクセルを踏んだ瞬間の「クンっ!」という出足の瞬発力、その気持ちよさがオーラNISMOの凄いところです。
これはEVならではの強みで、EVは0km時点からいきなり最大トルクを出すことが出来ます。よって一般的なガソリン車のようにグーっとスピードが上がってくる感覚ではなく、いきなり速さを感じます。なんなら一瞬胃が浮くような感覚にすらなるので、車というより落ち系のアトラクションの最初の瞬間に似ています。エンジンを吹かすこともなく、静かにフッと加速する感じ。うちの子供が「この車ジェットコースターみたいな感覚がする」と言っていましたがまさしくいい得て妙です。
ポイント
オーラ(NISMO)はガソリンを燃料としますのでいわゆる完全EV車ではありませんが、エンジンは発電だけに使われて駆動は100%モーターですので、EV車と全く同じで初速で最大トルクを出すことが出来ます。
ストップ&ゴーの多い街乗りが9割を占める私の使い方の場合、とにかく0km状態からの発進を繰り返します。あるいは低速からの加速、この踏み込みの度に気持ちがいい。これが運転の楽しさに繋がります。
正直0-100km/hも速いに越したことはない訳ですが100km/hの速度に到達させる必要があるのは高速道路だけです。毎日高速道路に乗る人ならともかく、その何倍も街中で走ることが多いのであれば0-30km/hの加速感が高い方が心地良さに繋がると感じました。もちろんそれでいて0-100ももっと上位グレードの車たちに引けを取らない加速力を持ち合わせているところが良いわけです。
先ほどの表は0-60km/hにおいてもランキングが近い感じでしたが、実際0-60km/hまで来るとほかのモデルの方が速いものも出てくるのでは?と想像していますのでちょっと生成AIの作成した表には正しくないところもあると思います。でも0-30km/hについてはそこそこ近しいランキングになるんじゃないでしょうか。
またガソリン車で加速力の高い車は当然エンジン音もバリバリだったりします。これが楽しい、ワクワクする、という気持ちも分かります。私もワクワクします。でもここでも100%モーター走行になるオーラNISMOでは「何の無理もしていない、ただスーッと加速する、そしてめっちゃ速い」というこの感覚がもうガソリン車と全く違うところなんです。静かなのにいきなり速い。この特別感が私にはバシッとハマりました。
そしてこの瞬発的な加速の気持ちよさを、わざわざ「高速道路に行かなくても」「法定速度内で」「何度でも繰り返し」味わう事が出来るのです。実際オーラNISMOに乗っていてこの初速感は他ではなかなか味わえないだろうと感じています。そして速さだけでなくグリップ感と操作性が高く、安定した運転が出来ることも魅力なんですよね。全く危険な感じがしない。
回生力が凄い
そして、次に「驚きの瞬発力」がありつつ「強力な回生ブレーキ」がセットされる。これが凄い。
これもEV車の特徴ですが、アクセルを緩めた時に自動でブレーキの挙動が掛かり充電するというチャージの仕組みがあります。これにより強烈なエンジンブレーキが掛かるような挙動になる訳ですが、e-POWER車ではほとんど停止するくらいにまで回生ブレーキが掛かります。

これによりワンペダル走行(ブレーキペダルを踏まない)が可能になっており、信号などで完全停止する必要があるとき以外ほぼブレーキペダルを踏む必要がなくなります。
しかもスポーツリセッティング(スポリセ)を掛けたうちの場合、Bレンジの回生力が更に強化されているので本当に一般道で右左折する時の減速、高速道路のETCゲートを通過する時の減速、などで「ブレーキペダルを踏まなくていい」状態になります。
※公式資料より。縦が加速力、横が回生力の強さを表しています。またE,N,Sが図説明の通りモードを2文字目のD、BはDレンジ、Bレンジの切り替えを指しています。例:SB=NISMO Bレンジ。

こちらの公式図を見てわかるように、スポリセを掛けることで本当の意味でのワンペダル走行が出来るようになるという事です。

スポリセ NISMOモード&Bレンジ が最高過ぎる
先ほどご覧いただいた図のとおり、スポリセを掛けたNISMO Bレンジは最も加速が強く、最も回生力が高いという事が分かります。これによって、アクセルを少し踏み込むだけで超クイックな加速をし、アクセルを緩めるとグッと回生ブレーキが掛かる挙動になります。
オーラNISMOの真骨頂まさにこれ。スポリセNISMO Bレンジにあると思います。


慣れるまではその加速感に頭を後ろに持っていかれたり、アクセルを緩めるとグーっとブレーキが掛かって頭が前に垂れたりとじゃじゃ馬な車に感じるかもしれませんが、慣れてくると動き出しも回生ブレーキもとてもナチュラルに掛けられるようになり、とても滑らかに発信し、滑らかに停止までもっていくことが出来るようになります。そしてそのうちこのワンペダル操作に体が慣らされてしまい、もう他の車は運転できなくなりつつなるのです。快適すぎて。
またオーラNISMOには4WDもありますので、より滑らかな運転をしたければ4WD、より軽快な運転をしたければFFという乗り分けになると思います。私はFFの軽快さに惚れましたのでFFを選びました。

唯一無二な理由
クイックさと回生力という意味で言えば、テスラは上位互換なんじゃないの?と思われると思います。事実その点においてはテスラの方が能力は上です。
またテスラモデル3は私の憧れの車でもありましたので、今回オーラNISMO購入時にもちゃんと試乗しました。実際試乗してみるとあこがれていた大型ディスプレイや3D表示などにほとんど目がいかない事が分かりました。
こうなると全幅の大きさや充電時間などのデメリットが目についてきますし、実際試乗した時の乗り味もややフワフワして我が家好みではなかった事もあり「オーラNISMO」の方が良いという結論付けをしました。
オーラNISMOスポリセが唯一無二な要素
- コンパクト(全幅1735、全長4120、最小回転半径5.2m)で360度カメラもあり、街乗りでの取り回しが抜群
- 完全EVのように時間の掛かる充電が要らない
- でもEV車同様100%モーターでゼロから最大トルクを出せる
- これによりトップレベルのクイックな加速性能を持つ
- 且つワンペダル走行で快適な運転が出来る(スポリセで際立つ)
この条件でオーラNISMOを上回る車は一台もないんじゃないかと思います。最初の検討条件(国産、2ドア以外、硬い乗り味)も踏まえると、2倍、3倍の価格を出しても手に入らない。だから唯一無二と言っていいと思っています。
つまりはフェアレディZが上位かと言えばこのオーラNISMOの個性の上位版にはならない。アリアがなるかと言えばならない。テスラも、レクサスも、TOYOTAも、HONDAも、Mazdaも、そしてBMW、ベンツ、Audi、VW、などどこにもない。それが私にとってのオーラNISMOなのです。
運転していて気持ちいい車。この観点で言えば、色んなベクトルがありますしオーラNISMOを上回る車は当然あるでしょう。もちろん0-100の速さ、燃費の良さ、機能の充実度、安全性、色んな観点でオーラNISMOを上回る車はいくらでもあります。オーラNISMOがその点でプレミアムな訳でもありませんし、基本性能でナンバー1でもありません。価格レンジから考えてもいわゆるちょっと良いコンパクトカーにすぎません。
でも、コンパクト、クイック、ワンペダル、普通にガソリンで走る、など「街乗り」という枠組みで見た時に、自分にとってこれを上回る車が全く思いつかない唯一無二な存在がオーラNISMO FF スポリセなのです。だから、価格で妥協したわけでもなく、ブランドで諦めたわけでもない、そんな清々しさがあってたまらなく満足感が高くなるのです。そしてこれも大事な要素なんですが、見た目のデザインも好みに合うという事。内装も必要十分な質感。この辺りも満足度に一役買っています。
もうちょっとお金があればあっちにしたのに・・・この気持ちを抱いてしまうと車に乗る度にモヤモヤしちゃいますからね。

べた褒めなレビューとなりましたが、自分が何に拘るか?そしてその拘りに対してベストな車と出会えることは本当に幸せなことだと思います。もちろん「なににこだわるか」が千差万別なので、私にとってのオーラNISMO FF スポリセがそうであるように、他の方にとってはまた違う車が最高の車だと思います。「自分のこだわりの方向において唯一無二である」という車が存在するというのはラッキーなことだと思います。
誤解を招かないように・・・ですが、決してオーラNISMOに不満がない訳ではありません。もうちょっとゴツンという跳ねが抑えられたらいいのに、ナビ画面が大きければいいのに、デジタルミラーが綺麗ならいいのに、燃費が良くてタンク容量が大きければいいのに、シートベンチレーションがあればいいのに、もう少しモーターのバッテリー容量が大きければいいのに、など「もっとこうならいいのに」はいくらでもあります。でもそれを理由に、あっちの車の方がいい!とならないところが唯一無二たるところですね。
「オーラNISMOでいい」じゃなくて「オーラNISMOがいい」そう思えて買って乗れていることが本当に嬉しい限りです。皆様もそう思って愛車に乗れていると幸せですね。
ちなみに今でいえば、私もオートサロンで見てきたオーラNISMO RSコンセプトはデザインも性能もめちゃくちゃ良いと思いましたが、実用面で見ると全幅が大きすぎるなと感じました。結局ノーマルのオーラNISMOの唯一無二性は揺るがないという結論だったんですよね。いいとこどりした次世代モデルに期待していきたいと思います。

それにしてもオーラNISMO RSコンセプト。このデザインを見てしまうと、今のオーラNISMOが凄く大人しく見えますよね笑