またまたSOUNDPEARTSさんから最新完全ワイヤレスイヤホン AIR5 PRO+をレビューする機会を頂きました!
更に高音質に、更に汎用性高く!
まずは本製品の特徴をざっと見ていきましょう。
メーカー推しポイント!
- ハイブリッドドライバーの異次元サウンド
10mmダイナミックドライバー+xMEMSドライバー+専用アンプで、迫力の低音から超高解像度まで表現。 - 妥協なきワイヤレス高音質
LDAC・aptX Lossless・LE Audio対応、さらに「Hi-Res」「Snapdragon Sound」認証で安心のハイファイ体験。 - ブランド最高峰のANC性能
最大55dB低減+AIアダプティブ制御で常に最適化。外音取り込みや会話強調も自在に切替可能。
まずこの価格帯として見た時に音質への拘りが非常に強い製品となっています。ドライバー、アンプの磨き込み、そしてLDACやLE Audioへの対応など、ワイヤレスと高音質を追求しながら、ノイズキャンセリング力も相変わらず高い。そしてAir 5 Proと比較して今回は外音取り込み時の音質もめちゃくちゃ上がっていると感じました。
パッケージと同梱内容
早速製品を見ていきたいと思います。Air 5 ProもVGP2025金賞でしたが今回の「+」もVGP2025 SUMMER金賞を頂いています。

同梱物はシンプル。マニュアル類、本体、TypeA-TypeCケーブル、イヤーチップ。

Air 5 Proはあっさり目立ったケース背面の「SOUNDPEARTS」マークが金縁で派手になりました。プレミアム感?!でしょうか。

ケース内部の構造は基本的に同じ。オーソドックスなスタイルでいいですね。

イヤホン自体の形状やデザインもチープさがなくて好印象。

Air 5 Proと比べてみましょう。左が今回のAir 5 Pro+です。ゴールドが強くなりましたね。比較するとやや派手なのでこれは好みかもしれません。個人的には悪くないです。

チャージャーもほとんど一緒。触った感触などにも違いはありません。フロント中央の「Hear the difference」の文字が逆に少し大人しくなり、よりイヤホン本体の輝きが強調されています。うん。プレミアム感。

驚きの「外音取り込み」と変わらず高い「ノイズキャンセリング力」
何と言っても本モデルの強みの一つはノイズキャンセリングです。通勤、通学のお供として抜群の使い勝手を発揮してくれます。

ノーマル
まずはノーマル。もっとも標準的なモードで外音も多少入ってきます。室内などで聴くときはこれで良いですし、外出時もちょっと危険な音を察知できるようにしておきたいな。という事であればノーマルにしておけば、大体の音は小さいながらもきちんと聞こえます。
外音取り込み
次は外音取り込みです。ほぼ全ての外音、声、環境音がはっきり聴こえるようになります。もはや音の質としてはイヤホンを付けていないときとほぼ一緒。音量だけが90%くらいの大きさで入ってくるという感じです。とてもナチュラルな外音の聴こえ方になるのに驚きました。

そして何より驚いたのは、流れている音楽の音質が落ちないことです。実は今回のAir 5 Pro+で一番驚いたのはここかもしれません。
普通、外音取り込みモードにすると肝心の再生されている音楽の質は犠牲になるものです。よくあるのはカスカス、シャカシャカになって音楽は聴こえるけど、どっちかというと外部の人との会話や環境音、放送音とかを確認するための一時的モードと扱われることが多いと思います。
でもAir 5 Pro+は違います。ノーマルモードと比べてほぼ音質劣化を感じないのです。変わったのはまさに外部の環境音の聴こえ方だけ。つまり音質性能が変わらないままオープンエアなイヤホンに付け替えたような感覚を味わえます。これは凄いと思いました。
ANC(ノイズキャンセリング)
そして本命のANCです。モードが4つから選べますが基本的には自動適応が良いと思います。

SOUNDPEARTSのノイズキャンセリングはAIが環境に合わせて自動的にノイズキャンセリングレベルを調整してくれるのです。電車の中ではゴーという低音はほぼゼロになり、電車が動いている音自体がわずかに残るかな?という低度。また人の声や高音域の音も相当低減され細く小さい音として消滅はしないんですが音楽を聴いていたらほぼ気づかないと思います。
電車以外でも、ざわざわしたショッピングモールでANCをオンにすると無人のモールを歩いているのかと思うくらいには効きが良いですね。
そしてこれまたSOUNDPEARTSの良いところはノイズキャンセリングオンの状態でもやっぱり音質劣化しないのです。ノーマルと比べてわずかに低域が強調されるような印象になりますが音質としての劣化は一切感じません。わずかな変化が気になるのであれば、プリセットイコライザーを変えればノーマルと同じ音を再現することも出来るでしょう。
今回のAir 5 Pro+ではノーマル、外音取り込み、ANC全てがほぼ音質劣化なく使えるようになったのが素晴らしいと思います。まさに「外の環境音をどの程度聞き取っておきたいか」という活動ニーズだけで選択すれば良いのです。もちろん何かに邪魔されたくなければずっとANCオンで良いと思います。
プリセットイコライザーが増えている?!
SOUNDPEARTSのプリセットイコライザーは種類は多いですが変化が少なく、悪く言えば面白みがないのですがよく言えば「現実的な微調整がプリセットだけで間に合ってしまう」というものです。
実際、普段音楽を聴いていて極端に低音を強調したいとか、極端に高域だけ上げたいなんて思う事はないと思うんですよね。なんとなくやや低域が物足りない、なんとなく曇っているように感じる、という音源ごとの不満を解消するレベルがちょうどいいと思うんです。SOUNDPEARTSのプリセットイコライザーはまさにそんな微調整に答えてくれます。
そしてAir 5 Pro+では一番下の2つ「HIFI」と「ACG」が選べるプリセットとして増えていました。

HIFIはやや音の厚みを増したような感覚で、文字通りのHiFi感を高めるというよりは強みを増すようなモードに感じました。ACGも音の粒立ちを強調するような印象で、他のプリセットに比べてもこの2つは特徴的なイコライザーだと思います。
低域がやや物足りないな。と思った時は「低音ブースト」を選ぶより「HIFI」を選ぶ方がしっくりくる気もしました。
具体的な周波数帯の調整はそれぞれのプリセット画像に薄く描かれているバーがまさに低域から高域までの調整を表していると思います。もちろん自動調整やカスタムイコライザーもあります。癖のある音源を自分好みに変えたい方はカスタムしていってもいいですね。

音のクオリティはしっかりUP
そしてもう一つの売りはやっぱり高音質。という事です。LDACやLE Audioに対応。

LDACオンにするとゲームモードやダイナミックEQが使えなくなるので、遅延を気にするゲームをプレイするときはオフにしておきたいですが、それ以外は基本オンで良いと思います。音の違いをどこまで聴きとれるか?はなかなかシビアな事もありますが、これらの高音質昨日は常にオンにしておくのがこのイヤホンの本領だと思います。
私のメインスマホはGalaxy Z Fold7ですのでLE Audioも問題なく対応しています。
Air 5 Pro+ と Air 5 Pro の違い

兄弟モデルなのでもちろん音の傾向は近いのですが、聞き比べてみるとやはり違いがあります。
Air 5 Proも十分な高音質だと感じましたが、Air 5 Pro+に換えると音のクリアさが増す印象です。比較するとAir 5 Proはやや音がざわつくような雑みを感じるのですが、Air 5 Pro+は各帯域の音がスッキリクリアになります。より一つ一つの音を解像感高く耳に届けてくれる感じ。高域が、ボーカルが、低域が何か特殊な感じで強調されるようなものではなく、あくまでフラットに「ああ、質が上がったな」と感じさせてくれます。
Air 5 Pro+ と Soundcore P30i との違い

手元にあったP30iとも簡単に比較してみました。もちろんP30iは価格帯が6,000円程度と2倍の差がありますのでAir 5 Pro+の方が高音質で当たり前。という前提は先に触れておきます。
その上で純粋な違いを見ると、これは解像感の違いかなと思いました。P30iではどうしても低域の輪郭が甘くなるところ、Air 5 Pro+では低域のドンドン、ボンボンという音にも輪郭があり解像感を持って再現されます。伴って全帯域の解像感も上がり情報量が高くなります。若干Air 5 Pro+は低域の量感が弱い傾向もありますが、フラットで必要十分なバランスで鳴っていると思いました。
その他機能
その他、Air 5 Proで搭載されいてる面白い機能もいくつかご紹介しておきます。
フィット感検出
耳にフィットしているかをテストしてくれる機能。

イヤホンを探す

イヤホンを落とした!忘れた!なんて時にイヤホンの居場所を教えてくれる機能です。近くにあるはずなんだけど見つからないなんて時には「音を再生」を選ぶと、外に聴こえるようなアラーム音が鳴ります。小さくて無くしやすい完全ワイヤレスイヤホンならではの機能ですね。
排水機能
そして新しく?排水機能なるものが登場していました。この機能をオンにすると何やら振動と音が鳴るのですが、水を含んでしまった時にこの音の振動で排水してくれるんでしょうか。あまり分かっていませんが興味深い機能です。

まとめ
ここまでざっとインプレッションをまとめてみました。
結論として言えることはAir 5 Pro+は「音もノイズキャンセリングも非常にクオリティが高く、そして更にその完成度を高めてきたモデル」だと感じます。超低遅延のゲームモードも搭載しているので外出先での音ゲーも十分楽しめますし、バッテリー持ち時間も長く非常に死角のないイヤホンになっています。
Air 5 Proとどちらが良いイヤホンですか?と聞かれればもちろん今回の「+」ですがあとは価格差をどう見るか?ですね。あまり差額なく買えるなら「+」。価格差が気になるなら「無印」という選択も悪くない。でもセールプライスも出ているので「+」行っちゃいましょう。というのが精神衛生上も良いと思います(笑)。いずれにせよ、どちらもとてもフラットで癖のないイヤホンとしておススメできます。
10%offクーポンコード:SPA5PLSPR14
対象商品: SOUNDPEATS Air5 Pro+
利用期間: 2025年10月27日(月) 9:01 ~11月20日(木) 20:00
※本クーポンコードは、Amazonのセール価格やクーポンと併用可能です。
通常価格:15,380円