Amazonブラックフライデーで最新世代の「fire tv stick 4K MAX」が3,980円になっていたので購入してみました。
外観チェック
さっそく開梱していきましょう。
中はこんな感じ。おしゃれな梱包ですね。前からこうでしたっけ?
内容物を取り出してみます。いつも同じ??感じだと思いますが、延長用のアダプタなど「あると便利」なものを一通り揃えてくれているのは当たり前ではあるんですが、最近その当たり前がなくなっているガジェットもありますのでありがたいです。
まず本体が少し大きくなってます。下はダイニングで使っている前世代のfire tv stick。
リモコンも変わりましたね。前は汎用パーツみたいな作りでしたが、しっかり専用リモコンという感じがしてきました。マイクボタンがアレクサマークに変わり、4つのサービスへのダイレクトボタンも付きました。地味なところですがミュートボタンは位置が変わって少し窪んでるんですよ。手探りで確実にミュート出来るようにっていう細かな気遣い?
ここまで細やかなのにUSB端子はいまだにmicro USBなんですね。まぁ、一度挿したら挿しっぱなしなのでユーザーに不便はありませんし、僅かでもコストを上げない為の判断なのかもしれません。
強化点は少し、でも買い替えコスパは十分?!
我が家の場合は旧世代のfire tv stickをダイニングのテレビで使っていましたが、4Kは持ってなかったんですよね。というのもLGの有機ELテレビ65C9Pに搭載されているアプリ群でおよその動画サービスは事足りていたのが正直なところ。でも、テレビのアプリは動作もモッサリだし、fire tv stickならTVerやAbemaなんかも観られるようになるし、何より3,980円で買えちゃうなら買っとくか!という感じでした。同じように4Kテレビを持っていて、他にApple TVなどを使われている訳ではないのであれば同じ感覚で買っちゃっても良いんじゃないでしょうか。
逆に既に前fire tv stick 4Kを持っている方は機能面では基本的に一緒なので、買い替えなくていいかな~って思われていると思います。もし買い替えを検討するとすれば下記に興味が沸くかどうか?でしょうか。
前世代4Kとの違い
- Wifi6に対応
- リモコンにPrimeなどのダイレクトボタンが搭載
- CPU/GPU/メモリが強化されて操作がヌルサクに
①WiFi6対応
4Kストリーミングの安定性に効果があると思いますので該当環境の方には価値があるでしょう。少しでもストリーミングが安定する可能性が高まるのは重要ですね。
②ダイレクトボタン
今はネトフリは解約してしまってて、DAZNも使っていないので私にとっては実質PrimeVideo&AmazonMusic用ボタンかなと。ただこれがちょっぱやで、Youtubeとか見てて即座にPrimeに飛べます。読み込み時間ほぼ無し。Primeをプライマリサービスに使っている方には堪らないショートカットだと思います。
③挙動強化
そして何と言っても挙動の改善。私が使っているfire tv stickとの違いはもちろんですが、前4Kと比較してもかなり速くなっているとの評判です。確かに、作品検索をしてだだだっと作品名をスクロールさせていくときに引っかかりがあるとイラってするんですよね。もうそれだけでちょっと萎えてついつい「戻る」ボタンを押してしまう事も。
ダイニングのfire tv stickもテレビの動画サービスアプリも、突っかかったり、カクってなるのはしょうがない。って思ってきたんですが、そこのヌルサクさが向上するならちょっと検討の余地ありです。
たったそれだけの為に買い替える必要はない。と考えるか、毎回×利用回数のストレスがぐっと下がる。と考えるかで評価が分かれますね。
少し話が変わりますが私はYoutubePremiumを契約してましてYoutubeのCMとは完全に決別してます。なのでたまに家族や友人のデバイスでYoutubeを観た時にCMが始まると猛烈にストレスを感じます。スキップ出来るまで待つという時間がめちゃくちゃ無駄だなーと。Youtubeは選んで1秒で視聴できるのが当たり前な体になっちゃいましたし、一度手にした快適さは二度と戻れないもんですね。一般的にWebサイトは数秒の読み込み時間で離脱する人がいると言います。Youtubeの広告10秒×視聴動画数なんて果てしない無駄だと思うので、毎日Youtubeを観る様な人は必ず契約した方がいいと思ってます。
そしてfire tv stick 4K MAXの「ヌルサク」感も同じだと思います。「検索」ってほぼ必ず行う作業でしかも最終目的ではありません(検索作業をしたい為に使う訳ではない)ので、そんな操作はヌルサクにしといてくれよ。って話なんですが、そこに意外と負荷が掛かるのでイラっとする引っ掛かりやもっさりしたカーソル移動になるんですよね。そのストレスが低減されて、サクサク検索や移動が出来るようになるのって意外と重要じゃない?と思います。
もちろんそこに幾ら出せるか?ですが、正直一括3,980円なら乗り換えとくか!って判断は十分アリな気がします。
HDR&ドルビーアトモスチェック
我が家ではAVアンプにfire tv stick 4K MAXを接続する事にしました。入力ソースの選択で自動的に「Fire TV Stick」と出てきたのは「おお!」と思いましたね。ソース名の登録が不要でした。
起動して初期セットアップを始めたんですがソフトウェアアップデートをインストールする時に右上に「Dolby Vision」の表示が。え!ここからもうドルビービジョンなの?!と驚きました。
ははーん。これは強制ドルビービジョンで、本来普通のSDコンテンツなのにHDR化してるやつだなと。設定画面を見に行くとありました。ダイナミックレンジの設定で「常にHDR」が選ばれています。PS5も強制HDRを掛けられるのと同じですね。
で、SDRコンテンツを強制HDRにして意味あるのか?と思われるかもしれませんが、意味はあるんですよ。それこそPS5でもそうでしたがメニュー画面もメリハリがでてピシっと引き締まります。なので嫌じゃなければ「常にHDR」でいいと思います。
ただ、fire tv stick 4Kの場合これが「強制ドルビービジョン」になるんです。強制HDRと何か違ってくるんでしょうかね??
例えば普通のHDR10信号の動画コンテンツを再生します。強制HDRオフなら普通に「HDR」モードに。
でも強制HDRをオンにしていると、これすらドルビービジョンになります。
正直見た目の違いはほぼないと思います。実際HDR10コンテンツのモードをドルビービジョンにしただけで高画質化されてる訳でもないでしょうし、逆に映像に不具合が出なければこれでもいいかな。と思いました。
1つメリットがあるのは、AVアンプからの信号で普段はPS5に最適なHDRモード設定をしているので、fire tv stick 4K MAXの場合はそれとは異なるドルビービジョンの映像モードで微調整しておくことが出来ます。ゲームはPS5に最適化したHDRで。映像はfire tv stickに最適化したドルビービジョンでパラメータ設定しておけば、都度切り替える必要がなくなるのは便利ですね。結果論ですが、映像モードの切り替え無しでいい感じの使い分けが出来るのは助かります。
そしてドルビーアトモスコンテンツできちんとドルビーアトモス対応出来る事も確認出来ました。我が家のAVアンプはMarantzのSR8015です。
詳細フォーマットを見てみると「ドルビーアトモスDD+」でした。ネイティブじゃないですけど、まぁここはしょうがないですね。
その他、オーディオ/ビデオの診断というとろで対応フォーマットチェックが出来ます。我が家の環境では必要な仕様は全て満たしていました。
まとめ
最強を目指すならApple TVと言われますが、fire tv stickの弱点だった挙動も改善されてきました。もちろんApple TVのコンテンツも視聴できますし、むしろfire tv stickならTVerが観られるなどコンテンツが豊富です。
4K&ドルビービジョン&ドルビーアトモスにも対応しているfire tv stick 4Kが更にヌルサクになってPrimeのダイレクトボタンなども付いて3,980円ですから、とりあえず買っとくというのもアリだと感じました。
- 「4K」を持っていない人は「MAX」 6,980円でも価値があると思いますが、3,980円ならマストバイでしょう。
- 「4K」を持ってる人は6,980円で乗り換える価値はない気がしますが、ブラックフライデーの3,980円なら行っといてもいんじゃないでしょうか。