さて、Xperia アンバサダーミーティング 4記事目は Xperia Z3の「本体」「ディスプレイ」「基本機能」についてさらってみましょう。
●本体
本体サイズは、シリーズ比較で下記のようになっています。
Z1 144mm×74mm×8.5mm 171g ディスプレイ5インチ
Z2 147mm×73mm×8.2mm 163g ディスプレイ5.2インチ
Z3 146mm×72mm×7.3mm 152g ディスプレイ5.2インチ
着実に幅は短く、厚みは薄く、重さは軽くなってきています。縦の長さだけ、Z1から一度長くなっていますが、これはディスプレイサイズが上がった為です。とはいえ、微妙な変化ですからここは頑張って縦の長さも維持あるいは短く頑張って欲しかったところです。
Z1とZ3の比較。Z3の方がスリムになっているのが分かりますね。
重さについては、Z1と持ち比べると一瞬で分かるほど軽くなっています。Z1はどうしても長く持っていると疲れてくる重さがありましたが、.Z3ではかなり軽減されそうです。
色は4色。ホワイト、シルバーグリーン、カッパー、ブラックです。ベゼル部は基本的に黒ですが、ホワイトのみ前面ベゼルも白くなっています。代表的な色だったパープルがなくなった事で残念に思う方もいるでしょうが、新色のグリーンとカッパーはどちらも素晴らしく、どの色も甲乙つけがたい魅力を感じました。私はベゼルの白を待ち望んでいたのでホワイトを買う予定です。
シリーズを通して貫かれているオムニバランスデザインで、一枚板、シンメトリー、という一貫した美しさがあります。
一方、側面はラウンド化され薄いながらも持ちやすく、四隅は樹脂製になり落下時の衝撃吸収も考えられている優れもの。カメラ部も当然出っ張っていません(笑)
本体デザインの美しさ、完成度、という意味では他のスマートフォンと比較しても抜群なんじゃないでしょうか。
●ディスプレイ
ディスプレイ部もシリーズを通して拘られています。よりVividに、より明るくなっています。特に輝度については他機種と比べてもかなりの明るさになっているようです。
撮影自体に問題もあるので分かりづらいですが、かなりZ3は明るくなっています。一方、明るさを最低に落とすと逆にZ3の方が暗くなりました。かなりレンジの広い設定が出来ます。
Z3で色温度は高めに振られており、従来より青みが強い印象です。どうしても好みに合わない場合は多少ホワイトバランスでいじってもいいかもしれませんね。
ディスプレイ部の見直しにより、バッテリー持ちもかなり向上したとの事です。
下記スライドの数値は私が先日掲載した記事のものと同じですね。つまりA社とはiPhone6の事であり、B社とはGALAXY S5の事だと分かります。この調査結果に基づくならZ3はZ1の2倍以上持つ事になっていますので本当に期待大です。
●PS4リモートプレイ
当初よりZ3の売り文句の一つでもあり、且つほとんどのユーザにとって使われる可能性が少ないであろう機能です(笑)
私はPS4も持っていますし、Vitaでのリモートプレイも体験済みですのでイメージは湧きますが、それでもやっぱりあまり使わない機能になるでしょう。
実際にプレイしてみると、画面は非常に高精細、操作も全く問題なく、機能としては優秀だと思いました。特に色々操作をしてテレビモニタとの誤差を見てみましたがラグは全くありませんでした。
●その他注目の機能
イベントでの各セッションでは触れられませんでしたが、幾つか面白い機能が搭載されています。
▼スマート画面回転
ゆっくり回転させると縦画面固定。素早く回転させると画面が回転します。寝ながら利用する時に勝手に画面が回転するのを防ぐ機能です。
SHARPのグリップマジックは両側から挟むように持つ(=片手持ち)時は自動回転しないようにする。という機能でしたが、本機では加速度センサーを使って制御しているところが違いです。
素早く回転させるとご覧のとおり横モードになります。1秒以内に回転させる感じでしょうか。
2秒くらいかけてゆっくり回転させると縦画面のまま固定されました。
この機能だけでは必ず上手くいくとも限りませんので、絶対にメールやネットは横画面では利用しない!という事であれば、自動回転ロックのアプリを併用すると更に快適になると思います。
▼スマート着信操作
Z2から搭載されている機能です。電話がかかってきた時、本体を耳に当てるだけで通話状態になります。いちいち通話時にスワイプ操作をする必要がないので非常にスマートですよね。
▼スマートバックライト
これもZ2から搭載されている機能。端末を持っている時はディスプレイを消灯しない機能です。動画を観たり、電子書籍を読んだりする際に、しばらく操作しないと勝手に消灯して不便な事がありますが、それを防ぐ機能ですね。手を放して置いておくと標準設定どおりで消灯するので、無駄な電力消費も抑えられます。これもとてもスマートな機能です。
アプリ毎に自動消灯を防ぐアプリもありますが、これがあればもう設定アプリは不要かもしれませんね。
という訳で、今回は本体、ディスプレイ、その他機能をドドンと紹介してみました。