以前から試しに遊んでみたいと思っていたトイドローンを買ってみました。
ガチのドローンは飛ばすのに法的な規制も多いのでハードルが高いのですが重量200g未満のドローンであれば、基本的に法律には引っかからないので本当に危険な場所を除けば自由に遊ぶことが出来ます。
別に本気で「空撮映像編集したい」とか「レースをしたい」とかではないので、室内や近所で遊んでみるのに最適なものはないかなぁ。と、しばらく調べてたんですよね。
折角遊んでみるなら色んな機能に対応してる方がいい。と思って、選んだ条件はこちら。
1.200g未満のトイドローン
2.1万円以下で買える事
3.写真と動画撮影が出来るカメラ付き
4.FPV(スマホでリアルタイムに映像を確認できる)に対応している事
5.更にVRに対応している事
VRに対応している=コクピット視点でまさに自分が空を飛んでいるようなドローン体験が出来る。という事で、VR好きな私としてはとにかくこれがやってみたかったんです。
そして全ての条件をクリアするドローンとして選んだのがこちら。
MJX X400W
トイドローンはバッテリー満充電でも10分も持たないものばかりなので予備バッテリーも必須。という事でバッテリーも合わせて購入。
これだけ揃って1万円以下で買う事ができました。なんというコスパ。
そして到着したのがこちら。思ったより大きい!
安いのにこのサイズとデザインはなかなかお得感を感じさせます。いいじゃん!
本体 90g
充電 約120分
飛行時間 約9分
最長操作距離 60~80m
WiFi周波数 2.4GHz(日本でもOK)
バッテリー×1同梱
予備のローター付属
と必要十分なスペック
ワクワクしながら早速ローターガードを付けてみます。割とイカす。
電源を入れると赤と青のLEDが点灯。やべー。とても6,000円そこそことは思えないカッコよさ。
予備に買ったバッテリーも同時充電できる充電アダプタが付いていて親切。一気に充電しておけば1時間近く遊べますね。
コントローラーにスマホを装着したところ。やっぱり空からのリアルタイムな映像を見ながら操作できるFPVはドローンのロマンとしては必須でしょう。
もちろんスマホだけで操作する事も出来ます。でもコントローラーの方が圧倒的に操作しやすい予感。
そして、何と言っても期待していたのはVR対応!ゴーグルは以前購入した2,000円弱のスマホ用ゴーグルでOK。まさに操縦席目線の空の旅を実現か!
早速室内で試運転しましたが、これが想像を上回る難しさ(笑)
まずもって本機は気圧センサー非搭載なのでオートホバリングに対応していません。これは初心者にはかなりつらい。オートホバリング対応していれば操作しなくても一定の高さを維持してくれて多少ドローンを押しても勝手に元の高さに戻ってくれます。でもオートホバリングに対応していないとずーっとコントローラーで高さを微妙に調整しないといけません。しかも100g程度の本体だと室内に巻き起こるローターの風による反射風で煽られてとても不安定。とにかく細やかな操作で機体の状態を保つのに必死でVRどころではありません。
何となく操作が出来るようになったので子供たちにゴーグルを付けさせて、自分はドローンを見ながら操作。「おお、飛んでる!」という子供が羨ましくて自分もゴーグルをつけてみましたが、到底ゴーグルを被ったVR状態で離陸~操作する事は不可能。あっという間に壁に当たって落ちます。
うん。これは一度外で練習した方がいい。と思って近所の公園に持って行ってみました。幸い誰も公園にいなかったので練習するにはちょうど良かったです。
やっぱり外だと煽られるものもぶつかるものもないのでとても快適です。
操作はまだまだおぼつかないですがグングン上昇して小さくなるドローンを見たり、結構なスピードで飛ばすことも出来てこれは楽しいかも!と色々試していたんですが、なぜかカメラが動作しません(スマホに映りません)でした。
あれ?おかしいなぁ。と思いながら息子にコントローラーをバトンタッチして、スマホの設定やらをいじってました。
でもこれが大失敗。
「わーい!」と楽しくドローンを上昇させた息子でしたが、ほとんど操作に慣れていなかったため、全く制御する事ができず木の上に落下。
ずざざざざっ!という音とともに木の枝に引っかかってしまいました。
それもめっちゃ高い場所・・・
到底取る事ができず、ボールを投げて落とすことを試みましたが全くぶつけることが出来ません。その後公園に遊びに来た子供たち、親子連れなどが次々とドローン救出にトライしてくれました。
野球経験のあるお父さん。ボールに紐を付けて枝に引っ掛ける方法を提供してくれたお父さん。ガチ野球少年による投球。サッカー少年によるボールキック。テニス少年少女によるサーブ。などもうあらゆるご近所支援。
東京にもこんなにも暖かい人たちがいたのか。と感謝と感激と反省が入り混じる数時間。
挙句には助けてくれようとした人のサッカーボールが今度は枝に引っかかって落ちてこなくなったりと2次災害、3次災害も引き起こし、最後にはうちの奥さんにこっぴどく怒られてしまいました・・・。
ということで、初めてのトイドローン購入は、ドローンの楽しさ、難しさ、事故など全部を一日で経験する事になりました。
今回の反省を踏まえ、次はまず「オートホバリング対応」しているものを選ぼうと思います。いや、正直FPV対応&ホバリング対応のコクーンと迷ったんですよね~。でも今回は価格とVR対応を優先させてしまいました。
もうドローンの世界はびっくりするくらい沢山の種類が出ていますので、色々自分のやりたいことを優先付けして選定するのがいいですね。私は失敗もしましたが、ちゃんと広い場所で練習してもう一度操縦席体験にチャレンジしたいと思います!懲りない!